シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AB70

有価証券報告書抜粋 株式会社東京衡機 業績等の概要 (2017年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度における我が国経済は、政府の経済政策や日本銀行の金融緩和を背景に、企業収益の回復や雇用環境に改善が見られるなど緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、中国をはじめとするアジア新興国の景気の緩やかな減速や、米国の政権交代による新政策や英国のEU離脱問題など海外経済は不確実な状況で推移いたしました。
このような状況の下、当社グループは、試験機事業では、試験機・計測機器の開発・設計・生産からメンテナンス・校正・受託試験サービスまで、高度な技術と長年の実績に裏付けられたワンストップソリューションで、自動車、鉄鋼、産業機械等のメーカーや各種研究機関、学校、官公庁など幅広いユーザーに製品・サービスを提供しました。
また、エンジニアリング事業では、画期的なアイデアと独自の技術で開発したゆるみ止めナットとナットの脱落を防止するゆるみ止めスプリングの生産体制の強化と販売拡大を推進するとともに、一般消費者向けの商品の販売や住宅関連サービス等を行いました。さらに、海外事業では、中国子会社においてオフィス家具部品や自動車関連部品、家電関連部品等となるプラスチック成型品の中国国内外の製造販売を展開し、新規取引先の開拓と生産体制の強化を進めました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高5,122,324千円(前年同期比6.7%増)、営業利益240,387千円(前年同期は3,527千円の営業利益)、経常利益220,307千円(前年同期は9,771千円の経常利益)、親会社株主に帰属する当期純利益は165,238千円(前年同期比44.2%増)となり、営業利益につきましては1981年(1981年)11月期以来の過去最高益、および経常利益につきましても2009年(2009年)2月期以来の過去最高益を計上することができました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

① 試験機事業
試験機事業では、企業の設備投資が引き続き比較的堅調に推移したことや、疲労試験機等の材料試験機の販路拡大や動的試験機の安定的な受注を確保するため、積極的な営業活動を展開するとともに、代理店との連携強化を行い、売上高は増収を確保することができました。また、生産面におきましては、生産工程の見直しや徹底した製造原価改善に取り組むとともに、販売管理費等の削減に努めました。
以上の結果、試験機事業の売上高は2,888,567千円(前年同期比4.5%増)、営業利益は467,872千円(前年同期比16.6%増)となりました。

② エンジニアリング事業
エンジニアリング事業では、安定的な収益基盤の拡大に向け事業収益構造の改善を進めており、高速道路などのインフラや電力関連等のライフライン、公共事業関連施設を対象に販売体制を強化し、主力製品であるハイパーロードナットやゆるみ止めスプリングの販売を行いました。また、主要顧客とゆるみ止め製品の共同特許出願や2016年度グッドデザイン賞を受賞するなど、ユーザー視点に立った製品開発を行い、より安定的な受注・販売環境の確保に努めました。さらに、訪日客をターゲットとした量販店向けの商品(ステンレスボトルや軽量スーツケースなど)の製造・販売を行い、インバウンドの爆買い需要は落ち着きをみせているものの、売上高を確保することができました。
以上の結果、エンジニアリング事業の売上高は500,905千円(前年同期比33.5%増)、営業利益は49,200千円(前年同期比577.5%増)となりました。


③ 海外事業
海外事業では、中国子会社の無錫三和塑料製品有限公司において、中国の景気減速が進むなか、日本や欧米向けを中心にオフィス家具部品や家電部品、自動車関連部品等のプラスチック成型品の製造販売の拡充を行うとともに、新規取引先の開拓に取り組みましたが、中国国内の向けの自動車関連部品等が伸び悩んだことや、為替が元安傾向に進んだことなどにより伸び悩みました。また、生産面におきましては、生産管理体制の見直し、製品品質の改善・向上、コスト低減などに努めました。さらには、エンジニアリング事業部門と連携し、グループシナジーを活かしたプラスチック成型品の製造受託を行いました。
以上の結果、海外事業の売上高は1,902,871千円(前年同期比9.2%増)、営業利益は43,878千円(前年同期は45,843千円の営業損失)となりました。

(2)キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べ163,968千円増加し、672,600千円(前年同期比32.2%増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローの増加は382,026千円(前年同期は123,164千円の減少)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益223,687千円、仕入債務の増加260,018千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローの減少は69,432千円(前年同期は62,557千円の増加)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出61,595千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローの減少は140,902千円(前年同期は246,599千円の減少)となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出101,453千円、長期借入による収入386,032千円、長期借入の返済による支出512,348千円等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01587] S100AB70)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。