株式会社神奈川銀行 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)

以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループ(当行及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)損益
当連結会計年度は、経常収益は貸出金利回りの低下により金利収入が減少した結果、前連結会計年度比1億60百万円減少の86億18百万円となりました。
また、経常費用は営業経費が2億4百万円増加し、貸倒引当金繰入額が8億41百万円増加したことなどから、前連結会計年度比10億12百万円増加の79億94百万円となりました。
以上により、当連結会計年度の損益は、経常利益は、前連結会計年度比11億72百万円減少し、6億23百万円となりました。当期純利益は、前連結会計年度比1億78百万円減少し、8億7百万円となりました。
(2)業容
預金は、法人預金の増加等により、前連結会計年度末比60億56百万円増加し、4,151億円となりました。
貸出金は、地元企業向け融資を中心に積極的に行ってきたこと等により、前連結会計年度末比110億83百万円増加し、3,205億79百万円となりました。
(3)純資産
純資産額は、純利益の計上等により、前連結会計年度末比21億65百万円増加し、223億14百万円となりました。
(4)キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローは、主としてコールローン等の減少等により営業活動によるキャッシュ・フローはプラスとなりました。有価証券の売却及び償還による収入等により投資活動によるキャッシュ・フローはプラスとなりました。結果として、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は前連結会計年度末比62億11百万円増加し、108億90百万円となりました。
(5)連結自己資本比率(国内基準)
連結自己資本比率(国内基準)は8.27%となりました。
(6)繰延税金資産
税効果会計によって発生する繰延税金資産は16億16百万円となりました。一方、その他有価証券評価差額金が増加したこと等から、繰延税金負債は12億8百万円となりました。繰延税金負債を控除した繰延税金資産の純額は4億8百万円となりました。