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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AL9B

有価証券報告書抜粋 株式会社王将フードサービス 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当事業年度における世界経済は、減速の流れに歯止めがかかった模様でありますが、中国に代表される新興国の成長率の鈍化や英国のEU離脱通知、また米国の新政権による保護主義的な政策の不安に加え政策に不透明感が見られるなど世界経済は千変万化の様相を呈しております。

このような世界経済のもと、わが国経済は、雇用・所得環境の改善が進む中で、緩やかな回復基調が続いており、2016年の訪日外国人数は年間2,400万人を突破し、実質賃金指数が5年ぶりに増加するなど国内景気回復への兆しも見えてまいりました。しかしながら、個人消費の回復はやや力強さを欠いており、物価上昇への懸念や社会保険制度見直し等もあり、引き続き景気の先行きは楽観できず、消費市場の先行きは不透明に推移しております。

外食業界におきましては、夏は台風・長雨や日照不足、冬は記録的に早い積雪などの影響により野菜価格が高騰するとともに客足にも影響を受けるなど気象環境に大きく左右された1年となりました。また、人手不足を主因とする人件費関連コストの上昇やコンビニエンスストア等の他業種との競争が激化しており、さらに、今後深刻な問題となる少子高齢化社会で、どのようにお客様を招いていくのかなどの課題もあり、経営を取り巻く環境や消費動向は依然として厳しい状況にあります。

このような状況下当社は、労働時間の短縮、有給休暇取得促進等による労働環境の整備に加え、3年連続となるベースアップを行い従業員の幸せを追求し続け、さらに社外の人材を登用してガバナンス体制を強化した上で、お客様満足創造への様々な改善と挑戦を真摯に実践し続けてまいりました。クックパッド社とのタイアップ企画や新コンセプト店「GYOZA OHSHO」の更なる店舗展開、Yahoo!ショッピングへの公式通販ショップの開設、外販事業テストマーケティング開始、「極王焼そば」や「にんにくゼロ餃子」の販売開始、「ゆず風味餃子のたれ」「辣油」「王将マジックパウダー」の店頭販売開始など多様性に富んだ販売促進活動を行ってまいりました。一方、熊本県に売上の1%を義援金として寄付するぎょうざ倶楽部プレミアム会員の募集や復興応援メニューとして「春の野菜煮込みラーメン」を販売し、1杯につき30円を義援金として熊本県へ寄付するなど社会貢献活動にも積極的に取り組んでまいりました。
2017年12月24日の創業50周年の節目に向け、台湾への子会社「王將餐飲服務股份有限公司」の設立と初出店や、障がい者雇用の特例子会社「株式会社王将ハートフル」の設立等、この50年に感謝するとともに次なる50年も見据えた様々な試みを計画し、これまでの深い「感謝の気持ち」を、ステークホルダーの皆様へ企業活動を通して還元して、お客様から「褒められる店」を創り続けることができるよう努めてまいります。
当事業年度の店舗展開の状況につきましては、直営16店、FC8店の新規出店、FC1店の直営への移行、直営4店、FC9店の閉鎖を行っております。これにより期末店舗数は、直営486店、FC231店となりました。

以上の結果、売上高は、前年同期に比べて2億38百万円(0.3%)の減収で750億78百万円となりました。
営業利益は、ベースアップ等の人件費増加や運送費の増加等もあり、前年同期に比べて7億75百万円(12.4%)の減益で54億94百万円となりました。
経常利益は、上記理由等により、前年同期に比べて7億43百万円(11.4%)の減益で58億1百万円となりました。
当期純利益は、減損損失の増加もありましたが、収用補償金の収受、法人税負担の軽減等により、前年同期に比べて2億29百万円(5.6%)の減益で38億39百万円となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ44億35百万円増加し、117億41百万円となりました。


当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は、前年同期より27億81百万円(48.2%)増加し、85億51百万円となりました。増加の主要因は未払消費税等の増加であります。
主な内訳は、税引前当期純利益55億58百万円に減価償却費29億56百万円等を加えた額から法人税等の支払額18億24百万円等を減じた額であります。

② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は、前年同期より48億3百万円(65.5%)減少し、25億27百万円となりました。減少の主要因は有形固定資産の取得による支出の減少であります。
主な内訳は、有形固定資産の取得による支出26億97百万円等によるものであります。

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は、前年同期より43億68百万円(73.3%)減少し、15億88百万円となりました。減少の主要因は短期借入金の増加であります。
主な内訳は、借入金の純増加額25億81百万円による収入、自己株式の取得による支出17億99百万円及び配当金の支払額23億70百万円等による支出であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03193] S100AL9B)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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