シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100BDRF

有価証券報告書抜粋 株式会社SANKO MARKETING FOODS 業績等の概要 (2017年6月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当事業年度(2016年7月1日~2017年6月30日)における我が国経済は、雇用・所得環境の改善が進む中、企業収益の持続的な改善も見られ、緩やかな回復基調が続いております。
外食業界におきましては、食に対する価値観やニーズが質的に変化し、消費形態が多様化する中、当該市場への新たな参入者が登場しており、「業種・業態の垣根のない新たな競争環境」が生まれてきています。また、「原材料価格の高止まり」「物流費の上昇」「人材採用難」「人件費の上昇」等が、大きな経営圧迫要因になっており、経営環境はますます厳しさを増しております。

このようなかつてない経営環境の変化に直面している中、当社は、“今まで”の事業認識ややり方にとらわれず、“今から”を見据えて、業種・業態を質的・構造的に進化させること、そして、慣れ親しんできた仕事のやり方・働き方を変えることが必須かつ喫緊の課題であると認識しております。

この認識のもと、当社は、店舗主導型経営への変革に踏み出す新たな一歩として、本年1月に本社移転を実施いたしました。この本社移転を機に、風通しの良い活発な組織風土を醸成することを目的として、壁やパーティションのないフリーアドレス制を導入し、部門間におけるコミュニケーションの活性化に注力いたしました。また、管理部門の名称をサポートセンターと改め、事業構造、仕組み、諸制度の変革やシステム化に向けた業務の見直しに着手し、準備を行ってまいりました。

まず、事業構造変革の第一歩として、安定した収益が見込める「金の蔵」「月の雫」および今後の成長が期待できる「アカマル屋」への積極的な資源集中をはかるとともに、「東方見聞録」から「金の蔵」や「月の雫」への統廃合等、業態・店舗の再編に取り組んでまいりました。
女性のお客様からご支持いただいている「月の雫」については、時代の流れを踏まえて、業態コンセプトのあり方を見直し、非日常空間の再創出を目的として「脱居酒屋」に向けた施策を講じてまいりました。特に、メニューについては、お客様に湯葉からお豆冨までを卓上で作っていただく体験型メニューを導入したほか、食事性メニューの充実をはかりました。
若年層から気軽さや使いやすさをご支持いただいている「金の蔵」については、さらなるお客様数増加に向け、平日にご来店されるお客様を確保することを目的として、曜日・時間帯別によって移ろうお客様ニーズに対応するきめ細やかな販促施策や、新たなお客様層の確保を目的にスマホゲームとのコラボレーション企画を実施いたしました。
また、一部店舗の深夜営業時間短縮やセルフ式飲み放題のトライアル導入等、1店舗1店舗の効率や収益性に目を向けた諸策を講じてまいりました。
こうした構造転換やオペレーションの改善等に取り組む中、人事施策として、次代を担う経営人材育成のためのジョブローテーションや新たなポジションへの積極的な登用を行ったほか、店舗で働くアルバイトクルーに「仕事を通じて働く喜び」「仕事を通じて成長する喜び」を再認識してもらい、店舗の活性化をはかることを目的としたアルバイトクルーによるアルバイトクルーのためのフェスティバル(第4回「さんくるFes」)を実施いたしました。
また、当事業年度における直営店舗の出退店につきましては、「アカマル屋」を2店舗、新たな市場ニーズに対応するブランドとして、蕎麦酒場「ゑびや」を1店舗、「バリバリ鶏」を1店舗出店いたしました。他方で駅前再開発や契約満了等により、4店舗を閉店いたしました。

以上の取り組みにより売上高は、134億36百万円(前年同期比2.2%減)となりました。営業利益につきましては、原材料価格の高騰や人件費の上昇もあり、23百万円(同91.4%減)、経常利益は42百万円(同86.8%減)となりました。
当期純損失は、店舗の将来収益を再精査し、減損損失等を計上したことにより、2億98百万円(前年同期は当期純利益2億94百万円)となりました。


(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べて6億90百万円減少し、33億94百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況につきましては次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、2億8百万円(前年同期比66.2%減)となりました。これは主に、税引前当期純損失を2億68百万円計上したものの、非現金支出項目である減価償却費を4億59百万円、減損損失を2億82百万円計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、6億68百万円(前年同期は27百万円の支出)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出が6億4百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、2億30百万円(前年同期比0.2%増)となりました。これは、配当金の支払額
が2億30百万円あったことによるものであります。
なお、当事業年度における各キャッシュ・フローの状況及び増減要因は、「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3)キャッシュ・フローの分析」に記載のとおりであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03404] S100BDRF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。