有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005734
株式会社宮崎銀行 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)
当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。
なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループが判断したものであります。
1経営成績の分析
(1)主な収支(連結損益計算書)
資金利益は、貸出金利息および有価証券利息配当金など資金運用収益が増加したことから、前連結会計年度に比べ1,444百万円増加して31,189百万円となりました。
役務取引等利益は、支払ローン関係手数料の増加により役務取引等費用が増加したことから、前連結会計年度に比べ249百万円減少して4,186百万円となりました。
その他業務利益は、債券関係損益が増加したことから、前連結会計年度に比べ304百万円増加して1,455百万円となりました。
以上により、連結粗利益は、前連結会計年度に比べ1,499百万円増加して36,831百万円となりました。
経常利益は、営業経費が増加しましたが、株式等関係損益が増加したことから、前連結会計年度に比べ2,177百万円増加して12,808百万円となりました。当期純利益は、前連結会計年度に比べ638百万円減少して6,238百万円となりました。
前連結会計年度 (百万円)(A) | 当連結会計年度 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | ||
資金利益 | ① | 29,745 | 31,189 | 1,444 |
うち資金運用収益 | 31,759 | 33,126 | 1,367 | |
うち資金調達費用 | 2,014 | 1,937 | △77 | |
役務取引等利益 | ② | 4,435 | 4,186 | △249 |
うち役務取引等収益 | 7,574 | 7,637 | 63 | |
うち役務取引等費用 | 3,138 | 3,451 | 313 | |
その他業務利益 | ③ | 1,151 | 1,455 | 304 |
うちその他業務収益 | 6,540 | 6,637 | 97 | |
うちその他業務費用 | 5,388 | 5,181 | △207 | |
連結粗利益(=①+②+③) | ④ | 35,332 | 36,831 | 1,499 |
営業経費 | ⑤ | 25,086 | 25,769 | 683 |
その他経常損益 | ⑥ | 385 | 1,746 | 1,361 |
うち株式等関係損益 | 834 | 1,979 | 1,145 | |
うち貸倒償却引当費用 | 1,555 | 1,376 | △179 | |
うち貸倒引当金戻入益 | ― | ― | ― | |
経常利益(=④-⑤+⑥) | 10,631 | 12,808 | 2,177 | |
特別損益 | △75 | △89 | △14 | |
税金等調整前当期純利益 | 10,555 | 12,719 | 2,164 | |
法人税、住民税及び事業税 | 1,050 | 4,815 | 3,765 | |
法人税等調整額 | 2,102 | 1,173 | △929 | |
少数株主利益 | 525 | 491 | △34 | |
当期純利益 | 6,876 | 6,238 | △638 |
(注)貸倒償却引当費用=貸出金償却+一般貸倒引当金繰入額+個別貸倒引当金繰入額+偶発損失引当金繰入額
+バルクセール売却損+その他
連結業務純益 | 9,922 | 12,200 | 2,278 | |
連結業務純益(一般貸倒引当金繰入前) | 10,535 | 11,605 | 1,070 |
(注)連結業務純益=単体業務純益+子会社経常利益-内部取引
(2)貸倒償却引当費用
貸倒償却引当費用は、企業の倒産等が比較的落ち着いた水準で推移したことから、前連結会計年度に比べ179百万円減少して1,376百万円となりました。
前連結会計年度 (百万円)(A) | 当連結会計年度 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | ||
貸倒償却引当費用 | 1,555 | 1,376 | △179 | |
うち貸出金償却 | 313 | 135 | △178 | |
うち一般貸倒引当金繰入額 | 613 | △595 | △1,208 | |
うち個別貸倒引当金繰入額 | 568 | 1,671 | 1,103 | |
うち偶発損失引当金繰入額 | △96 | △14 | 82 | |
うちバルクセール等売却損 | 9 | 59 | 50 | |
その他 | 147 | 120 | △27 |
(3)債券関係損益
債券関係損益は、売却損の減少により、前連結会計年度に比べ407百万円増加して48百万円のプラスとなりました。
前連結会計年度 (百万円)(A) | 当連結会計年度 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | |
債券関係損益 | △359 | 48 | 407 |
うち国債等債券売却益 | 236 | 294 | 58 |
うち国債等債券売却損 | 284 | 13 | △271 |
うち国債等債券償還損 | 253 | 232 | △21 |
うち国債等債券償却 | 57 | ― | △57 |
(4)株式等関係損益
株式等関係損益は、売却益が増加したことから、前連結会計年度に比べ1,145百万円増加して1,979百万円のプラスとなりました。
前連結会計年度 (百万円)(A) | 当連結会計年度 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | |
株式等関係損益 | 834 | 1,979 | 1,145 |
うち株式等売却益 | 1,078 | 2,095 | 1,017 |
うち株式等売却損 | 243 | 45 | △198 |
うち株式等償却 | ― | 70 | 70 |
2財政状態の分析
(1)貸出金
貸出金は、法人貸出を中心に、個人貸出、公金貸出ともに増加し、前連結会計年度末に比べ118,710百万円増加して1,663,404百万円となりました。
なお、個人ローン等貸出金〔単体〕は、住宅ローンの増加等により前連結会計年度末に比べ35,465百万円増加して480,247百万円となりました。
前連結会計年度末 (百万円)(A) | 当連結会計年度末 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | |
貸出金残高(末残) | 1,544,694 | 1,663,404 | 118,710 |
前事業年度末 (百万円)(A) | 当事業年度末 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | |
貸出金残高(末残)〔単体〕 | 1,549,064 | 1,667,549 | 118,485 |
うち中小企業等貸出金 | 1,070,694 | 1,182,937 | 112,243 |
うち個人ローン等貸出金 | 444,782 | 480,247 | 35,465 |
うち住宅ローン | 410,583 | 441,201 | 30,618 |
(金融再生法開示債権の状況)
(参考)
金融再生法開示債権および引当・保全の状況は以下のとおりであります。
金融再生法開示債権は、前連結会計年度末に比べ3,259百万円減少して39,114百万円となりました。
開示債権比率は、前連結会計年度末に比べ0.38ポイント低下して2.32%となりました。
債権区分別では、破産更正債権及びこれらに準ずる債権が1,092百万円、危険債権が1,218百万円、要管理債権が948百万円、それぞれ減少しております。
当連結会計年度末の開示債権の保全状況は、開示債権39,114百万円に対し、引当金による保全が9,950百万円、担保保証等による保全が18,012百万円で、開示債権全体の保全率は、前連結会計年度末に比べ0.95ポイント上昇して71.49%となっております。
不良債権処理に関しましては、今後とも積極的に償却・売却等による最終処理、または再生可能な先の正常化を図ることで、不良債権を削減したいと考えております。
金融再生法開示債権[連結]
前連結会計年度末 (百万円)(A) | 当連結会計年度末 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | ||
破産更生債権及びこれらに準ずる債権 | ① | 3,408 | 2,316 | △1,092 |
危険債権 | ② | 24,607 | 23,389 | △1,218 |
要管理債権 | ③ | 14,356 | 13,408 | △948 |
小計(=①+②+③) | ④ | 42,373 | 39,114 | △3,259 |
正常債権 | ⑤ | 1,522,297 | 1,642,742 | 120,445 |
合計(=④+⑤) | ⑥ | 1,564,670 | 1,681,856 | 117,186 |
開示債権比率(=④/⑥) | 2.70% | 2.32% | △0.38% |
保全額 | ⑦ | 29,893 | 27,963 | △1,930 |
うち貸倒引当金 | 9,279 | 9,950 | 671 | |
うち担保保証等 | 20,614 | 18,012 | △2,602 |
保全率(=⑦/④) | 70.54% | 71.49% | 0.95% |
(2)有価証券
有価証券は、その他の証券の増加等により、前連結会計年度末に比べ96,499百万円増加して776,216百万円となりました。
前連結会計年度末 (百万円)(A) | 当連結会計年度末 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | |
有価証券 | 679,717 | 776,216 | 96,499 |
うち国債 | 291,792 | 288,187 | △3,605 |
うち地方債 | 122,261 | 132,656 | 10,395 |
うち短期社債 | ― | ― | ― |
うち社債 | 161,334 | 169,540 | 8,206 |
うち株式 | 37,450 | 52,807 | 15,357 |
うちその他の証券 | 66,878 | 133,024 | 66,146 |
(3)預金
預金等は、法人預金、個人預金が増加し、前連結会計年度末に比べ110,519百万円増加して2,187,515百万円となりました。
前連結会計年度末 (百万円)(A) | 当連結会計年度末 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | ||
預金 | ① | 1,926,546 | 2,035,738 | 109,192 |
うち流動性預金 | 1,262,419 | 1,320,204 | 57,785 | |
うち定期性預金 | 628,723 | 677,308 | 48,585 | |
譲渡性預金 | ② | 150,450 | 151,777 | 1,327 |
預金等(=①+②) | 2,076,996 | 2,187,515 | 110,519 |
3キャッシュ・フローの状況の分析
「1 業績等の概要、(キャッシュ・フロー)」に記載のとおりであります。
4連結自己資本比率(国内基準)
連結自己資本比率(国内基準)の算定に当たっては、前連結会計年度末より新基準(バーゼルⅢ)を適用しております。
自己資本額は、利益の積み上げがあったものの、劣後特約付借入金の返済等により前連結会計年度末に比べ4,080百万円減少して141,993百万円となりました。
リスク・アセットは、法人貸出、個人貸出の増加等により、前連結会計年度末に比べ118,936百万円増加して1,302,298百万円となりました。
以上の結果、連結自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ1.44ポイント低下して10.90%となりました。
前連結会計年度末 (百万円)(A) | 当連結会計年度末 (百万円)(B) | 増減(百万円) (B)-(A) | ||
コア資本に係る基礎項目 | ① | 146,073 | 142,645 | △3,428 |
コア資本に係る調整項目 | ② | ― | 652 | 652 |
自己資本額(=①-②) | ③ | 146,073 | 141,993 | △4,080 |
リスク・アセット | ④ | 1,183,362 | 1,302,298 | 118,936 |
うち信用リスク・アセット | 1,113,423 | 1,231,022 | 117,599 | |
うちオペレーショナル・リスク相当額に係る額 | 69,939 | 71,275 | 1,336 | |
連結自己資本比率(=③/④) | 12.34% | 10.90% | △1.44% |
- 有価証券報告書 抜粋メニュー
- 連結経営指標等
- 提出会社の経営指標等
- 沿革
- 事業の内容
- 関係会社の状況
- 従業員の状況
- 業績等の概要
- 対処すべき課題
- 事業等のリスク
- 経営上の重要な契約等
- 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
- 株式の総数等
- 発行済株式総数、資本金等の推移
- 株価の推移
- 最近6月間の月別最高・最低株価
- 株式所有者別状況
- 役員の状況
- コーポレートガバナンス状況
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03597] S1005734)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。