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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AK3A

有価証券報告書抜粋 株式会社星医療酸器 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、各種政策の下支えにより企業収益や雇用・所得環境に改善の動きが見られ、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、英国のEU離脱問題や米国新政権の政策動向に伴う海外経済の不確実性の高まりなど、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
医療・介護・福祉業界におきましては、高齢者人口の増加を背景として需要は堅調に推移しておりますが、2016年度の診療報酬改定が8年ぶりのマイナス改定となり、医療費適正化と医療機関の機能分化の推進に向けて、引き続き厳しい対応が求められております。
このような環境のもと当社グループは、いち早く医療・介護・福祉等に関わる顧客ニーズの多様化を視野に、状況に即した対応に努め、各種ノウハウの蓄積と営業力の強化を継続してまいりました。
これらの結果、当連結会計年度の業績は、連結売上高は10,133百万円(前期比0.9%増)と増収、利益面では、連結営業利益は1,219百万円(前期比0.5%増)、連結経常利益は1,269百万円(前期比3.1%増)と増益、一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失として施設介護関連事業に係る固定資産の減損損失を計上したことなどから797百万円(前期比4.4%減)となりました。

セグメント別の概況は、次のとおりであります。

①医療用ガス関連事業
当部門は、日帰り手術の増加等医療技術の進歩などを背景として、医療用酸素ガスの消費量が減少傾向にあるなか、病院の統合・再編に伴う供給業者の見直しや年度での入札を導入する医療機関が増加するなど、厳しい事業環境が続きました。このような環境のもと、24時間緊急対応が可能な医療用ガスの供給体制を維持するなど「保安と安定供給」を第一義とした事業運営に徹しつつ、新規顧客の獲得と新しいビジネスモデルの開拓などに取り組んでまいりました。
これらの結果、売上高は3,246百万円(前期比4.0%減)、利益面では仕入コストの低減に加え経費削減に努めたことなどから、セグメント利益は447百万円(前期比76.5%増)となりました。

②在宅医療関連事業
当部門は、便利なリモコン機能と安心のモニタリング機能でHOT(在宅酸素療法)の患者様の療養生活をサポートする高機能リモコン「パレッツ」を搭載した酸素濃縮器「WESTELLA(ウィステラ)-5T」の販売を開始し、学会への出展や病院内での勉強会開催など、きめの細かい営業活動を推進して市場への浸透と新規顧客の獲得を図りました。また、利用者数の増加に伴い市場規模の拡大が顕著な「CPAP」(持続陽圧呼吸療法)の拡販にも注力いたしました。
これらの結果、売上高は4,027百万円(前期比6.3%増)、利益面では人件費をはじめとした諸経費の負担増などから、セグメント利益は468百万円(前期比25.9%減)となりました。

③医療用ガス設備工事関連事業
当部門は、医療用ガス設備工事におきましては、医療機関の増築・移転新築工事の需要が一巡したこと、消火設備工事におきましては、当期の政府補助金が減額となった影響もあり、物件数は減少傾向にありましたが、物件情報の精査による適正価格での受注並びに物件ごとの適正な工事業者の選定・配置を徹底するなど施工コストの低減に努めました。
これらの結果、売上高は1,381百万円(前期比2.5%減)、セグメント利益は214百万円(前期比11.2%減)となりました。


④介護福祉関連事業
当部門は、介護福祉関連商品のレンタル及び販売部門におきましては、地域包括支援センターや居宅介護支援事業者、医療・福祉系レンタル事業者への継続的な営業強化に努めたことなどから、レンタル売上が順調に推移いたしました。
また、訪問看護・居宅支援事業所におきましては、「星医療酸器訪問看護・リハビリステーション巣鴨」(東京都文京区)に続き、2016年4月に開設した「星医療酸器訪問看護・リハビリステーション阿佐ヶ谷」(東京都杉並区)の早期安定稼働に注力し事業基盤の拡充を進めました。
これらの結果、売上高は561百万円(前期比11.7%増)、セグメント利益は65百万円(前期比98.9%増)となりました。

⑤施設介護関連事業
当部門は、有料老人ホーム「ライフステージ阿佐ヶ谷」(東京都杉並区)におきましては、24時間看護師常駐、地元医療機関との連携強化などの付加価値サービスの提供を通じて、ご入居者様、ご家族様に「安心と安全」をお届けすることをモットーとした運営管理に徹し、新規ご入居者様の確保に努めました。さらに、収益性の改善に向けた、ハード・ソフト両面での体制再構築活動にも着手いたしました。
また、通所介護施設「あしつよ・文京」(東京都文京区)、「あしつよ 巣鴨」(東京都豊島区)、「あしつよ 王子」(東京都北区)は、地元に密着したサービスの提供と新たな顧客ニーズの発掘に努め、稼働率アップを図ることができました。
これらの結果、売上高は289百万円(前期比12.2%減)、利益面ではセグメント損失58百万円(前期セグメント損失39百万円)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

1.当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況説明
当連結会計年度において、現金及び現金同等物は360百万円増加し、当連結会計年度末残高は、7,339百万円となりました。
2.各活動別の説明及び前年同期比
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、営業活動により得られた資金は1,195百万円(前期比168百万円減)となりました。
これは、税金等調整前当期純利益が1,145百万円となり、減価償却費608百万円、仕入債務の減少211百万円、法人税等の支払額365百万円があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、投資活動により使用した資金は246百万円(前期比214百万円使用減)となりました。
これは、有形固定資産の取得による支出244百万円があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、財務活動により使用した資金は587百万円(前期比95百万円使用増)となりました。
これは、リース債務の返済による支出453百万円及び配当金の支払額132百万円があったこと等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03330] S100AK3A)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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