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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007X1L

有価証券報告書抜粋 株式会社図研 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
①当連結会計年度の概況
当連結会計年度の経済環境は、期前半においては、景気減速の懸念を抱えながらも、米国とわが国を中心にゆるやかな回復基調で推移しておりましたが、期後半においては、中国経済の減速が鮮明となるなど海外景気が下振れし、先行きの不透明感がより一層増してまいりました。
当社グループの主要なお客さまであるエレクトロニクス製造業、自動車関連・産業機器製造業におきましては、一部で設備投資に改善の動きが見られたものの、景気動向の不透明感の高まりから、期後半になって設備投資の抑制の動きが広がってきました。
このような中にあっても、当社グループは、日本、欧米、アジアのそれぞれの地域に最適なソリューションを提供する「真のグローバルカンパニー」を目指し、将来のビジネス拡大に向けた投資を積極的に行ってまいりました。当連結会計年度の主な取り組みは、次のとおりであります。

(ⅰ) エレクトロニクス製造業の分野では、国内外において、主力製品である電気設計システム「CR-8000 Design Force」の拡販に引き続き注力してまいりました。また、国内の投資としては、電気設計システムで競合関係にあった事業を買収し、顧客基盤のさらなる拡大を図りました。さらに、米国シリコンバレーでは、「Zuken SOZO(創造)Center」を中心に、販売促進活動を継続的に粘り強く展開してきた結果、電子機器の企画・開発を行う世界規模の大手企業に当社製品の導入が着実に進んでまいりました。これにより中長期的には、まず米国での事業基盤の強化を図り、次に米国企業の製造拠点が集まるアジア新興国市場への販路拡大を目指してまいります。

(ⅱ) 自動車関連・産業機器製造業の分野では、製品に搭載される電子機器が増加し、これらをつなぐ配線設計の重要性が高まっており、こうしたニーズに向けて、国内では、輸送用機器向け配線設計システム「Cabling Designer」や「Harness Designer」の拡販に注力してまいりました。またアジアでも、現地法人が本格的に営業を始めたインドにおいて、「Cabling Designer」を中心に販売が堅調に推移いたしました。さらに米国では、輸送用機器・産業機器向けの配線設計システム「E3.series」のパートナー企業を買収し、販売体制の強化を図りました。一方、開発面におきましては、製品の企画・構想段階の設計が製品の競争力を左右する重要なものとなってきているため、日本とドイツの拠点が連携し、これらの設計を支援する次世代の自動車電装設計システム「Architecture Planner」を開発いたしました。

(ⅲ) 製造業の分野を問わず様々なモノづくり企業に向けたソリューションとしては、設計情報を管理するインフラシステムの機能を拡充し、積極的に拡販してまいりました。特に、電気設計データを管理するインフラシステム「DS-2」や、それをパッケージ化し、短期間に導入可能とした「DS-2 Expresso(エクスプレッソ)」の拡販に注力いたしました。さらに当社グループは、これらの情報管理システムを、電気設計データのみならず、配線設計データ等の様々な設計データに対応させ、これまで対象としてこなかった新しい顧客層へ拡販してまいります。

②当連結会計年度の業績
(連結業績)
売上高:219億5千2百万円(前期比 3.1%増)
経常利益:7億5千1百万円(前期比 35.6%減)
親会社株主に帰属する
当期純利益
:2億7千万円(前期比 46.8%減)

以上の取り組みにより、当連結会計年度の売上高は、前期を上回る結果となりました。これは、ITソリューションの売上は前年を下回ったものの、主力製品である電気設計システム「CR-8000 Design Force」の販売が好調なことや、クライアントサービスの売上が堅調に推移したことによるものです。
また、利益面につきましては、将来のビジネス拡大に向けた製品開発を加速させたことから、経費が増加したため減益となりました。

基板設計ソリューションの主な製品CR-8000 Design Force
CR-8000 DFM Center
CR-5000 Board Designer
回路設計・ICソリューションの主な製品CR-8000 Design Gateway
CR-8000 System Planner
Architecture Planner
E3.series
Cabling Designer
Harness Designer
CR-5000 System Designer




ITソリューションの主な製品プリサイト ビジュアル ボム
PreSight visual BOM
DS-2
エクスプレッソ
DS-2 Expresso

(セグメントの業績)
報告セグメントの業績につきましては、次のとおりであります。
・日本
回路設計・ICソリューション及びクライアントサービスの売上が順調に推移したことなどから、売上高は159億8千7百万円(前期比 3.0%増)となりました。営業利益につきましては、新製品に係る研究開発費の増加などから7億4千2百万円(前期比 32.5%減)となりました。
・欧州
基板設計ソリューションの売上が順調に推移しましたが、欧州通貨安の影響を受け、円貨ベースの売上高は50億9千5百万円(前期比 0.1%増)となりました。営業損益につきましては、現地通貨ベースの売上増加などにより、営業損失1億8千5百万円(前期は営業損失2億3千万円)となりました。
・米国
クライアントサービスの売上が順調に推移したことなどから、売上高は12億5千万円(前期比 7.3%増)となりました。営業損益につきましては、他セグメントからの仕入高が増加したことや、事業買収に伴うのれん償却費の増加などにより営業費用が増加したため、営業損失1億9千1百万円(前期は営業損失1億2千9百万円)となりました。
・アジア
韓国ではITソリューションの売上が順調に推移し、東南アジア及びインドにおいて回路設計・ICソリューションの売上が大きく伸びたことなどから、売上高は15億7千1百万円(前期比 21.9%増)となりました。営業利益につきましては、売上高の増加などから4億1千1百万円(前期比 48.1%増)となりました。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動で2億9千9百万円増加し、投資活動で7億7千9百万円、財務活動で7億1千6百万円の支出となったことから、前連結会計年度末に比べ13億7千4百万円減少し、当連結会計年度末は126億7千1百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、2億9千9百万円(前期比 12億8千5百万円減)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益7億1千6百万円(前期比 4億1千3百万円減)の計上、減価償却費7億1千万円(前期比 4千8百万円減)、売上債権の減少額4億6千8百万円(前期は8億1百万円の増加)などの増加要因と、英国子会社が有する年金基金への拠出などによる退職給付に係る資産又は負債の減少額15億9千1百万円(前期は3億3千9百万円の増加)などの減少要因との差引合計によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、7億7千9百万円(前期は3億8千4百万円の収入)となりました。これは主に固定資産の取得による支出6億7千3百万円(前期比 5千3百万円増)、事業譲受による支出1億
2千7百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、7億1千6百万円(前期比 4億2千1百万円増)となりました。これは主に配当金の支払額6億9千7百万円(前期比 3億7千2百万円増)によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01966] S1007X1L)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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