シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AOK6

有価証券報告書抜粋 株式会社永谷園ホールディングス 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度における我が国の経済は、雇用環境や所得環境が改善傾向にあり緩やかな回復基調が続きました。しかしながら、長引く個人消費の低迷に加え、中国の景気減速や不安定な為替の変動を背景に、景気は先行き不透明な状況で推移いたしました。
当社グループを取り巻く市場環境は、天候不順で野菜をはじめとする生鮮品の価格が高騰したことにより、消費の強さを示す消費水準指数が前年平均を下回る状況が続く等、市場環境は厳しい状況で推移いたしました。
このような経営環境の下、当社グループは「企業戦略の充実」と「新価値提案力の更なるアップ」を経営における重要課題として取り組んでまいりました。
「企業戦略の充実」につきましては、当社グループの更なる成長を図るため、既存商品の基盤強化と国内外における新規事業への取り組みを積極的に進めてまいりました。その一環として、2016年12月に英国のフリーズドライ食品及びパン製品メーカーChaucer Groupの親会社であるBroomco (3554) Limitedの全株式を株式会社産業革新機構と共同で取得いたしました。
「新価値提案力の更なるアップ」につきましては、素材の持つ健康感を活かした付加価値商品や多様に変化する顧客ニーズに合わせた新しい食シーンを提案する商品を発売いたしました。また、既存商品についても見直しを行い、減塩商品のラインナップを拡充させるなど、売上の拡大に取り組んでまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は806億5百万円(前年度比 1.8%増)となりました。利益面につきましては、営業利益は30億98百万円(前年度比 9.9%増)、経常利益は29億67百万円(前年度比 4.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億41百万円(前年度比 1.9%減)となりました。
なお、Broomco (3554) Limitedにつきましては、第3四半期連結会計期間末に連結の範囲に含めておりますが、同社の決算日である12月31日時点の財務諸表を使用しているため、当連結会計年度における連結損益計算書への影響はありません。
また、セグメント区分につきましては、従来の報告セグメントである「食料品事業」に関し、海外における重要性が増したため、「国内食料品事業」と「海外食料品事業」とに区分しております。
以下、セグメントの状況は次のとおりであります。
①国内食料品事業
販売面につきましては、主力商品の販売促進と新商品の導入拡大に取り組んでまいりました。消費者向けには、テレビ媒体による商品認知度アップの他に、インターネット上でのCMメイキング映像やアレンジレシピの公開、話しかけると真似してしゃべる当社オリジナルのぬいぐるみを景品とした消費者キャンペーンの実施、さらには「お茶漬けの日」におけるイベントの開催などによって、新たなファン層づくりと購買意欲の喚起に努めてまいりました。また、流通向けには、昨年に引き続き業界誌とタイアップした大量陳列コンテストや、生鮮品との関連販売などを通じて、店頭での商品露出の強化に取り組んでまいりました。
商品開発面につきましては、“新しい価値の提案による顧客開拓・拡大”をテーマに引き続き取り組んでまいりました。具体的には、高まる健康志向のニーズに対応すべく、減塩タイプのみそ汁やふりかけを開発いたしました。また惣菜の素では、食べ盛りのお子様がいる世帯向けに、簡便かつボリューム感を特長とした新商品の投入や既存品のリニューアルを実施し、市場の拡大を図ってまいりました。
以下、主要品目の状況は次のとおりであります。

当社看板商品である「お茶づけ海苔」は、5月17日の「お茶漬けの日」に合わせ、スペシャルマッチと称してプロ野球の試合で来場者への試供品配布などを実施いたしました。11月には「東海道五拾三次カード」のお茶づけ商品への封入を復活したことで、ファン層の拡大に取り組んでまいりました。また、新商品では健康に配慮した「減塩ふりかけ」を発売いたしましたが、「超ふりかけ」の売上減少により、売上高は155億23百万円(前年度比 0.6%減)となりました。

当社主力商品である「あさげ」シリーズは、昨年発売した減塩タイプ商品に徳用10食入り商品を追加したことで、売上増と即席みそ汁市場の拡大につながりました。また、「松茸の味お吸いもの」が、アレンジレシピの提案とテレビ宣伝との相乗効果により、売上を拡大することができました。さらに、素材の持つ健康感を活かした「たまねぎのちから サラサラたまねぎスープ」に徳用8袋入を追加したことが売上を牽引し、売上高は221億13百万円(前年度比 6.5%増)となりました。


惣菜商品では、新商品として、肉と野菜をたっぷり使って作るボリューム感のある「ちゃんぽん春雨炒め」を発売し、春雨惣菜商品の新規ユーザーの獲得を図りました。また、麺商品では、「煮込みラーメン」が株式会社日本食糧新聞社主催の「食品ヒット大賞」において「ロングセラー賞」を受賞して話題となりました。しかしながら、「わが家は名酒場」シリーズの売上が減少し、売上高は253億46百万円(前年度比 1.5%減)となりました。

前年度に引き続き、具入り調味ソースなどのOEM商品の販売が拡大いたしました。また、業務用商品の販売も堅調で、売上高は63億89百万円(前年度比 10.8%増)となりました。
以上の結果、国内食料品事業の売上高は693億71百万円(前年度比 2.2%増)となりました。
②海外食料品事業
当セグメントは従来「食料品事業」に含めておりましたが、海外における重要性が増したため、第3四半期連結会計期間末において、報告セグメントとして区分しております。その売上高は、2018年3月期第1四半期連結会計期間より計上されることとなります。
③中食その他事業
麦の穂グループでは、優秀品質の国際評価機関であるモンドセレクションの食品部門において、ビアードパパの「パイシュー6個セット」が2016年度最高金賞を受賞し、品質の高さが世界的に認められました。また、シュークリーム専門店の技術を活かした、クリスピーな食感が特徴の新ブランド「ビアードパパ グランデ」を2016年11月に阪急うめだ本店にオープンし、お客様からご好評をいただきました。
以上の結果、中食その他事業の売上高は112億33百万円(前年度比 0.7%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、投資活動による現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の減少額が、営業活動及び財務活動による資金の増加額を上回ったことにより、前連結会計年度末に比べ3億48百万円減少し、当連結会計年度末の資金残高は、77億26百万円となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動による資金の増加額は15億62百万円(前年度は32億35百万円の増加)となりました。これは主に、売上債権の増加及び法人税等の支払があったものの、税金等調整前当期純利益及び減価償却費の計上、たな卸資産の減少並びに未払金及び未払費用の増加があったことによるものです。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動による資金の減少額は128億85百万円(前年度は54億75百万円の減少)となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出があったことによるものです。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動による資金の増加額は109億97百万円(前年度は21億12百万円の増加)となりました。これは主に、社債の償還及び長期借入金の返済による支出があったものの、短期借入金及び社債の発行並びに長期借入金による資金調達があったことによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00469] S100AOK6)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。