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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007K9P

有価証券報告書抜粋 株式会社柿安本店 業績等の概要 (2016年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済、金融政策を背景に企業収益や雇用情勢に改善が見られ、緩やかな回復基調にあるものの、新興国経済の減速懸念もあり、先行き不透明な状況で推移いたしました。原材料価格の高止まりや消費税率引き上げ後に商品価格が上昇する等、可処分所得が実質目減りする中、個人消費の回復に勢いはなく厳しい環境が続いております。
このような環境の中、当社グループは、ブランド価値向上への取り組みを強化いたしました。
当社オリジナルの自社ブランド牛「柿安牛」では、更なる商品の上質化を進めると共に価格を抑え、お値打ち感のある商品としてリブランディングを実施いたしました。また、イタリア・ミラノで開催された「ミラノ国際博覧会(2015年5月1日から2015年10月31日まで)」日本館レストランへ約3ヶ月間にわたり次世代リーダー候補を派遣し、知名度の向上や海外への足がかりにするとともに人財育成にも注力いたしました。
出退店、改装につきましては、和菓子事業「口福堂」21店を中心に計25店を出店するとともに、15店の改装により既存店の活性化を図りました。一方、12店を閉鎖いたしました。


区 分新 規 開 設閉 鎖改 装
精肉事業──────精肉店舗1店精肉店舗2店
株式会社
柿安本店

惣菜事業


柿安ダイニング店舗


3店


柿安ダイニング店舗
柿安牛めし店舗

1店
1店

柿安ダイニング店舗
柿安上海DELI店舗
その他惣菜店舗
(内3店は期末に
5店
2店
1店
おいて工事中)
和菓子事業口福堂店舗21店口福堂店舗6店口福堂店舗4店
柿次郎店舗1店柿次郎店舗1店
レストラン──────三尺三寸箸店舗1店上海柿安店舗1店
事業グリル店舗1店
食品事業──────────────────
25店12店15店

以上の結果、当連結会計年度の売上高は43,527百万円(前連結会計年度比0.1%増)、営業利益は2,388百万円(同5.2%減)、経常利益は2,417百万円(同5.5%減)、また当期純利益は1,350百万円(同2.9%増)となりました。

各セグメントの売上高の状況は次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2015年3月1日
至 2016年2月29日)
構成比(%)
精肉事業(百万円)15,21935.0
惣菜事業(百万円)12,35528.4
和菓子事業(百万円)7,13816.4
レストラン事業(百万円)5,17211.9
食品事業(百万円)3,6388.3
その他(百万円)40.0
合計(百万円)43,527100.0
(注)セグメント間取引については、相殺消去しております。
セグメントの業績は次のとおりであります。

(a)精肉事業
精肉事業につきましては、多様化するお客様のニーズにきめ細かくお応えするため、牛小間切れではシニアを対象とした「あっさり赤身切落し」を加えた他、「お肉屋さんのこだわりジューシーハンバーグ」を改良する等、日常使い商品の刷新を進めるとともに、自社オリジナルブランド牛「柿安牛」のリブランディングを実施いたしました。「柿安牛」は、より高品質で安全・安心な商品として内容のみならず価格の見直しを行い、よりお値打ち感のある品揃えの強化を図りました。
出退店につきましては、小田急新宿精肉店を含め2店の改装、1店の閉鎖を行いました。
この結果、当事業の売上高は15,219百万円(前連結会計年度比0.6%増)、セグメント利益(営業利益)は1,250百万円(同12.4%減)となりました。

(b)惣菜事業
惣菜事業につきましては、都市部と地方の景況感の違いへの対応として、店舗や地域特性に応じた取り組みを行っております。商品開発におきましては、大人気定番商品である「黒毛和牛 牛めし」のラインナップに新たに「黒毛和牛 すき焼重」、「文明開化の味 牛鍋弁当」を加え、店舗の特性に応じて販売を開始した他、地域の食材を利用した限定商品を開発いたしました。また、一部の商品で販売手法を量り売りから個数売りに見直す等、多様化するお客様ニーズへの対応を進めました。
出退店につきましては、主要百貨店である「横浜髙島屋ダイニング」、「あべのハルカス近鉄本店ダイニング」等3店の新規開設、店舗の活性化を図るため8店の改装(内3店は期末において工事中)、2店の閉鎖を行いました。
この結果、当事業の売上高は12,355百万円(前連結会計年度比0.8%減)、セグメント利益(営業利益)は1,235百万円(同12.4%増)となりました。

(c)和菓子事業
和菓子事業につきましては、大人気商品であるフルーツ大福シリーズにおいて、夏場に冷やすことで更においしく召し上がっていただける「冷やしバナナ大福」を投入する等、季節感のある売場展開の強化を図りました。積極的な新商品開発に加え地域特性に応じた定番商品の見直しを行う等、お客様ニーズへの対応とその掘り起こしに努めました。
出退店につきましては、口福堂を主として22店の新規開設、4店の改装、7店の閉鎖を行いました。
この結果、当事業の売上高は7,138百万円(前連結会計年度比8.8%増)、セグメント利益(営業利益)は620百万円(同32.3%増)となりました。

(d)レストラン事業
レストラン事業につきましては、ビュッフェ業態の三尺三寸箸において季節や地域特性に合わせた取り組みを強化いたしました。メインテーブルでは季節に彩りを添える限定メニューを拡充し、旬の食材や産地をテーマとしたメニューを開発、コーナー展開するとともに、アイテム数の拡充やご提供のタイミングの改善を実施いたしました。
出退店につきましては、1店の改装、2店の閉鎖を行いました。
この結果、当事業の売上高は5,172百万円(前連結会計年度比10.9%減)、セグメント利益(営業利益)は228百万円(同32.8%減)となりました。

(e)食品事業
食品事業につきましては、牛肉しぐれ煮等の既存商品の見直しを進めるとともに、原料に魚介類等を加えご家庭向けにお楽しみいただける惣菜シリーズとの組み合わせギフトの取り組みを拡大いたしました。また、健康志向を背景にした減塩シリーズ、黒毛和牛サーロインステーキ煮等こだわりシリーズ等の拡販にも注力いたしました。
この結果、当事業の売上高は3,638百万円(前連結会計年度比3.4%増)、セグメント利益(営業利益)は377百万円(同10.7%減)となりました。

(f)その他
柿安グループの店舗を設けていない百貨店・量販店等において、柿安総合催事等を実施いたしました。
この結果、当事業の売上高は4百万円、セグメント利益は1百万円となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,216百万円減少(前連結会計年度比17.5%減)し、当連結会計年度末には5,720百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は2,082百万円(前連結会計年度は2,119百万円の獲得)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益2,217百万円に対し、非資金損益項目等の調整を加減した営業取引による収入3,107百万円等であり、支出の主な内訳は、法人税等の支払額1,024百万円等であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は796百万円(前連結会計年度は952百万円の使用)となりました。収入の主な内訳は、定期預金の払戻による収入1,200百万円等であり、支出の主な内訳は、定期預金の預入による支出1,200百万円、有形固定資産の取得による支出595百万円等であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は2,502百万円(前連結会計年度は652百万円の使用)となりました。支出の主な内訳は、自己株式の取得による支出1,824百万円及び配当金の支払額497百万円等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03283] S1007K9P)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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