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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G4B5

有価証券報告書抜粋 株式会社NIPPO 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当社グループは、当社基幹事業である舗装事業の事業継続性の確保、シェア拡大および利益向上に資するための研究開発とその普及に精力的に取り組んでいる。また現在の社会的要請、顧客ニーズへの積極的な対応に加えて、次世代インフラ構築を見据えた技術イノベーションの実現を目指している。
具体的には、基幹事業関連、安全対策、インフラメンテナンス、環境負荷低減、および次世代交通インフラへの取り組みなどが挙げられる。
当連結会計年度における研究開発費は、711百万円であった。この内訳は、建設事業および当該事業へ資材を供給する製造・販売事業に関する一連のものであり、セグメントごとには明確な区分ができない。
なお、主な成果は以下のとおりである。

研究開発項目研究開発内容および取り組み状況
基幹事業関連(1) 再生アスファルト混合物(再生合材)の品質/収益向上技術の高度化
当社事業の継続と更なる発展のために 再生合材は、当社製造販売事業における主力製品である。当社は、再生合材の品質/収益を向上させる再生用添加剤「RD-EX」を共同開発し、普及展開を図っている。また、再生合材の品質/収益向上に向けた更なる高度化技術の開発を進めている。
(2) 舗装施工の生産性向上技術
舗装切削工において、切削厚の出来形を自動計測し、帳簿を作成する省人化ツール「Nコレ・メジャー」を開発した。当社は、ICT(情報通信技術)やIoT(モノのインターネット)を活用することで、市場規模の大きい舗装維持修繕工事における生産性・安全性向上のための技術概念「N-PNext」を新たに立ち上げ、その要素技術の開発を進めている。
安全対策(3) 舗装工事向け体調見守りシステム
仲間の健康と安全を守るために アスファルト舗装の技能者は、150~160℃を超える加熱アスファルト混合物を使用する過酷な作業環境にある。現場管理者がこのような環境下にある技能者の健康状態を常に見守ることを支援するツールとして、「NIPPOバイタルチェッカー」を開発した。当社は、労働環境の整備と生産性向上を基本理念とする働き方改革を進めており、これらを実現するための研究開発を進めている。
インフラ(4) 道路橋床版メンテナンス技術
メンテナンス
次世代にインフラを引き継ぐために
当社は、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」に参画し、床版上面の脆弱箇所を効率的かつ正確に除去する技術を実用化した。また、当社が共同開発した「高浸透型複合防水工法(ハードフレッシュ工法)」は、防水と床版補修の双方を併せ持つ防水工法として、都市内高速道路を中心にその適用が進められている。当社は、更なる市場拡大が想定される道路橋コンクリート床版メンテナンス関連技術と材料の開発を進めている。
環境負荷低減(5) 温室効果ガス削減技術と再生可能エネルギー関連技術
未来の子供たちのために 国連「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の持続可能な開発目標(SDGs)では、気候変動対策として温室効果ガス排出量の削減が求められている。当社は、合材製造時の加熱温度の低減を図る中温化アスファルト舗装技術、およびヒートアイランド対策として遮熱性舗装の高度化を進めている。また、再生可能エネルギーへの転換を背景に、海外では太陽光発電舗装の開発が進められている。当社は、すでに実用化レベルの「舗装用太陽光発電モジュール」を開発しており、実証実験ヤードにおいて検証作業を進めている。
(6) 土壌浄化対策技術
当社は、土壌浄化対策工法「GRMバイオ工法」を商品化した。本工法は、ワインの搾りかすを原料とする薬剤(GRM)により、微生物の活動を活性化することで、人体に有害な揮発性有機化合物質(VOC)を安全に分解する技術である。
次世代交通(7) 車の自動運転技術
インフラ
安全で快適な社会の実現のために
当社は、特殊磁石(磁気マーカ)を路面に設置することによる車の自動運転技術の開発を進めてきている。また、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の「自動運転(システムとサービスの拡張)」に参画し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックでの自動運転サービスの提供のための走行環境の整備への対応を進めている。

事業等のリスク株式の総数等


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