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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AB63

有価証券報告書抜粋 株式会社吉野家ホールディングス 業績等の概要 (2017年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当社グループでは、10年先を見据えた長期ビジョン「NEW BEGINNINGS 2025」の実現を目指し、当期より「新3ヵ年中期経営計画」を始動いたしました。当期を含むファーストステージの3年間は、セカンドステージ以降における成長のシーズを生み出す3年間と位置付け、「ひと・健康・テクノロジー」をキーワードに、「飲食業の再定義」を目指し、これまでの飲食業になかった新しい価値創造にチャレンジしてまいります。当期は、まず既存事業の収益性改善に向け、各セグメントにおいて新商品開発、店舗オペレーション改善、新たなマーケティング手法の導入等を行っております。また、国内において、はなまるを中心とした出店による成長・規模拡大を進めております。
これらの結果、当連結会計年度(2016年3月1日から2017年2月28日まで)の連結業績は、連結売上高が1,886億23百万円(前年同期比1.6%増)、連結営業利益は18億65百万円(前年同期比15.6%増)、連結経常利益は27億50百万円(前年同期比17.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億48百万円(前年同期比49.1%増)となりました。

セグメント概況につきましては、次のとおりであります。

[吉野家]
売上高は、972億81百万円と、対前年同期比1.8%の増収となりました。
増収の主な要因は、4月に「豚丼」を復活販売し、5月には「吉呑み」の店舗を拡大したこと、10月には初めての大型コラボレーション企画として「スーパーフライデー」キャンペーンを実施し、今までご利用機会のなかったお客様にも多くのご利用をいただいたこと、また、11月には冬の定番商品として、半日分の野菜が摂れる「牛すき鍋膳」とともに、地域限定メニューとして地域特性を活かした5種類の「ご当地鍋」を、1月には6種類の野菜が摂れるシールド乳酸菌入りの「新とん汁」を販売しご好評をいただいたことによります。引き続き、品質にこだわり、お客様にご支持いただける商品の開発に努めてまいります。販売促進施策につきましては、「築地一号店物語」として、1959年当時の吉野家一号店である築地店をテーマとしたテレビCMをシリーズ化して実施いたしました。長期ビジョン「NEW BEGINNINGS 2025」実現の一環として、新しいサービススタイルの検証を開始し、店舗の改装、スマートフォンによる「デジタルボトルキープサービス」の導入を進めました。前期末に全店導入したTポイントを活用したお客様の動向分析とあわせて、お客様のニーズにお応えしてまいります。また従業員の労働環境整備については、動画を利用した教育評価システムの導入、ロボット技術の導入による作業負荷の軽減など、様々な取組みを開始しております。増収および売上原価低減により、セグメント利益は38億35百万円と、対前年同期比25.6%の増益となりました。同期間の店舗数は36店舗を出店し、17店舗を閉鎖した結果、1,207店舗となりました。

[はなまる]
売上高は、238億80百万円と、対前年同期比11.0%の増収となりました。
増収の主な要因は、積極的な出店に伴う店舗数の増加によります。駅前や駅ナカなどへの新立地およびショッピングセンター内への出店を引き続き進めてまいります。季節商品として、6月にとろろと海鮮松前漬けを組み合わせた「海鮮松前ぶっかけ」、8月には涼感を感じていただける冷たい出汁にオクラと針生姜を入れた「はなまる冷だしうどん」を販売いたしました。10月には、昨年ご好評をいただきました「酸辣湯うどん」「鶏とトマトの酸辣湯うどん」「明太生姜玉子あんかけ」を販売いたしました。また、1月には美容・健康をサポートするアスタキサンチン入りとなる「四川風担々うどんフェア」として、濃厚豆乳クリームを使用した「濃厚豆乳担々うどん」と本格派の花椒を使用した「痺れ汁なし担々うどん」を販売いたしました。全店規模の大型販売促進として、うどんをご注文いただいたお客様に期間中毎日天ぷらが1品無料となる「天ぷら定期券」企画を実施したことにより、客数について10月以降回復基調となりました。しかしながら、既存店売上高が前年未達となったことや、出店増に伴う販管費増などから、セグメント利益は9億37百万円と、対前年同期比19.0%の減益となりました。同期間の店舗数は52店舗を出店し、10店舗を閉鎖した結果、432店舗となりました。


[アークミール]
売上高は、229億79百万円と、対前年同期比5.7%の減収となりました。
上期は、「ステーキのどん」においては、ボリュームを訴求した新商品「3代目横綱ハンバーグ」の販売を開始し、同時にハンバーグ200gのおかわり無料キャンペーンや、ステーキ食べ放題キャンペーン等を実施し、お客様からご好評いただきました。また、「どん亭」においては、季節限定商品「牛たんしゃぶしゃぶ」「うな重」を販売し、「フォルクス」においては、数量限定で約2ポンドの「プレミアムボーンステーキ」を販売し、「どん亭」と「フォルクス」においては、8月から10分100円飲み放題キャンペーンも実施いたしました。下期は、10月からは「フォルクス」では初の試みとなる「ステーキの食べ放題」をスタートし、「ステーキのどん」についても半期に1度開催から毎月開催に変更して、各店舗、各月1度の「ステーキ食べ放題イベント」を開催いたしました。また、「どん亭」においては、店舗限定マグロの解体ショー、季節限定商品「みぞれだししゃぶしゃぶ」を販売いたしました。しかしながら、全業態の客単価減少としゃぶしゃぶ業態における競争の激化による「どん亭」の客数減少の影響等で減収となり、セグメント利益は1億35百万円と、対前年同期比47.3%の減益となりました。同期間の店舗数は2店舗を閉鎖した結果、184店舗となりました。

[京樽]
売上高は、256億82百万円と、対前年同期比2.8%の増収となりました。
増収の主な要因は、ご好評をいただいている「中巻セール」「まぐろ頭肉フェア」「(赤皿)99円セール」等を効果的に実施したこと等によります。また、回転寿司業態では、野菜と鮮魚を合わせた商品の取組みや、産地指定した旬の食材を用いた商品を販売するなど差別化を図りました。さらに、炊飯システムについては、老朽化による生産コスト高と生産量限界等の課題を一掃するべく刷新いたしました。しかしながら、当期より出店を加速させている「海鮮三崎港」を19店出店したことによる出店費用の増加や海産物及び米の価格上昇による原価上昇等により、セグメント利益は72百万円と、対前年同期比74.9%の減益となりました。同期間の店舗数は25店舗を出店し、11店舗を閉鎖した結果、329店舗となりました。

[海外]
売上高は、166億6百万円と、対前年同期比5.2%の減収となりました。
米国や中国においては、既存店売上高が好調に推移しているものの、当期の円高の影響により減収となりました。しかしながら、米国において食材価格が低下したこと等から、セグメント利益は9億13百万円と、対前年同期比63.9%の増益となりました。同期間の店舗数は94店舗を出店し、36店舗を閉鎖した結果、733店舗となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、換算差額を加え、期末残高は229億41百万円(前連結会計年度は184億98百万円)となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは101億4百万円の収入(前連結会計年度は4億33百万円の収入)となりました。これは主として、減価償却費(59億15百万円)、たな卸資産の減少額(30億41百万円)によるものであります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、65億26百万円の支出(前連結会計年度は123億65百万円の支出)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出(76億99百万円)、有形固定資産の売却による収入(30億48百万円)によるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、10億85百万円の収入(前連結会計年度は38億43百万円の収入)となりました。これは主として、長期借入れによる収入(117億20百万円)、長期借入金の返済による支出(84億68百万円)、配当金の支払額(12億95百万円)によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03153] S100AB63)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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