有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002DIA
株式会社SRAホールディングス 業績等の概要 (2014年3月期)
(1)業績
当連結会計年度(2013年4月1日から2014年3月31日)におけるわが国経済は、個人消費や生産が増加し、企業収益も改善する等、景気は緩やかに回復してきました。
情報サービス業界におきましては、IT投資は回復基調を維持しているものの、競争激化により引き続き厳しい受注環境で推移しました。
このような事業環境のもと、当社グループは、中期経営計画の3年目として、『既存事業の構造改革推進』と中長期成長戦略である『自社IP製品ビジネス×海外ビジネス』について、以下のような具体的施策を推進しました。
■既存事業の構造改革推進
「営業強化による受注・売上の拡大」としては、提案型営業による案件の創出と案件・受注管理体制の強化等に取り組んだ結果、株式会社AIT、株式会社SRA西日本等の売上高が増加しましたが、SRA AMERICA,INC.は前連結会計年度までの大型案件の反動減で売上高が減少しました。
また、「収益性の高い生産体制の構築」については、引き続き配員管理の強化と生産間接費の適正化を推進した結果、主力の開発事業において、売上総利益率は3四半期連続で20%を超えました。
■自社IP製品ビジネス×海外ビジネス
自社IP製品ビジネスを中国・インド・ASEAN等の成長市場へ展開するという中長期成長戦略のさらなる推進を目的に、Proxim Wireless Corporation、鑫金浪电子有限公司(Kingnet)およびCavirin Systems,Inc.に対して追加の事業投資を実施しました。
また、国内の自社IP製品ビジネスにおいては、総合文教ソリューション(UniVision)、メールアーカイブ製品(MailDepot)、デジタルコンテンツサービス(BELEGA-DC)、ECサイト構築サービス(BELEGA-EC)等の拡販に注力しました。
さらに、新しいビジネスモデル構築への取り組みとして、市場拡大が予想されるヘルスケア分野において、株式会社プラクテックスに対して事業投資を行うとともに、同社と協業してスマートフォン向けアプリケーション「HEALTHPLAYER」(※)を開発し、提供を開始しました。
※「HEALTHPLAYER」
スマートフォン等を介して利用者より取得した身長・体重・消費カロリー等のヘルスケアデータをクラウドに安全に記録・保管し、健康管理に役立てるとともに、株式会社SRAのレコメンド技術を活用して分析し、個々の利用者の健康状態に合った、生活習慣改善などの記事や関連広告等の配信を行う。
以上の結果、当連結会計年度の連結業績は次のとおりとなりました。
売上高については、開発事業、運用・構築事業、販売事業の全てが増加し、35,146百万円(前連結会計年度比9.3%増)となりました。
損益面においては、営業利益は売上増加に伴う売上総利益の増加で2,807百万円(前連結会計年度比15.2%増)、経常利益は3,324百万円(前連結会計年度比15.3%増)、当期純利益は退職給付制度改定益の特別利益への計上等で2,134百万円(前連結会計年度比27.0%増)となりました。
なお、第1四半期連結累計期間において特別損失に計上した投資有価証券評価損については、株価の回復により当連結会計年度においては計上する必要がなくなりました。
上記のとおり、当連結会計年度の連結業績は前連結会計年度に比べ、売上高は増収となり、営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも大幅な増益となりました。また、通期の業績予想に対しては、営業利益は予想値を若干下回ったものの、売上高、経常利益、当期純利益は予想値を上回る結果となりました。
◎連結業績の推移 (単位:百万円)
当連結会計年度の事業別の営業の状況は次のとおりです。
● 開発事業
開発事業は、電力業向け、製造業向けが減少したものの、銀行・証券向けが増加した結果、当事業の売上高は、18,364百万円(前連結会計年度比5.5%増)となりました。
● 運用・構築事業
運用・構築事業は、大学関連が微減となりましたが、企業向けが増加した結果、当事業の売上高は3,576百万円(前連結会計年度比6.9%増)となりました。
● 販売事業
販売事業は、株式会社AITが金融分野および医療分野を中心に好調を持続した結果、当事業の売上高は13,206百万円(前連結会計年度比15.7%増)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ411百万
円増加し、7,909百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、2,131百万円(前連結会計年度末は1,622百万円の獲得)となりました。
これは、主に税金等調整前当期純利益3,623百万円、仕入債務の増加721百万円、減価償却費416百万円等のプラ
ス要因と、法人税等の支払1,106百万円、たな卸資産の増加468百万円、売上債権の増加377百万円等のマイナス要
因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は、192百万円(同2,896百万円の使用)となりました。
これは、主に投資有価証券の売却による収入940百万円、貸付金の回収による収入154百万円等のプラス要因と、
貸付による支出769百万円、無形固定資産の取得による支出122百万円等のマイナス要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、2,065百万円(同906百万円の使用)となりました。
これは、ストックオプションの行使による収入91百万円等のプラス要因と、自己株式の取得による支出1,544百
万円、配当金の支払591百万円等のマイナス要因によるものであります。
当連結会計年度(2013年4月1日から2014年3月31日)におけるわが国経済は、個人消費や生産が増加し、企業収益も改善する等、景気は緩やかに回復してきました。
情報サービス業界におきましては、IT投資は回復基調を維持しているものの、競争激化により引き続き厳しい受注環境で推移しました。
このような事業環境のもと、当社グループは、中期経営計画の3年目として、『既存事業の構造改革推進』と中長期成長戦略である『自社IP製品ビジネス×海外ビジネス』について、以下のような具体的施策を推進しました。
■既存事業の構造改革推進
「営業強化による受注・売上の拡大」としては、提案型営業による案件の創出と案件・受注管理体制の強化等に取り組んだ結果、株式会社AIT、株式会社SRA西日本等の売上高が増加しましたが、SRA AMERICA,INC.は前連結会計年度までの大型案件の反動減で売上高が減少しました。
また、「収益性の高い生産体制の構築」については、引き続き配員管理の強化と生産間接費の適正化を推進した結果、主力の開発事業において、売上総利益率は3四半期連続で20%を超えました。
■自社IP製品ビジネス×海外ビジネス
自社IP製品ビジネスを中国・インド・ASEAN等の成長市場へ展開するという中長期成長戦略のさらなる推進を目的に、Proxim Wireless Corporation、鑫金浪电子有限公司(Kingnet)およびCavirin Systems,Inc.に対して追加の事業投資を実施しました。
また、国内の自社IP製品ビジネスにおいては、総合文教ソリューション(UniVision)、メールアーカイブ製品(MailDepot)、デジタルコンテンツサービス(BELEGA-DC)、ECサイト構築サービス(BELEGA-EC)等の拡販に注力しました。
さらに、新しいビジネスモデル構築への取り組みとして、市場拡大が予想されるヘルスケア分野において、株式会社プラクテックスに対して事業投資を行うとともに、同社と協業してスマートフォン向けアプリケーション「HEALTHPLAYER」(※)を開発し、提供を開始しました。
※「HEALTHPLAYER」
スマートフォン等を介して利用者より取得した身長・体重・消費カロリー等のヘルスケアデータをクラウドに安全に記録・保管し、健康管理に役立てるとともに、株式会社SRAのレコメンド技術を活用して分析し、個々の利用者の健康状態に合った、生活習慣改善などの記事や関連広告等の配信を行う。
以上の結果、当連結会計年度の連結業績は次のとおりとなりました。
売上高については、開発事業、運用・構築事業、販売事業の全てが増加し、35,146百万円(前連結会計年度比9.3%増)となりました。
損益面においては、営業利益は売上増加に伴う売上総利益の増加で2,807百万円(前連結会計年度比15.2%増)、経常利益は3,324百万円(前連結会計年度比15.3%増)、当期純利益は退職給付制度改定益の特別利益への計上等で2,134百万円(前連結会計年度比27.0%増)となりました。
なお、第1四半期連結累計期間において特別損失に計上した投資有価証券評価損については、株価の回復により当連結会計年度においては計上する必要がなくなりました。
上記のとおり、当連結会計年度の連結業績は前連結会計年度に比べ、売上高は増収となり、営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも大幅な増益となりました。また、通期の業績予想に対しては、営業利益は予想値を若干下回ったものの、売上高、経常利益、当期純利益は予想値を上回る結果となりました。
◎連結業績の推移 (単位:百万円)
2010年 3月期 | 2011年 3月期 | 2012年 3月期 | 2013年 3月期 | 2014年3月期 | ||
直近業績予想 公 表 値 2013年5月9日 公 表 | 実績 | |||||
売上高 | 34,053 | 33,164 | 33,416 | 32,168 | 34,900 | 35,146 |
営業利益 | 1,997 | 2,238 | 2,490 | 2,436 | 2,900 | 2,807 |
経常利益 | 2,059 | 2,374 | 2,656 | 2,883 | 3,000 | 3,324 |
当期純利益 | 1,238 | 1,313 | 1,233 | 1,681 | 1,860 | 2,134 |
当連結会計年度の事業別の営業の状況は次のとおりです。
● 開発事業
開発事業は、電力業向け、製造業向けが減少したものの、銀行・証券向けが増加した結果、当事業の売上高は、18,364百万円(前連結会計年度比5.5%増)となりました。
● 運用・構築事業
運用・構築事業は、大学関連が微減となりましたが、企業向けが増加した結果、当事業の売上高は3,576百万円(前連結会計年度比6.9%増)となりました。
● 販売事業
販売事業は、株式会社AITが金融分野および医療分野を中心に好調を持続した結果、当事業の売上高は13,206百万円(前連結会計年度比15.7%増)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ411百万
円増加し、7,909百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、2,131百万円(前連結会計年度末は1,622百万円の獲得)となりました。
これは、主に税金等調整前当期純利益3,623百万円、仕入債務の増加721百万円、減価償却費416百万円等のプラ
ス要因と、法人税等の支払1,106百万円、たな卸資産の増加468百万円、売上債権の増加377百万円等のマイナス要
因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は、192百万円(同2,896百万円の使用)となりました。
これは、主に投資有価証券の売却による収入940百万円、貸付金の回収による収入154百万円等のプラス要因と、
貸付による支出769百万円、無形固定資産の取得による支出122百万円等のマイナス要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、2,065百万円(同906百万円の使用)となりました。
これは、ストックオプションの行使による収入91百万円等のプラス要因と、自己株式の取得による支出1,544百
万円、配当金の支払591百万円等のマイナス要因によるものであります。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05640] S1002DIA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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