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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CO6D

有価証券報告書抜粋 株式会社JMC 業績等の概要 (2017年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当事業年度における我が国経済は、米国新政権の政策や欧州の政治リスク、北朝鮮などにおける地政学的リスクなどの国内景気への影響が懸念されるなか、大規模な金融緩和をはじめ政府の各種経済対策の効果もあり、企業収益や雇用・所得環境に改善傾向が見受けられるなど、景気は緩やかな回復基調で推移しました。

主要事業である鋳造事業におきましては、第1四半期会計期間(2017年1月~同3月)に生産力増強を目指し、2017年3月にコンセプトセンター第5期棟(長野県飯田市)の建設工事に着工し、翌事業年度の2018年1月初旬に稼働を開始しております。また、第2四半期会計期間(2017年4月~同6月)までに多くの課題(特定顧客層へ営業力を傾注したことによる売上高の伸び悩み、製造の不具合から発生した再作等による機会損失、技術的難易度の高い案件受注による再作コスト増加等)が顕在化し、第3四半期会計期間(2017年7月~同9月)からその対策を講じ、第4四半期会計期間(2017年10月~同12月)では、その効果が表れてまいりました。
CT事業におきましては、第2四半期会計期間(2017年4月~同6月)にGEセンシング&インスペクション・テクノロジーズ株式会社と産業用CT販売に関する業務提携を開始し、事業の体制整備や産業用CTの販売促進に注力してまいりました。
当事業年度の売上高は、鋳造事業が前事業年度に比べ微減となったものの、3Dプリンター出力事業とCT事業が増収となり、1,629,689千円(前事業年度比10.3%増)となりました。
一方、営業利益は22,018千円(前事業年度比84.2%減)となりました。減益の主な理由は、鋳造事業における外注委託の増加や、人員増のための労務費が増加したこと等、売上原価が前事業年度に比べ227,052千円増加(前事業年度比26.5%増)し、販売費及び一般管理費においても鋳造事業の営業人件費の増加等により、前事業年度に比べ42,522千円増加(前事業年度比8.9%増)したことによるものであります。
なお、経常利益は28,736千円(前事業年度比83.3%減)、当期純利益は15,906千円(前事業年度比86.7%減)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、当事業年度より、報告セグメントの区分を変更しております。
2017年4月から産業用CTの販売を開始したことに伴い、報告セグメントを従来の「3Dプリンター出力事業」及び「鋳造事業」の2区分から、「3Dプリンター出力事業」、「鋳造事業」及び「CT事業」の3区分に変更しております。この変更に伴い、これまで「鋳造事業」に計上していた産業用CTによる検査・測定サービスの営業数値を「CT事業」に移管しております。
以下の前事業年度比較については、前事業年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。(以下、「2 生産、受注及び販売の状況」及び「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」においても同じであります。)

(3Dプリンター出力事業)
3Dプリンター出力事業におきましては、当社製品である心臓カテーテルシミュレーター「HEARTROID」の販売代理店契約を進め、国内外における販路の拡大に努めました。また、「高度管理医療機器等 販売業・貸与業」の許可を取得したことで、医療機器の販売が可能となりました。これに伴い、医療機器の開発、製造、販売、貸与及び輸出入に関する新サービスの立ち上げに着手するため、翌事業年度に向けた人員採用を開始いたしました。
なお、第3四半期累計期間(2017年1月~同9月)では前事業年度に比べ売上高が横ばい、セグメント利益が下回って推移しておりましたが、第4四半期会計期間(2017年10月~同12月)には既存顧客の案件が増加するとともに、WEBプロモーションや展示会の効果による新規顧客が増加し、売上高及びセグメント利益が増加いたしました。
当事業年度の売上高は、413,725千円(前事業年度比7.6%増)、セグメント利益は87,192千円(前事業年度比10.7%増)となりました。

(鋳造事業)
鋳造事業におきましては、第2四半期会計期間(2017年4月~同6月)までに顕在化した課題の対策として、第3四半期会計期間(2017年7月~同9月)以降、既存顧客に対する営業活動を増加させたものの、売上高は前事業年度と比べ微減となりました。
また、製造不具合低減のため製造工程での各種チェック機能や外注加工の粗利率管理を改善し、第4四半期会計期間(2017年10月~同12月)では粗利率が改善傾向となったものの、当事業年度のセグメント利益は大幅な減益となりました。
なお、第3四半期累計期間(2017年1月~同9月)では、受注高が前事業年度に比べ下回っておりましたが、第4四半期会計期間(2017年10月~同12月)では大幅に上回り、当事業年度の受注高は前事業年度を上回る結果となりました。
当事業年度の売上高は、959,456千円(前事業年度比3.2%減)、セグメント利益は150,937千円(前事業年度比52.4%減)となりました。

(CT事業)
CT事業におきましては、検査・測定サービスが、当社の撮像技術、データ処理及び解析サービスの優位性を活かし、順調に受注高が増加いたしました。
当該サービスは、継続して受注増が見込まれることから、サービス拡充に向け、GEセンシング&インスペクション・テクノロジーズ株式会社製マイクロフォーカスCTの最上位機種である「phoenix v|tome|x m」を2018年4月にコンセプトセンター第5期棟(長野県飯田市)に導入いたします。
なお、当事業年度から開始した産業用CTの販売では、受注した3台のうち1台が売上に至り、また、検査・測定サービスも堅調に推移したことから、前事業年度に比べ売上高、セグメント利益が大幅な増収増益となり、CT事業の事業規模が拡大いたしました。
当事業年度の売上高は256,507千円(前事業年度比152.0%増)、セグメント利益は109,675千円(前事業年度比50.2%増)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E32770] S100CO6D)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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