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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006H5V

有価証券報告書抜粋 株式会社SHIFT 業績等の概要 (2015年8月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、積極的な金融緩和や財政出動がもたらした円高是正や株価上昇による景況感の改善に加え、消費増税前の駆け込み需要も寄与し、企業収益、個人消費共に改善傾向にあります。しかしながら、エネルギー関連をはじめとする物価上昇等わが国経済が抱える構造的な問題が表面化しつつあり、また欧米諸国における財政問題や中国及び新興国の経済成長の鈍化等により、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
一方、当社グループの関連するソフトウェア関連市場では、近年抑制されていた企業のIT投資に回復傾向が見られ、受託開発ソフトウェア、パッケージソフトウェアなどのエンタープライズ向けソフトウェア市場が堅調に推移したほか、スマートフォンやタブレットの普及を背景に、ソーシャルゲームやネイティブアプリを中心としたモバイルゲーム市場が活況に推移しております。
こうした経営環境の中、当社グループでは、ソフトウェアテスト事業において、既存顧客とのリレーションを強化し、より一層収益基盤を拡大した一方で、人材、ツール、サービス開発等にも積極的な投資活動を行ってまいりました。また、活況なゲーム分野へのソフトウェアテストサービスの提供を進め、事業領域の拡大に取り組んでまいりました。
以上のような取り組みの結果、当連結会計年度の売上高は、3,288,705千円(前年度比52.9%増)、営業利益は319,183千円(前年度比157.2%増)、経常利益は315,405千円(前年度比153.8%増)、当期純利益は195,344千円(前年度比30.6%増)となりました。
当連結会計年度においては、既存案件の継続・拡大に加え、新規案件の獲得が好調に推移したことにより、売上高、利益両面において前連結会計年度から連続して過去最高を更新する結果となりました。

当社グループが営むソフトウェアテスト事業は、ソフトウェア開発の各工程において顧客企業のソフトウェア品質の向上に資するサービスを提供しております。当連結会計年度では、エンタープライズ向けソフトウェア市場のソフトウェアテストソリューションの認知が進み好調に推移したほか、モバイルゲーム市場に対応したテストソリューションのニーズも好調に推移いたしました。

サービス別の業績は次のとおりです。

①コンサルティングサービス

コンサルティングサービスでは、主としてソフトウェア開発の上流工程において、ソフトウェアテスト体制構築支援、テスト戦略・計画立案支援、テスト推進支援、テスト設計支援などのコンサルティングサービスを提供しております。
当連結会計年度においては、コンサルティングサービスの提供が可能な優秀な人材の獲得を続けながら、既存顧客とのリレーション強化に努め、収益基盤を強化してまいりました。コンサルティングサービスはニーズが大きいものの当社グループのソフトウェアテスト手法やノウハウを熟知した優秀な人材の採用、育成が必要となり、重要な経営課題と位置づけて取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度のコンサルティングサービスの売上高は1,003,485千円(前年度比21.0%増)となりました。

②ソリューションサービス

ソフトウェアテストでは、テスト計画やテスト設計を通じて膨大なテストケースが作成され、これを実行するテスト実行工程に移行しますが、当社グループではこれを独自に開発したCATシステムにより生産性を追求したソリューションサービスとして提供しております。
当連結会計年度においては、コンサルティングサービスの拡大に連動したソリューションサービス受託の拡大を継続する一方で、テスト自動化に関連したサービスの拡充に注力し、その収益も拡大させてまいりました。また、ソーシャルゲームを中心としたエンターテイメント領域のソフトウェアテストソリューションの牽引もあり大幅な増収となりました。
この結果、当連結会計年度のソリューションサービスの売上高は2,179,939千円(前年度比81.1%増)となりました。

③ヒンシツプラットフォームサービス

コンサルティングサービスやソリューションサービスを通じ、幅広い業種業態におけるソフトウェアやその品質に関するナレッジやデータが蓄積いたします。ヒンシツプラットフォームサービスでは、そうした蓄積されたナレッジやデータを分析し顧客に有用な情報として提供したり、不具合の発生を予見したり、ソフトウェアテストに関するノウハウを教育サービスとして提供しております。
当連結会計年度においては、テスト自動化の支援業務やセキュリティテスト、負荷テストなどの非機能テストと呼ばれるテストソリューションサービスが好調に推移したほか、教育サービスも堅調に推移いたしました。また、CATシステムのSaaS提供も開始しており、更なる成長に向けた取り組みを継続しております。
この結果、当連結会計年度のヒンシツプラットフォームサービスの売上高は105,280千円(前年度比76.5%増)となりました。


区分2014年8月期
前連結会計年度
2015年8月期
当連結会計年度
前連結会計年度比
金額構成比金額構成比金額増減率
千円%千円%千円%
ソフトウェアテスト事業2,092,10997.33,288,705100.01,196,59657.2
コンサルティングサービス829,01538.51,003,48530.5174,47021.0
ソリューションサービス1,203,45556.02,179,93966.3976,48481.1
ヒンシツプラットフォームサービス59,6382.8105,2803.245,64176.5
その他事業(※)58,7282.7△58,728△100.0
合計2,150,837100.03,288,705100.01,137,86852.9


※前連結会計年度においては、子会社においてソーシャルゲーム事業などを提供しておりましたが、子会社売却に伴いその他事業の提供を終了し、当連結会計年度においてはソフトウェアテスト事業に専心していく体制といたしました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)残高は、前連結会計年度末に比べ383,770千円増加して1,286,900千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその主な要因は以下のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により獲得した資金は292,213千円(前年同期は253,443千円の獲得)となりました。これは主に、売上債権の増加157,312千円、法人税等の支払額143,735千円等の資金の減少要因があったものの、税金等調整前当期純利益315,723千円、減価償却費52,775千円、仕入債務の増加75,816千円、未払金及び未払費用の増加89,132千円等の資金の増加要因があったことによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動において使用した資金は166,347千円(前年同期は56,284千円の使用)となりました。これは主に、業務拡大に伴い東京及び福岡テストセンターの増床準備・移転工事の実施や、事業基盤確立のためのソフトウェア取得により、有形固定資産の取得による支出33,065千円、無形固定資産の取得による支出51,966千円、敷金の差入による支出53,130千円があったこと等によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により獲得した資金は254,341千円(前年同期は46,880千円の使用)となりました。これは主に、株式の発行による収入235,788千円及び少数株主からの払込みによる収入27,500千円によるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30969] S1006H5V)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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