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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007F25

有価証券報告書抜粋 株式会社東京ドーム 業績等の概要 (2016年1月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績


当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な企業収益を背景とした所得、雇用環境の改善が続き、訪日外国人の観光需要が好調に推移いたしました。しかしながら、足許の個人消費については物価上昇への懸念等から、今日まで伸び悩みが見受けられ、中国をはじめとするアジア周辺諸国の景気の減速による影響が懸念されます。
このような状況のもと、当社グループは、2011年2月から2016年1月までを対象期間とする中期経営計画「起動」に総力を挙げて取り組みました。
当連結会計年度の主な取り組みとしましては、東京ドームシティ(以下、TDC)における開発投資として、東京ドームでは外野バックスクリーン両サイドに野球観戦しながらのパーティーや各種イベントなど、新たな観戦のスタイルを提案する「パーティースイート」2部屋を開設し、ラクーアの温浴施設ではより上質な寛ぎの空間を提供するため、リラクセーションスペースやプラネタリウムを備えた低温サウナ室などのリニューアルを行いました。
増加する訪日外国人への対応については、利便性の向上を図るため、前期にTDCにおいて導入したWiFiサービスをさらに拡充し、多言語に対応するべく通信環境の整備を進めております。
開業60周年を迎えた東京ドームシティ アトラクションズをはじめとする周年記念イベントや、人気まんが「進撃の巨人」とリアル脱出ゲーム双方の魅力を掛け合わせた夏休み限定イベントなど、話題のコンテンツや有名アーティストとのコラボレーションについても、お取引先企業様との連携・協働のもと家族連れを中心に好評を博し、集客に寄与しました。
例年開催しております「ふるさと祭り東京」などのコンベンションイベントは、冬季の定番イベントとして根付いており、培ったノウハウとコンテンツを活用すべく外部展開を行うなど副次的イベントの可能性を模索しました。
当社グループは、グループ会社が推進する指定管理者としての公共・スポーツ施設の運営や、楽しみながらお子様の体力が測定できる「アソボーノ!キッズチャレンジ」や「夏休み毎日イベント in 東京ドームシティ 30Days」をはじめ親子で参加いただける体験・教室イベントを通じて、地域の方々に貢献するとともに、スポーツに携わるものとしての社会的使命を引き続き果たして参ります。
連結業績といたしましては、東京ドームにおける野球・コンサートイベントの開催日数の増加や、訪日外国人の観光需要を受けた東京ドームホテルが好調に推移したことなどにより、売上高は858億7千5百万円(前期比3.2%増)、営業利益は127億3千7百万円(前期比13.0%増)、経常利益は106億3千6百万円(前期比16.4%増)となりました。当期純利益については、今夏に一部施設の営業を終了する熱海後楽園ホテルに係る撤去関連費用について引き当て計上をしたため、当期純利益は45億5千9百万円(前期比38.7%減)となりましたが、「起動」の成果として、前期に引き続き、連結営業利益と連結有利子負債の目標をクリアしております。
次にセグメント(セグメント間の内部売上高または振替高を含む)の概況をご報告申し上げます。

(東京ドーム)
東京ドームは、読売巨人軍の公式戦の好調や、コンサートイベントの開催日数の増加により、増収となりました。

(東京ドームシティ アトラクションズ)
東京ドームシティ アトラクションズは、各アトラクション及びコラボレーションイベントの好調により、増収となりました。

(東京ドームホテル)
東京ドームホテルは、円安による訪日外国人の増加や、東京ドームにおける野球・コンサートイベントの開催日数の増加により、宿泊部門が客室稼働率、単価ともに好調に推移し、増収となりました。

(ラクーア)
ラクーアは、テナントは好調であったものの、スパの改装に伴う休業日数の増加などにより、減収となりました。

(黄色いビル)
黄色いビルは、オフト後楽園は好調であったものの、前期に計画を上回る出足を獲得したTeNQの開業人気が一巡したこともあり、減収となりました。

以上の結果、東京ドームシティ事業全体での売上高は642億6千万円(前期比2.2%増)、営業利益は153億8千5百万円(前期比6.9%増)となりました。



化粧品を中心に各種雑貨を取り扱う「ショップイン」は、店舗の閉鎖や改装休業はあったものの、既存店の好調や大型新店の開業により、増収となりました。
以上の結果、売上高は72億1千2百万円(前期比1.6%増)、営業損失は前期比1千7百万円の改善となり、1千8百万円となりました。
当社所有の「相模原ビル」における新規テナントの通期稼働により、増収となりました。
以上の結果、売上高は15億6千4百万円(前期比1.7%増)、営業利益は5億6千5百万円(前期比7.9%増)となりました。
熱海後楽園ホテルは、個人及びグループでの宿泊利用が増加し、増収となりました。
以上の結果、売上高は45億8千9百万円(前期比1.5%増)、営業利益は3億5千9百万円(前期比2.3%増)となりました。
東京ドームホテル 札幌は、国内外からの来道者の堅調な推移の下、宿泊部門において客室稼働率、単価ともに上昇し、増収となりました。
以上の結果、売上高は28億4千4百万円(前期比5.3%増)、営業利益は前期比7千万円の改善となり、3千8百万円の計上となりました。
松戸競輪は、GⅠレースの開催やFⅠレースの開催日数の増加により、増収となりましたが、競輪場ほか施設の整備工事などの経費負担が上回り、営業利益については前年には届きませんでした。
以上の結果、売上高は23億4千6百万円(前期比3.2%増)、営業利益は1億1千5百万円(前期比10.7%減)となりました。
スポーツ施設の運営受託を行う㈱東京ドームスポーツにおいて、指定管理者制度による運営受託施設の増加により、増収となりました。
以上の結果、売上高は42億8千5百万円(前期比35.2%増)、営業利益は1億4千2百万円(前期比27.3%増)となりました。



(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物は、以下の要因により、前連結会計年度に比べ27億2千7百万円(18.7%)増加し、172億8千9百万円となりました。

項目前連結会計年度当連結会計年度比較増減
(百万円)
自 2014年2月1日
至 2015年1月31日
(百万円)
自 2015年2月1日
至 2016年1月31日
(百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー17,13119,4052,274
投資活動によるキャッシュ・フロー△6,102△6,367△265
財務活動によるキャッシュ・フロー△9,563△10,310△746
現金及び現金同等物の増減額1,4652,7271,262
現金及び現金同等物の期首残高13,09514,5611,465
現金及び現金同等物の期末残高14,56117,2892,727


営業活動によるキャッシュ・フローは、東京ドームにおける野球・コンサートイベントの開催日数の増加や、訪日外国人の観光需要を受けた東京ドームホテルが好調に推移したこと等により194億5百万円の収入となり、前年同期比で22億7千4百万円の増収となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、既存設備の更新等により63億6千7百万円の支出となり、前年同期比で2億6千5百万円の支出増となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の削減が順調に進んだこと等により103億1千万円の支出となり、7億4千6百万円の支出増となりました。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04605] S1007F25)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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