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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10057R2

有価証券報告書抜粋 株式会社藤商事 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

文中における将来に関する事項の記載は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されております。また、この財務諸表の作成にあたりまして、将来事象の結果に依存するため確定できない金額について、仮定の適切性、情報の適切性および金額の妥当性に留意しながら会計上の見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

(2)経営成績の分析
① 売上高
売上高については、前事業年度の418億30百万円から143億21百万円増加し、561億51百万円(対前期比34.2%増)となりました。
当事業年度の製品別売上高は、パチンコ遊技機において390億90百万円(同2.4%減)、パチスロ遊技機において170億60百万円(同857.7%増)であります。
なお、各製品別の増減要因は次のとおりであります。

(パチンコ遊技機)
《機種別販売台数》
前事業年度当事業年度
CR呪怨57千台CRリング 運命の日63千台
CRゲゲゲの鬼太郎 地獄からの使者26千台CR暴れん坊将軍 怪談13千台
他5機種36千台他6機種26千台
その他10千台その他11千台
130千台115千台

パチンコ遊技機は、多様化するファンのニーズにマッチした「ヒト味違う」多種多様なジャンルの遊技機を新たに8機種市場投入し、販売台数は115千台(対前期比11.7%減)となりました。

(パチスロ遊技機)
《機種別販売台数》
前事業年度当事業年度
パチスロRAVE エンドレスラッシュ3千台パチスロ アレジン23千台
パチスロ ゲゲゲの鬼太郎~ブラック鬼太郎の野望~1千台リング 呪いの7日間21千台
その他0千台
5千台44千台

パチスロ遊技機につきましては、新規タイトルとして2機種を市場投入し、販売台数は44千台(対前期比748.4%増)となりました。
② 売上原価
売上原価については、前事業年度の207億26百万円から95億30百万円増加し、302億56百万円(同46.0%増)となりました。
また、売上原価率は、前事業年度の49.5%から4.4ポイント上昇し53.9%となりました。
これは、主として材料費率の上昇などによるものであります。

③ 販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費については、前事業年度の168億75百万円から10億83百万円増加し、179億58百万円(同6.4%増)となりました。
これは、主として販売手数料の増加5億65百万円(同36.6%増)、減価償却費の増加3億56百万円(同142.2%増)などによるものであります。
なお、売上高に占める販売費及び一般管理費の割合は、前事業年度の40.3%から8.3ポイント低下し、32.0%となりました。

④ 営業利益
営業利益については、売上高の増加などにより、前事業年度の42億29百万円から37億7百万円増加し、79億36百万円(同87.7%増)となりました。
また、営業利益率は、前事業年度の10.1%から4.0ポイント上昇し、14.1%となりました。

⑤ 営業外収益、費用
営業外収益については、受取配当金や受取賃貸料などにより1億22百万円となりました。
営業外費用については、貸倒引当金繰入額やシンジケートローン手数料などにより1億9百万円となりました。

⑥ 経常利益
経常利益については、前事業年度の42億56百万円から36億93百万円増加し、79億49百万円(同86.8%増)となりました。
また、経常利益率は、前事業年度の10.2%から4.0ポイント上昇し14.2%となりました。

⑦ 特別損失
特別損失については、固定資産除却損の計上により4百万円となりました。

⑧ 税金費用
法人税、住民税及び事業税37億5百万円、法人税等調整額5億73百万円の計上により、31億32百万円となりました。

⑨ 当期純利益
上記①から⑧の要因により、当事業年度においては、48億12百万円の当期純利益となりました。

(3)財政状態の分析
当社の機種ごとの販売は非常に短期間であります。このため、機種の販売時期が期末前後となり売上・仕入などが当該期間に集中した場合には、売上債権、たな卸資産、仕入債務残高の計上が大きくなります。
また、期末前後に販売が少なく当該期間の売上・仕入などが減少した場合には、当該残高の計上が少なくなります。
したがって、売上債権、たな卸資産および仕入債務残高の増減の主な要因はこのことによります。

① 資産
流動資産については、前事業年度の402億49百万円から92億41百万円増加し、494億90百万円となりました。これは、現金及び預金の増加72億13百万円、受取手形の増加13億22百万円、原材料及び貯蔵品の増加8億37百万円、前渡金の減少4億50百万円などによるものであります。
固定資産については、前事業年度の139億65百万円から12億38百万円増加し、152億3百万円となりました。これは、投資有価証券の増加17億3百万円、機械及び装置の増加1億37百万円、長期前払費用の減少3億41百万円、工具、器具及び備品の減少3億11百万円などによるものであります。
② 負債
流動負債については、前事業年度の56億52百万円から63億22百万円増加し、119億75百万円となりました。これは、未払法人税等の増加25億52百万円、買掛金の増加20億41百万円、未払金の増加12億47百万円などによるものであります。
固定負債については、前事業年度の15億56百万円から63百万円増加し、16億20百万円となりました。
③ 純資産
純資産については、前事業年度の純資産合計470億4百万円から40億93百万円増加し、510億98百万円となりました。これは、利益剰余金の増加24億93百万円、自己株式の消却11億29百万円などによるものであります。

(4)キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ72億12百万円増加し、336億38百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、111億55百万円(前期は36億57百万円の資金の増加)となりました。
これは主に、税引前当期純利益79億45百万円、減価償却費27億86百万円、仕入債務の増加額19億30百万円などが増加の要因であり、売上債権の増加額16億53百万円などが減少の要因であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、27億22百万円(前期は27億75百万円の資金の減少)となりました。
これは主に、有価証券の償還による収入9億円などが増加の要因であり、有形固定資産の取得による支出18億62百万円、投資有価証券の取得による支出14億25百万円などが減少の要因であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、12億19百万円(前期は18億88百万円の資金の減少)となりました。
これは、配当金の支払によるものであります。

(5)資金需要及び財務政策
当社の資金需要について、運転資金、設備投資資金ともに、原則として自己資金で賄うことを基本としております。
運転資金需要の主なものは、原材料の仕入、納税による支払などであります。設備投資資金需要の主なものは、機械及び装置、新規金型の取得などであります。これらは、生産性の向上などを目的としており、今後も発生する可能性があります。
なお、販売計画、生産計画、設備投資計画をもとに資金需要に対応すべく資金計画を作成し、管理しております。

(6)戦略的観点からの現状と今後の見通し
経営環境は、政府の経済政策による国内景気の回復が期待されますが、物価上昇による消費マインドへの懸念等により、先行きは不透明な状況が続くと思われます。
パチンコホール業界におきましては、レジャーの多様化などの影響によりパチンコ参加人口および収益面は低迷しており、遊技機の購入については慎重な姿勢が継続され、安定稼働が見込める機種に需要が集中することが想定されます。
次期につきましては、パチンコ遊技機では現在販売を開始している「CR地獄少女 弐」や「CRクリスタル&ドラゴン」をはじめ、今後の発売予定機種につきましても、パチンコホールやパチンコファンのニーズを捉え、自社の強みを活かした商品性の高い新機種を効果的なタイミングで市場投入することにより、販売台数の確保に努めてまいります。
パチスロ遊技機においては、指定試験機関での型式試験方法の運用変更による影響にともない、時期の販売台数の見通しは前年同期比で減少する見通しです。
また、パチンコ・パチスロ遊技機ともに、より一層の稼働向上に向け、商品力を強化するために、積極的な研究開発投資を行ってまいります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02488] S10057R2)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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