株式会社房総カントリークラブ 業績等の概要 (2017年2月期)

(1)業績
当事業年度におけるわが国経済は、株価の上昇や消費者マインドの改善を受け、景気は緩やかに持ち直し雇用所得環境の改善が続く一方で、世界経済においては米国政権が打ち出すドル安志向や保護主義的な貿易政策による影響が懸念され、国内景気は先行き不透明な状況が続いております。
ゴルフ場業界全体におきましては、入場者数の獲得のためゴルフ場間の価格競争による客単価の低迷が続き厳しい経営環境にありました。
このような状況のなか、当社におきましては、季節などに応じたきめ細かな営業施策を実施し、また利便性が向上した神奈川・東京方面への集客活動などを行うなど入場者数の確保に努めてまいりました。また、会員権名義書換料および利用者変更料の減額キャンペーンを2016年1月より2年間限定で実施しており、引き続きゴルフ場全体の活性化を図るよう努めております。
施設面におきましては、房総ゴルフ場において東コースバンカー新設・移設工事やスプリンクラー更新工事を行うなど、お客様の満足度を高めるためクオリティの高いコースの提供と施設設備の更なる充実を図りました。
これらの結果、当事業年度の業績は、入場者数が、両ゴルフ場で前期比3.5%増の146,627人となりました。売上高は、前期比2.6%増の1,650,842千円となり、営業利益は72,195千円、経常利益は86,854千円となり、当期純利益は120,935千円となりました。
なお、当社は、ゴルフ場事業及びこれに付帯する業務の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
(2)キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ433,793千円減少し、当事業年度末には548,310千円となりました。
また、当事業年度中における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は169,338千円(前年同期比53,552千円減)となりました。
これは主に税引前当期純利益の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果使用した資金は601,932千円(前年同期は55,083千円の使用)となりました。
これは主に有形固定資産の取得や投資有価証券の取得による支出があるのに対し、投資有価証券の売却による収入があったことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果使用した資金は1,200千円(前年同期は99,890千円の使用)となりました。
これは入会預り保証金の返済による支出によるものであります。