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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004Q73

有価証券報告書抜粋 株式会社髙島屋 対処すべき課題 (2015年2月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

少子高齢化の進行による消費マーケットの縮小や消費増税の影響が長引く中、当社グループは特徴化、魅力化を追求することで、百貨店事業を軸とした新しい小売業への更なる進化を図ってまいります。そのために、東神開発株式会社を始めとしたグループ各社の機能を活かした「街づくり」戦略、品揃えの特徴化や百貨店というリアル店舗と優良な組織会員を基盤にしたオムニチャネル戦略、さらには百貨店の強みを活かしたインバウンド対策を推進してまいります。
百貨店事業におきましては、「お客様第一主義」を基本姿勢として「街づくり」視点で新たなマーケットの開発に取り組んでまいります。
各店におきましては、来年春に新宿駅周辺再開発工事が完了する新宿店において、増加する来街者を取り込むため、食料品フロアとレストランフロアの改装を進めてまいります。京都店では、地域一番店の盤石化に向けて食料品・婦人服フロアの改装に着手します。横浜店では、食料品と特選ゾーンの改装により数年にわたる全館改装が完了し、地域一番店として更なる売上の拡大を目指してまいります。玉川店では、2年間にわたる売場改装を完了し、ショッピングセンターとの相乗効果を発揮してまいります。また、百貨店の特徴であるワンストップショッピングを大きなアドバンテージとして、各店で訪日外国人需要の取り込みを推進してまいります。言語表記の改善や、免税手続きの利便性向上など、訪日外国人が楽しくお買物できる環境づくりを目指してまいります。
商品面では、婦人雑貨・紳士雑貨・リビングのアイテム売場の自主運営化の拡大を継続し、百貨店の強みとして打ち出してまいります。また、働く女性のビジネスシーンの変化に対応した売場開発に取り組むとともに、「ベルナチュレール」、「レクレール・ドゥ・ジェニ」などの展開店舗を拡大し、一層の特徴化を推進し地域における存在価値を高めてまいります。さらに、エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社との提携関係を強化する中、スケールメリットを活かした買取仕入の拡大などリスクをとった商品政策の強化及び新規商品開発を推進してまいります。
集客策としましては、「琳派400年記念 細見美術館 琳派のきらめき」、小説に生涯を捧げた作家「山崎豊子の軌跡展(仮称)」など当社ならではの催を開催し、来店促進を図ってまいります。
オムニチャネル化の推進については、百貨店の営業力強化の主要施策として取り組んでまいります。クロスメディア事業において、オンラインストアのサイト大幅改修による利便性の向上、株式会社セレクトスクエアとの連携によるファッションサイトの拡充など、営業力強化に直結する施策を推進し、利便性の向上に努めてまいります。
海外では、シンガポール髙島屋が、カード会員特典の更なる拡充やWi-Fiを活用したツーリスト向けの来店促進策の実施により、更なる収益拡大を図ってまいります。上海髙島屋では、地域ニーズへの対応強化のため全館フロアの再構築を継続実施するとともに、急拡大するネット販売への取り組みを進め、経営基盤の早期安定化を目指します。
当社グループは成長戦略の一環として、海外での多店舗化と新規事業開発を推進しております。ベトナム・ホーチミン市中心地区に位置する大型複合開発計画「サイゴンセンター」へ出店(2016年予定)するとともに、不動産事業に参画いたします。また、タイ・バンコク、チャオプラヤー川西岸に完成予定の大型複合施設「ICONSIAM」のショッピングモールにおける核テナントとして、「サイアム髙島屋(仮称)」を出店(2017年予定)いたします。また、新規事業開発として、トランスコスモス株式会社と海外向け卸・小売販売の合弁会社を設立いたしました。今後も、積極的に新規事業の開発に取り組み、当社のブランド力、商品力に加え、当社グループの総合力を発揮し、事業領域の拡大に取り組んでまいります。
建装事業におきましては、髙島屋スペースクリエイツ株式会社が、首都圏を中心に拡大する建設工事需要の取り込みを進めるとともに、住宅リフォーム事業においては百貨店との連携により個人のお客様を中心に受注拡大を図ります。
不動産業におきましては、東神開発株式会社が、髙島屋グループ全体で取り組む「街づくり」の推進に向け、顧客とテナント双方に支持されるショッピングセンターの運営に努めてまいります。国内では、玉川、流山地区を中心に周辺開発をさらに推進し事業基盤の強化を図ってまいります。玉川髙島屋ショッピングセンターについては他社との徹底した差別化を図り、流山ショッピングセンターについては街のブランド価値を高めるための開発を段階的に進めてまいります。海外では、ベトナムでの不動産事業をはじめとするアジアにおける開発など、収益拡大に向けた積極的な取り組みを推進いたします。
金融業におきましては、髙島屋クレジット株式会社が、店頭やインターネットにおける入会促進により積極的に新規会員獲得を図るとともに、外部加盟店でのカード利用促進に努め収入増を図ってまいります。
2011年(2011年)の創業180周年を機に「髙島屋アーカイヴス」を構築いたしました。アーカイヴスを経営資源と位置づけ、基本的価値観の共有や人材育成など社内外において様々な活動を継続的に行ってまいります。また、社会情勢の変化に対応すべく、CSR課題を明確にすることでCSR経営の質の向上を図り、企業価値の向上に努めてまいります。あわせて、優秀な女性社員がモチベーションをあげ、重要なポストで活躍できる環境や制度を継続的に整えるなど、女性の活躍促進へ向けた取り組みを継続的に推進してまいります。



生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03013] S1004Q73)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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