シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10083MD

有価証券報告書抜粋 武蔵野興業株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
① 当連結会計年度の概要
当連結会計年度における我が国の経済は、観光需要の増加や雇用環境の改善等、景気回復への期待はあるものの、一方で新興国景気の減速や不安定な金融市場の動きから足元の景況感は横ばいであり、個人の消費マインドの改善につきましても不透明な状況が続いております。当社グループの主要な事業である映画興行界におきましては、ハリウッドの実写大作や邦画アニメ作品等がヒットし、一部に活況を呈したものの、当社のようなミニシアター経営におきましては、引き続きその経営環境は厳しいものとなっております。
このような状況のもと、当社グループの当連結会計年度の業績につきましては、映画事業部門は、多岐にわたる映画ジャンルから個性ある作品を選りすぐって上映し、好評を博したものの、連結子会社における映画配給関連事業に係る営業費用が増加し、セグメント損失を計上することとなりました。不動産事業部門は、主要テナントビルの稼働状況は安定しており、また、自動車教習事業部門も学生の卒業シーズン等の運転免許取得の需要機会を的確に捉え、営業成績の向上につなげました。商事事業部門は、外部に経営委託している飲食店が好稼働し売上高の増加に貢献いたしました。
その結果、全体として売上高は16億6千9百万円(前期比1.7%増)、営業利益は1億1千8百万円(前期比0.9%減)、経常利益は1億3千9百万円(前期比7.0%増)となりましたが、特別利益として本社移転に係る補償金4千1百万円、また特別損失として遊休資産の減損損失3千6百万円の計上もあり、その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1億7百万円(前期比27.1%増)となりました。

② セグメントの状況
(映画事業部門)
「新宿武蔵野館」では『ピエロがお前を嘲笑う』『あん』、「シネマカリテ」では『ナイトクローラー』『ピッチ・パーフェクト』等、映画ファンのニーズに応える個性ある作品を多数上映し好評を博しましたが、一方で、連結子会社において進めている映画配給関連事業に係る営業費用が増加いたしました。また、「新宿武蔵野館」は、入居するテナントビルの耐震工事のため、2016年1月30日より休館しております(2016年10月末にリニューアルオープンの予定)。その結果、部門全体の売上高は、新宿武蔵野館の休館の影響もあり5億5千6百万円(前期比11.2%減)、セグメント損失は2千3百万円(前期は1百万円のセグメント利益)となりました。


(不動産事業部門)
主要テナントビルである「大宮ビル」「自由が丘ビル」におきましては稼働状況は安定しており、また当連結会計年度は大きな修繕等の工事もなく、賃貸部門の営業成績は堅調に推移いたしました。販売部門につきましては、前連結会計年度に引き続き、不動産業界の動向に注目しながら営業活動の機会を窺っておりますが、当連結会計年度におきましても具体的な営業成績の計上には至りませんでした。その結果、部門全体の売上高は5億6千2百万円(前期比4.2%増)、セグメント利益は3億6千9百万円(前期比8.7%増)となりました。

(自動車教習事業部門)
大型自動車免許やけん引自動車免許等、資格取得がキャリアアップにつながる運転免許の教習を実施している自動車教習所として、着実に近隣の自動車教習所との差別化をはかり、その認知度の向上に励むと同時に、高校生・大学生の卒業シーズンを中心に、各種教習料割引キャンペーンを実施し、積極的な営業活動を行い顧客の取り込みに注力した結果、部門全体の売上高は3億6千1百万円(前期比5.6%増)、セグメント利益は6千3百万円(前期比42.6%増)となりました。

(商事事業部門)
住宅関連資材の販売におきましては、厳しい経営環境の中、パートナー企業と連携して各種販売キャンペーン等を展開し収益の確保に努めましたが、市場の活性化にはいましばらくの時間が必要であるものと思われます。一方で、東京都目黒区において外部へ経営委託している飲食店は、業態変更が好評を博し営業成績は向上いたしました。その結果、部門全体の売上高は1億6千7百万円(前期比55.3%増)、セグメント利益は7百万円(前期比33.9%増)となりました。

(その他)
主としてマクミラン・アリスの版権料収入や自販機手数料等でありますが、一時的な商品売上もあり、全体として売上高は2千1百万円(前期比12.0%減)、セグメント利益は1千1百万円(前期比56.4%増)となりました。

※ スポーツ・レジャー事業は、営業中止中であります。


(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業キャッシュ・フローは目標額を達成できたものの、一方で有利子負債の返済や有形固定資産の取得等により資金が減少し、6億8千万円(前期比10.2%減)となりました。
内訳といたしましては、営業活動において2億4千6百万円の資金を得て、投資活動において9千2百万円の資金を使用し、財務活動において2億3千1百万円の資金を使用した結果、資金残高は前連結会計年度末より7千7百万円減少いたしました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

〈営業活動によるキャッシュ・フロー〉
営業活動の結果得られた資金は2億4千6百万円(前期比15.0%増)となりました。
主な内訳は税金等調整前当期純利益1億3千6百万円、減価償却費8千5百万円、減損損失3千6百万円等があったことによるものであります。

〈投資活動によるキャッシュ・フロー〉
投資活動の結果使用した資金は9千2百万円(前期に使用した資金は2億8千6百万円)となりました。
これは主に有形固定資産の取得による支出6千1百万円、差入保証金等投資その他の資産の増加額2千8百万円等があったことによるものであります。

〈財務活動によるキャッシュ・フロー〉
財務活動の結果使用した資金は2億3千1百万円(前期に使用した資金は2億2千1百万円)となりました。
これは長期借入金の返済による支出1億9千8百万円、リース債務の返済による支出3千2百万円等があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04591] S10083MD)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。