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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006MH2

有価証券報告書抜粋 株式会社FPG 対処すべき課題 (2015年9月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

当社グループは、タックス・リース・アレンジメント事業、保険仲立人事業、不動産関連事業、M&Aアドバイザリー事業、証券事業、航空機投資管理サービス事業、投資顧問事業、信託事業等を遂行しております。
当社グループが遂行する各事業の販売先となる主な顧客は、高収益な中小企業及びその経営者である富裕層の個人投資家であり、各事業の顧客層は概ね共通しております。また、航空機投資管理サービス事業の顧客は、世界の航空会社・航空機リース会社等であり、タックス・リース・アレンジメント事業におけるオペレーティング・リース事業の賃借人と共通します。そのため、個々の事業の収益力強化及び取扱商品・サービスの拡大は、結果として、他の事業の収益の拡大にもつながると考えております。
今後、当社グループが、さらなる業績拡大を実現していくためには、各事業間での相乗効果をもたらす収益拡大策を講じていく必要がある他、その収益拡大を支える営業体制、コンプライアンスを含めた内部管理体制の強化等を図る必要があると認識しております。
特に、業績拡大の実現のためには、証券事業、投資顧問事業、信託事業において、各事業の金融商品取引法に基づく登録や、信託業法に基づく免許を活用した新商品の提供を行うこと、また航空機投資管理サービス事業において、同事業だけでなく、タックス・リース・アレンジメント事業の収益拡大をもたらすような施策が必要不可欠と認識しております。
当社グループはこれらの課題に対応し、毎期2桁成長(増収増益)の達成を目指すべく、2014年9月期から2016年9月期にわたる3カ年の「中期経営計画」を策定し、中長期的な観点からの、経営戦略を策定しております。その要旨は、以下のとおりであります。なお、以下には、最新の課題を反映しております。
各事業の販売力の強化
当社グループは、全国の会計事務所・金融機関等から、顧客紹介を受ける販売ネットワークを構築・拡大することで、各事業の業績拡大を図ってまいりました。
今後も、販売力を強化するため、営業人員のさらなる増強を図るとともに、会計事務所・金融機関等との提携の拡充・深耕を図り、また、既存の販売拠点の拡充・新たな販売拠点の設置を検討してまいります。
当社グループの売上高の大半を占めるタックス・リース・アレンジメント事業における出資金販売額950億円の達成を目指します(当初の目標額400億円から上方修正しております)。
タックス・リース・アレンジメント事業の強化
当社グループの売上高の大半を占めているタックス・リース・アレンジメント事業の売上拡大につなげるために、オペレーティング・リース事業の組成能力の強化を図ってまいります。
専門性の高い組成担当部署の人材を強化するとともに、オペレーティング・リース事業の組成サポートを行う関係会社(オランダ・シンガポール・アラブ首長国連邦ドバイに拠点を置くFPG AIMグループ及びアイルランドに拠点を置くFPG AMENTUM LIMITED)の連携強化等の施策により、案件供給体制の拡充を図ってまいります。
その他事業の強化
不動産関連事業については、不動産小口運用商品の販売体制の拡充、組成用不動産の取得ルートの拡充、不動産に関連した新サービスへの進出検討、対象として海外不動産を加えること、信託事業の活用を行ってまいります。
証券事業については、通貨関連デリバティブ商品等の販売体制の拡充、収益力向上につなげるための取引金融機関の拡大、財務基盤の拡充、タックス・リース・アレンジメント事業の顧客への営業強化を図ってまいります。
保険仲立人事業については、提携保険会社の拡大を図るとともに、保険に関連する新サービス提供を検討してまいります。
M&Aアドバイザリー事業については、会計事務所、金融機関等との提携推進による営業強化を図ってまいります。
投資顧問事業及び信託事業については、内部管理体制を拡充するとともに、新商品・サービスの提供を進めてまいります。
航空機投資管理サービス事業については、タックス・リース・アレンジメント事業の収益拡大をもたらす新サービスの提供を検討してまいります。
取扱商品の拡大(新規事業への進出)検討
取扱商品・サービスを拡大することは、新規顧客の獲得機会の拡大に加え、既存顧客に対する新たな商品・サービスの提供が可能となり、既存事業の収益の拡大にもつながると考えております。当社は、さらなる取扱商品・サービスの拡大を図るため、M&Aによる方法を含め、新規事業への進出を検討し、多様な金融商品・サービスを提供するワンストップ型総合金融サービス会社の実現を目指してまいります。
資金調達力の拡大
タックス・リース・アレンジメント事業で、組成するオペレーティング・リース事業では、リース開始時までにリース物件購入代金等の必要資金を金融機関からの借入金及び顧客である投資家からの出資金により調達する必要がありますが、出資金については、将来、投資家に譲渡することを前提に、当社が一時的に立替取得する場合があります。この立替取得の資金は、自己資金による他、金融機関からの資金調達によっております。
また、不動産関連事業において、当社が、投資家へ譲渡後、任意組合への現物出資を受けることを前提に、組成用不動産を取得しますが、その資金は、自己資金による他、金融機関からの資金調達によっております。
当社グループの資金調達力が拡大すれば、複数の案件を同時に組成しやすくなる他、物件金額の大きい案件を組成しやすくなる等、結果として、当社の業績拡大に寄与します。
当社グループは、取引金融機関数の増加、資金調達枠の付されたコミットメントライン契約及び当座貸越契約等の締結の推進を進めております。今後も引き続き、取引金融機関の拡大、資金調達枠の拡大、さらなる資金調達の多様化を図ってまいります。
営業支援体制の強化・管理体制の強化
業容拡大を実現するため、機動的な経営を可能とする経営管理体制の拡充、収益の安定計上を担保するITインフラの強化、コンプライアンス体制・リスク管理体制の強化を図ってまいります。
上記中期計画の主な進捗状況は、以下のとおりであります。
各事業の販売力の強化
会計事務所・金融機関との提携拡大を進めるとともに、新たな販売拠点として、仙台支店、広島支店及び高松支店を開設したこと等により、販売ネットワークが拡大したこともあり、出資金販売額は、2013年9月期の256億円から、当連結会計年度は841億円となりました。
タックス・リース・アレンジメント事業の強化
今後、拡大が見込まれる航空機リース市場において、オペレーティング・リース事業の組成機会を確実にとらえ、成長していくために、航空機投資管理サービス事業を行うFPG AMENTUM LIMITEDを連結子会社といたしました。
リース事業の組成サポートを行う関係会社(FPG AIMグループ及びFPG AMENTUM LIMITED)の機能強化・連携強化により、各社によるサポート案件が増加いたしました。
この結果、リース事業組成金額は、2013年9月期の983億円から、当連結会計年度は2,973億円となりました。
取扱商品・サービスの拡大(新規事業への進出)
株式取得による新規連結子会社化を通じて、2014年9月期に投資顧問事業を、2015年9月期に、信託事業及び航空機投資管理サービス事業を開始いたしました。
資金調達力の拡大
コミットメントライン契約及び当座貸越契約等の資金調達枠の総額は、2013年9月期の219.5億円から、当連結会計年度末は744.5億円となりました。またコマーシャル・ペーパーの発行を開始する等、資金調達の多様化を図りました。
営業支援体制の強化・管理体制の強化
法務担当者、IT担当者を含む人材採用を進めること等により、内部統制・コンプライアンス体制の強化、業務支援体制・管理体制の強化を行いました。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E24651] S1006MH2)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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