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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AQGA

有価証券報告書抜粋 株式会社AIRDO 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当事業年度におけるわが国経済は、個人消費は総じてみれば持ち直しの動きが続き、企業収益や雇用情勢の改善がみられる等、緩やかな回復傾向が続きました。北海道経済も、相次いで上陸した台風による被害もあり、需要・生産動向等の一部に弱い動きがみられたものの、緩やかな持ち直しの動きが続きました。
国内航空業界においては、訪日外国人旅行者の増加等好材料がある一方、競合他社との競争は激しさを増しています。また、原油価格は上昇基調に転じる動きもみられましたが、基調としては比較的低水準にて推移しました。
このような状況の下、当社は「2015~2018年度中期経営戦略」にビジョンとして掲げた「『北海道の翼』にふさわしい“オンリーワン”のエアライン」をめざし、安全運航の堅持(創業以来の「事故・重大インシデントゼロ」の継続)に努めるとともに、顧客満足度の向上を図るべく各種施策に取り組んでまいりました。また、2016年11月14日に会社設立20周年を迎え、設立記念日に「創業からを振り返り、そして、感謝の気持ちをお伝えする」というコンセプトのもと、「札幌-東京」線の一部の便で「サロペット復刻フライト」と銘打ち、客室乗務員が就航当時の制服「サロペット」を着用して乗務をいたしました。
営業面においては、新たに「レベニューマネジメントシステム」を導入し、競争力のある運賃設定と需要予測に連動した精緻な座席コントロールに努めました。また、法人向けインターネット予約システム「AIRDO Biz」による法人販売の強化、航空券と宿泊施設・その他オプションを自由に組み合わせることができる旅行商品「AIRDO ダイナミックパッケージ」の展開等を進めたことに加え、エアライン初となる、「LINE(ライン)」と当社搭乗システムを連携させた「AIRDO ONLINE Service」を10月より開始し、LINEを介してQRコードの受取、予約照会、運航の見通しが確認できる等、お客様の利便性向上を図りました。また、12月より「旅」・「航空」・「北海道」をテーマとした新しいWebサイト「Yorimichi AIRDO」をオープンしたことに加え、年間通じて札幌ドームに企業ロゴの掲出を行う等、多種多様な媒体を通じた情報発信を展開し、「北海道の翼」としての認知度向上に努めました。
Web会員サービスである「My AIRDO」については、本年3月末現在、会員数が57万4千人となり、道内外のお客様よりご支持をいただいております。
運航面においては、7月より季節によって多彩な表情をみせる魅力あふれる“北海道の四季”を機体全体に表現した特別塗装機「ベア・ドゥ北海道JET」を導入し運航を開始しました。併せて、旭川空港開港50周年を記念したラッピング機を就航する等、地元自治体との連携強化を図ってまいりました。さらには、週末(金曜日および日曜日)を中心として「札幌-東京」線に深夜便を運航したほか、「女満別-東京」線の機材大型化を図る等、お客様の利便性向上に努めました。
機内サービス「Do Sky Marché(ドゥ・スカイマルシェ)」においては、北海道にこだわったメニュー・商品を順次ご提供し、独自サービスによる差別化に取り組みました。軽食販売の第2弾として「パスタ入り 北海道産とうきびチャウダー」、第3弾では「北海道味噌バター雑炊」を販売し大変ご好評をいただきました。加えて、北海道限定ビールの割引販売「HAPPY HOUR」も引き続き、多くのお客様にお楽しみいただきました。
地域・社会貢献活動においては、小中学生のキャリア形成の一環として、2009年度より実施している「AIRDO 航空教室」を道内44校で開催しました。そのほかにも「ほっかいどう企業の森林づくり」活動として、道内6ヵ所目となる釧路(弟子屈)地区において昨年に続き、植樹活動を実施しました。また、2016年8月の台風10号の影響により道央と道東の交通網等が寸断される被害が出たことから、9月7日から9月9日までの3日間、「札幌-釧路」間の臨時便を1日1往復運航いたしました。
当事業年度における当社の運航実績は、就航率は97.9%(前年同期98.5%)、定時出発率は86.0%(前年同期89.8%)、提供座席数は2,983千席(前年同期比3.3%増)となり、旅客数は2,086千人(前年同期比14.2%増)となりました。座席利用率は、路線の平均で69.7%(前年同期63.0%)となりました。
基幹路線の「札幌-東京」線において、旅客数が100万人を超え、全路線合計での旅客数が過去最多となったことにより、営業収入はコードシェアによる座席販売分を含め、49,088百万円(前年同期比3.7%増)となりました。
事業費については、原油価格の下落による航空燃料費の減少があったものの、2015年10月に開設した3路線(「札幌-名古屋・広島」線、「函館-名古屋」線)の通年運航による直接運航経費の増加等により、43,019百万円(前年同期比2.6%増)となりました。販売費及び一般管理費は、営業関連費用の増加等により4,124百万円(前年同期比18.4%増)となりました。
この結果、営業利益は1,944百万円(前年同期比2.1%増)、経常利益は1,188百万円(前年同期比11.4%減)となりました。また、特別損失として減損損失145百万円を計上したことに加え法人税等の負担率が増加したことにより、当期純利益は643百万円(前年同期比23.3%減)となりました。
なお、路線別の座席利用率は、次のとおりであります。
前事業年度当事業年度備考
「札 幌-東 京」線62.9%71.6%
「旭 川-東 京」線67.1%70.4%
「女満別-東 京」線64.1%67.8%
「釧 路-東 京」線63.3%70.9%
「帯 広-東 京」線58.6%65.4%
「函 館-東 京」線60.4%64.2%
「札 幌-仙 台」線74.2%77.0%
「札 幌-名古屋」線48.4%67.8%2015年10月開設
「札 幌-神 戸」線49.3%61.5%
「札 幌-岡 山」線58.8%60.6%
「札 幌-広 島」線60.8%64.8%2015年10月開設
「函 館-名古屋」線62.5%68.2%2015年10月開設
路線の平均63.0%69.7%
(注)座席利用率は当社販売分を表記しております。

(2) キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ1,155百万円の資金が増加(前年同期は4,608百万円の増加)し、当事業年度末には9,628百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は7,007百万円(前年同期比1.4%減)となりました。
これは、税引前当期純利益1,083百万円、減価償却費5,362百万円、航空機材整備引当金の増加額820百万円、未払金の減少額1,245百万円等を反映したものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は3,881百万円(前年同期比594.1%増)となりました。
これは、定期預金の預入による支出5,437百万円、定期預金の払戻による収入5,110百万円、有価証券の償還による収入2,400百万円、有価証券の取得による支出2,624百万円、投資有価証券の取得による支出1,518百万円、投資有価証券の償還による収入1,070百万円、長期前払費用の取得による支出1,883百万円等を反映したものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は1,910百万円(前年同期比1.4%減)となりました。
これは、長期借入金の返済による支出250百万円、リース債務の返済による支出1,934百万円、担保に供した預金の減少額413百万円等を反映したものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04278] S100AQGA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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