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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007P2P

有価証券報告書抜粋 株式会社松風 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和を背景に企業収益や雇用情勢が改善するなど、全体として緩やかな回復傾向で推移いたしました。しかしながら、中東情勢の緊迫化や中国をはじめとする新興国経済の減速懸念など、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
当歯科業界におきましては、歯科医療費は緩やかな増加傾向が見られるものの、国内の業界環境が好転するまでには至っておらず、またデジタル技術の進展に伴う需要の多様化とも相俟って、競合他社との販売競争、技術競争が激化するなど、厳しい環境が続きました。
このような状況の中、当社グループは創立100周年を迎える2022年の連結売上高500億円、連結営業利益75億円の実現に向けて、新たに第二次中期経営計画をスタートさせ、様々な取組みを推進しました。具体的には、研究開発、生産、販売面でのシナジー創出を目的として、ドイツの人工歯メーカーであるMerz Dental GmbHを子会社化しました。また、当社が開発した歯科用インプラントを販売する子会社として松風バイオフィックス株式会社を設立し、歯科医療におけるインプラント市場に本格参入しました。さらに、急速に進行する歯科のデジタル化に戦略的に対応していくため、世界的な歯科医療機器メーカーとパートナーシップ契約を締結するなど、今後の事業拡大を見据えた積極的な取組みを展開しました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は、22,975百万円と過去最高を更新し、前期に比べ3,287百万円(16.7%)の増収となりました。
営業利益は、Merz Dental GmbHの子会社化に伴う費用の増加などにより、販売費及び一般管理費は増加したものの、増収の効果もあり、1,568百万円と、前期に比べ409百万円(35.3%)の増益となりました。
経常利益は、為替差損などの営業外費用が増加したため、増益幅が縮小したものの、1,393百万円と、前期に比べ278百万円(25.0%)の増益となりました。特別損益にネイル関連事業において発生した製品自主回収関連費用等を計上した結果、税金費用を差し引いた親会社株主に帰属する当期純利益は、789百万円と、前期に比べ208百万円(35.8%)の増益となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。
① デンタル関連事業
国内におきましては、歯科充填用コンポジットレジン「ビューティフィル ネクスト」や口唇閉鎖力測定器「りっぷるくん」を市場投入しました。また、前連結会計年度に引き続きデジタル口腔撮影装置「アイスペシャルC-Ⅱ」や光重合型歯冠用硬質レジン「ソリデックス ハーデュラ」などが好調に推移しましたが、前期好調であったCAD/CAM関連器械の需要が一巡したこともあり、前年同期比減収となりました。
海外におきましては、世界各地のニーズに適した製品を積極的に拡販したことなどから、北米・中南米や欧州、中国で売上げが堅調に推移し、さらにMerz Dental GmbHの売上げが貢献したことにより、前年同期比増収となりました。
これらの結果、デンタル関連事業の売上高は、20,999百万円と前年同期比3,149百万円(17.6%)の増収となり、営業利益は1,515百万円と前年同期比361百万円(31.4%)の増益となりました。


② ネイル関連事業
ネイル業界におきましては、緩やかながら市場規模は拡大しているものの、ユーザーの価格・品質に対するニーズは多様化しており、高い次元でバランスの取れた製品の提供が求められるなど、競争環境は激しい状況となっております。
国内では、販売戦略の見直しにより既存品の拡販に注力しましたが、主力製品の「L・E・D GEL Presto」の一部自主回収の影響により売上げが減少しました。
海外では、アメリカや台湾で当社のジェルネイル製品の評価が上がり、ブランド力が高まったことにより、売上げが好調に推移いたしました。
これらの結果、ネイル関連事業の売上高は、1,893百万円と、前年同期比143百万円(8.2%)の増収となり、営業利益は22百万円と黒字に転じ、前年同期比47百万円の増益となりました。

③ その他の事業
当社グループの株式会社松風プロダクツ京都において、歯科用研磨材の生産技術を応用し、工業用研磨材を製造販売しております。その他の事業の売上高は82百万円と前年同期比5百万円(5.7%)の減収となり、営業利益は22百万円と前年同期比0.1百万円(0.7%)の減益となりました。


(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ、74百万円増加し、4,283百万円となりました。

① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,511百万円のプラス(前期比801百万円の増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益1,352百万円によるものであります。

② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、748百万円のプラス(前期比3,888百万円の増加)となりました。これは主に定期預金の払戻による収入778百万円によるものであります。

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは2,152百万円のマイナス(前期比4,962百万円の減少)となりました。これは主に短期借入金の返済による支出3,595百万円、長期借入れによる収入2,000百万円や親会社による配当金の支払287百万円によるものであります。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01183] S1007P2P)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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