株式会社小山カントリー倶楽部 業績等の概要 (2017年12月期)

(1)業績

当事業年度におけるわが国経済は、景気が基調としては順調に回復を続ける中、国内需要の面でも底堅く推移しており、個人消費は緩やかな回復基調を維持している状況にあるとされています。一方、ゴルフ場業界におきましては、ゴルフ人口減少の状況が一層進行し、長雨、台風などの天候不順の影響もあって、厳しい経営環境が継続しました。
こうした中、当社が経営する小山ゴルフクラブにおいては、入場者確保へ向けて集客策を積極的に実施するとともに、2015年に開催された第19回栃木県オープンゴルフ選手権大会を契機として取り組んできたコース整備の充実及びキャディサービス等の質の向上に継続して取り組んでまいりました。
また、当事業年度は、入場者数が5年振りに僅かではありますが前年を上回り、業績としては、名義書換料の増加等により前年に比べ売上高が増加したこと等から、利益計上となりました。当事業年度の成果は次のとおりであります。

① 営業日数及び入場者数

当事業年度の営業日数は、所定営業日数355日に対し、降雪等による休業が2日あったため353日でした。入場者数は、21,126人(キャディ同伴18,923人、定休日セルフ2,203人)と前年同期に比べ34人、0.2%増加いたしました。

② 業績

当事業年度の売上高は、名義書換料の増加等により、365,399千円と前年同期に比べ16,181千円、4.6%の増収となりました。
営業利益は、4,483千円(前年同期は3,878千円)となりました。
経常利益は、8,270千円(前年同期は7,588千円)となりました。
当期純利益は、14,492千円(前年同期は8,803千円)となりました。
前年同期に比べ業績が改善した要因は、売上高の増加により増収となったこと等によるものであります。

(2)キャッシュ・フローの状況

当事業年度の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、66,561千円と前年同期に比べ24,581千円減少しました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
営業活動の結果得られた資金は、29,318千円となりました(前事業年度は31,871千円の収入)。これは主に、税引前当期純利益15,459千円及び減価償却費15,012千円によるものであります。
投資活動の結果使用した資金は、7,041千円となりました(前事業年度は2,344千円の支出)。これは主に、保険積立金の積立による支出5,012千円によるものであります。
財務活動の結果使用した資金は、46,858千円となりました(前事業年度は30,630千円の支出)。これは主に、長期借入金の返済による支出21,240千円及び長期預り金の返還による支出25,557千円によるものであります。