シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007UZY

有価証券報告書抜粋 株式会社RKB毎日ホールディングス 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済対策、日銀による金融対策の効果等を背景に企業収益や雇用環境に改善の動きが見られ、堅調に推移しました。その一方で、実質的な物価上昇などにともない国内の個人消費は弱含みに推移したほか、中国やその他新興国市場における景気減速等の影響を受け、国内外ともに経済環境の先行きに依然として不透明な中で推移しました。
当社の主力事業分野である広告業界では、インターネット広告費が大幅に増加し、広告費全体では前年並みとなりました。テレビ・ラジオの広告費は、前年の消費増税前の駆け込み需要や「FIFA ワールドカップブラジル大会」などの大型スポーツ番組の反動減や経済環境の先行き不透明感から出稿を手控える動きが広がり、年度半ばまでは低調に推移しましたが、年度後半はやや持ち直しました。このような情勢の中、当社及び当社グループは収入を確保すべく積極的な営業活動を展開した結果、主力事業である放送事業ではラジオは減収となりましたが、テレビは増収を確保しました。その他事業では減収、不動産事業及びシステム関連事業では増収となり、全体の売上高は256億66百万円と前年度に比べ5億65百万円(2.3%)の増収となりました。一方、支出については、全社を挙げて経費節減に取り組むなど、効率的な運用に努めました。
この結果、経常利益は18億27百万円と前年度に比べ1億56百万円(9.4%)の増益となり、親会社株主に帰属する当期純利益も11億27百万円と前年度に比べ96百万円(9.3%)の増益となりました。
事業別の経過及びその成果は、次のとおりであります。

①放送事業
放送事業の収入は、166億54百万円と前連結会計年度に比べ79百万円(0.5%)の増収となり、営業利益は10億5百万円と1億47百万円(17.2%)の増益となりました。
テレビ部門では、タイム収入は、ゴールデンタイム番組が深夜帯に移動するなどの要因による減少分をイベントとタイアップした番組の開発や第3四半期以降のレギュラー番組による積み上げなどの収入増でもカバーしきれず、前年度に比べて0.8%の減収となりました。スポット収入は、年度初めは出足が鈍く第1四半期は前年度を割り込みましたが、第2四半期以降は概ね活況に転じ、通期では前年度に比べ2.0%の増収となりました。業種別では、食品、通信・アプリ、化粧品等が好調でしたが、輸送機器、アルコール飲料、電気機器等が落ち込みました。この結果、テレビ事業全体では前年度に比べ1.3%の増収となりました。
番組編成面では、「今日感テレビ」を自社制作の柱と位置づけ、ネット番組を含め午前11時から午後7時まで8時間の生放送を維持し、事件・事故や災害発生時には、ただちに第一報を伝えるなど生放送の特性を活かしてエリアの信頼に応える編成を行いました。ゴールデンタイムには「豆ごはん。」、深夜には「TEEN!TEEN!」を制作し、日曜日の午前中には新たに「サンデーウォッチ」を開始し有益で楽しい情報提供を心掛けました。スポーツの分野では「世界野球プレミア12」で侍ジャパンの熱戦を伝え、視聴率35.8%を記録しました。さらに女子プロゴルフトーナメント「ほけんの窓口レディース」やリオデジャネイロ・パラリンピックの視覚障害者マラソン代表選考会を兼ねた「別府大分毎日マラソン」、「クロスカントリー日本選手権」など国際レベルのコンテンツを発信しています。ドキュメンタリーでは、芥川賞を受賞した又吉直樹氏を起用し、宗像大社の沖ノ島をテーマにした「又吉直樹 神の島を行く~宗像大社と出光佐三~」を全国に放送し、好評を博しました。今日感ニュースなどで放送した「戦後70年 パラオの海に沈む日本船」は「第3回JNN調査報道プロジェクト」で大賞を獲得しました。また、「ディレール-プによる残像効果を野球のピッチングリプレイに利用する試み」でJNN技術賞最優秀賞(番組技術部門)を受賞しました。
また、全社で「『誰かを思う』が、明日を変える」をキャッチフレーズにしたキャンペーン「家族びより」を展開し、イベントを開催するなど健全な地域社会の実現に寄与しています。
ラジオ部門では、タイム収入は、ネットショッピング物件の減少が続き、レギュラータイム・特番セールスなどでカバーを図りましたが、前年度に比べて9.6%の減収となりました。またスポット収入は、新規企画などで積み上げを図ったものの、ネットスポンサーの減少が大きく、通期で9.1%の減収となりました。また制作費収入は、新規・既存のイベントセールスを強化した結果、7月の「ももち浜サマーフェスタ」、10月の「ラジオまつり」等により25.3%の増収となりました。この結果、ラジオ事業全体では前年度に比べ、4.6%の減収となりました。
番組面では、ニセ電話詐欺防止などの社会貢献につながるキャンペーンを実施し、夜ワイド番組が民放連盟賞優秀賞を受賞しました。また、2016年3月28日にはFM補完放送(ワイドFM)を開始し、都市部の難聴取改善や災害対策に一歩前進することとなりました。


②システム関連事業
システム関連事業の収入は、55億33百万円と前連結会計年度に比べ6億63百万円(13.6%)の増収となり、受注条件の見直しや収支管理を徹底して行った結果、営業利益は98百万円(前年同期は営業損失5百万円)となりました。
官公庁向けの受注が過去最高を記録するとともに、民間向けにはITサービスの中でもクラウドサービスに注力しました。

③不動産事業
不動産事業の収入は、10億18百万円と前連結会計年度に比べ0百万円(0.1%)の増収となり、営業利益は6億96百万円と5百万円(0.8%)の増益となりました。
駐車場収入及び賃貸料収入が前年度と同水準を維持しました。

④その他事業
その他事業収入は、24億59百万円と前連結会計年度に比べ1億78百万円(6.8%)の減収となり、営業損失は98百万円(前年同期は営業損失19百万円)となりました。
催し物やコンテンツ開発で積極的な展開を図りましたが、減収となりました。コンテンツ開発部門では、8年目を迎えたFACo(福岡アジアコレクション)は、今回も7,500人を超える入場者を集めるとともに、「FACo in Taipei」「FACo in Laos」を実施し、アジア展開も着実に進んでいます。また、福岡市との「福岡アジアンパーティ」、北九州市との「TGC KITAKYUSHU 2015」等、行政とのイベントへの取り組みも拡大しております。催事事業部門では、アイランドシティ10周年記念中核イベント「プラントハンター西畠清順の世界7大陸植物園!!」が6万人の入場者を集め、好評を博しました。この他、「世界記憶遺産 山本作兵衛の世界」や稲垣吾郎・大島優子主演の舞台「No9 不滅の旋律」、蜷川幸雄演出のシェイクスピア劇「ヴェローナの二紳士」等、多くの催事を展開し、話題を集めました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により16億62百万円増加し、有形固定資産の取得等により投資活動で6億55百万円、借入金の返済等により財務活動で6億25百万円減少したこと等により、当連結会計年度末には、前連結会計年度末に比べ4億25百万円(8.5%)増加し、54億30百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ4億43百万円減少し、16億62百万円(前連結会計年度は21億5百万円の獲得)となりました。これは主に、未払消費税が4億93百万円減少したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ13百万円増加し、6億55百万円(前連結会計年度は6億41百万円の使用)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ2億64百万円減少し、6億25百万円(前連結会計年度は8億90百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入金の返済が2億円減少したことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04382] S1007UZY)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。