株式会社飯能ゴルフ倶楽部 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2017年3月期)

当事業年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。
なお、本項に記載した事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。

(1) 重要な会計方針及び見積り

当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
当社の経営陣は、財務諸表の作成に際し決算日における資産・負債の報告数字の開示、ならびに報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行わなければなりません。

経営陣は、棚卸資産、投資、法人税等、財務活動、退職金、偶発事象や訴訟等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っております。経営陣は、過去の実績や状況に応じて合理的だと考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行います。実際には、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

(2) 業績について

売上高は、前事業年度660,175千円、当事業年度641,838千円で、差引18,337千円の横這いとなっており、前事業年度対比97.2%と前年並みとなっております。
売上総利益金額は、前事業年度613,367千円、当事業年度593,838千円で、差引19,528千円、前事業年度対比は96.8%と、ほぼ前年並みとなっております。また、売上総利益率は、前事業年度の92.9%から0.4ポイント減少して、当事業年度は92.5%となっております。
売上総利益率(粗利率)は前事業年度とほぼ同じですが、売上高がやや減少しております。
販売費及び一般管理費につきましては、前事業年度786,548千円、当事業年度764,203千円で差引22,344千円とほぼ前年並みとなっております。これを売上対比でみますと、前事業年度119.1%に対し、当事業年度119.1%とほぼ前年並みとなっております。
経常損益金額は、前事業年度27,986千円、当事業年度16,012千円で、差引11,974千円の減少、前期対比57.2%と、減益となっております。
また、特別損失として9番ホール第二用水暗渠工事他の有形固定資産除却損1,474千円を計上した結果、税引前当期純利益は14,538千円と前年同期に比べ6,348千円(30.4%)の減益となり、これに法人税、住民税及び事業税2,366千円を引当て、税効果会計に伴う法人税調整額△147千円を計上した結果、当期純利益は12,319千円で前年同期に比べ5,733千円(31.8%)の減となりました。

(3) 財政状態の分析

(資産)
当事業年度における資産合計は、3,611,041千円と前年同期と比べ、12,981千円(0.4%)の減少となりました。うち流動資産は、899,543千円と前年同期と比べ、10,363千円(1.2%)の増加となりました。主な増加要因は、未収入金が9,532千円増加したことなどによるものです。また固定資産は、2,711,497千円と前年同期と比べ、23,345千円(0.9%)の減少となりました。主な減少要因は有形固定資産が46,455千円増加いたしましたが、減価償却累計額が70,767千円増加したことなどによるものです。
(負債)
当事業年度における負債合計は、2,560,271千円と前年同期と比べ、25,545千円(1.0%)の減少となりました。うち流動負債は、106,379千円と前年同期と比べ、3,983千円(3.6%)の減少となりました。主な減少要因は、未払金が3,102千円、設備関係未払金が2,600千円それぞれ増加いたしましたが、預り金が4,580千円、未払消費税等が5,645千円それぞれ減少したことなどによるものです。固定負債は、2,453,891千円と前年同期と比べ、21,562千円(0.9%)の減少となりました。主な減少要因は、会員預り金が28,500千円減少したことなどによるものです。
(純資産)
当事業年度における純資産合計は1,050,770千円と前年同期と比べ、12,563千円(1.2%)の増加となりました。主な増加要因は、当期純利益12,319千円の計上などにより、繰越利益剰余金が12,518千円増加したことなどによるものです。

(4) キャッシュ・フローの分析

「1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載した事項を参照ください。