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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100APVK

有価証券報告書抜粋 武蔵野興業株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
① 当連結会計年度の概要
当連結会計年度における我が国の経済は、製造業を中心とした景況の緩やかな回復に加え、インバウンド需要や個人の消費マインドにつきましても持ち直しの兆しがみられたものの、先行きにつきましては世界の政治情勢の不安などから、不透明な状況が続いております。当社グループの主要な事業である映画興行界におきましては、邦画アニメ作品等がヒットし全体的に活況を呈したものの、当社のようなミニシアター経営におきましては、依然として厳しい経営環境が続いております。
このような状況のもと、当社グループの当連結会計年度の業績につきましては、映画事業部門は、新宿武蔵野館のリニューアルオープンや自社買付配給作品の上映等で話題を集めたものの、映画配給関連事業に係る営業費用が増加し、セグメント損失を計上することとなりました。不動産事業部門は、主要テナントビルは引き続き安定的に稼働しておりますが、設備の更新に係る修繕費が嵩み、また、自動車教習事業部門も学生の運転免許取得時期のずれ込み等の影響により、営業成績は前年同期を下回りました。商事事業部門は、住宅資材の販売が終了したこともあり、売上高は減少いたしました。その結果、全体として売上高は14億3千2百万円(前年同期比14.2%減)、営業利益は3千8百万円(前年同期比67.3%減)、経常利益は5千万円(前年同期比63.7%減)となりました。加えて、特別利益として新宿武蔵野館休館等に係る補償金1億4千3百万円、特別損失としてフィリピンにおける現地相手先との合弁会社「ROCES MUSASHINO HOLDINGS,INC.」に対する関係会社株式評価損7千万円の計上もあり、その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は7千8百万円(前年同期比27.1%減)となりました。

② セグメントの状況
(映画事業部門)
「新宿武蔵野館」は入居テナントビルの耐震補強工事に伴い全面改装を行い、2016年11月にリニューアルオープンいたしました。オープニング興行作品として、当社連結子会社による自社買付配給作品第一弾の香港映画『小さな園の大きな奇跡』をはじめ、『エブリバディ・ウォンツ・サム!!』『ティファニー NY五番街の秘密』等を上映し、好評を博しました。「シネマカリテ」では『幸せなひとりぼっち』『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』『グリーンルーム』等、多彩な作品を上映し映画ファンの期待に応えてまいりましたが、一方で、新宿武蔵野館改装に係る初期費用や連結子会社における映画配給関連事業に係る営業費用が増加いたしました。その結果、部門全体の売上高は、新宿武蔵野館の休館の影響もあり4億4千4百万円(前期比20.1%減)、セグメント損失は4千6百万円(前期は2千3百万円のセグメント損失)となりました。


(不動産事業部門)
主要テナントビルである「大宮ビル」「自由が丘ビル」におきましては稼働状況は安定しておりますが、「自由が丘ビル」において実施した外壁等に係る修繕工事の影響等で、前年同期に比べ賃貸部門の収益は減少いたしました。販売部門につきましては、市況を窺いながら営業活動の機会を模索しておりますが、当連結会計年度におきましても具体的な営業成績の計上には至りませんでした。その結果、部門全体の売上高は5億3千1百万円(前期比5.5%減)、セグメント利益は3億8百万円(前期比16.6%減)となりました。

(自動車教習事業部門)
普通自動車から大型自動車、特殊自動車、自動二輪まで、多様な運転免許の取得が可能な自動車教習所として近隣の自動車教習所との差別化をはかり、また、高校生・大学生の卒業シーズンに係る運転免許取得需要に合わせ、各種教習料割引キャンペーンや戸別訪問等による積極的な営業活動を行い顧客の取り込みに注力いたしましたが、高校生をはじめとする新規運転免許受験資格者の運転免許取得時期のずれ込みもあり、部門全体の売上高は3億3千6百万円(前期比7.0%減)、セグメント利益は4千万円(前期比35.7%減)となりました。

(商事事業部門)
住宅資材の販売につきましては、パートナー企業より今後の取引の方針について打診を受け、当社においても検討を重ねた結果、2016年10月末日をもちまして同取引を終了することといたしました。また、東京都目黒区において経営委託している飲食店は、業態変更による好況が一段落したこともあり、収益は前年同期を下回りました。その結果、部門全体の売上高は1億1千1百万円(前期比33.6%減)、セグメント利益は5百万円(前期比30.4%減)となりました。

(その他)
主としてマクミラン・アリスの版権料収入や自販機手数料等でありますが、全体として売上高は9百万円(前期比58.0%減)、セグメント利益は7百万円(前期比39.4%減)となりました。

※ スポーツ・レジャー事業部門は営業中止中であります。


(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、主に新宿武蔵野の改装による有形固定資産取得等により資金が減少し、5億7千2百万円(前年同期比16.0%減)となりました。
内訳といたしましては、営業活動において1億8千万円の資金を得て、投資活動において3億3千9百万円の資金を使用し、財務活動において5千万円の資金を得た結果、資金残高は前連結会計年度末より1億8百万円減少いたしました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

〈営業活動によるキャッシュ・フロー〉
営業活動の結果得られた資金は1億8千万円(前期比26.8%減)となりました。
これは主に税金等調整前当期純利益1億2千4百万円、減価償却費9千2百万円、関係会社株式評価損7千万円があったことによるものであります。

〈投資活動によるキャッシュ・フロー〉
投資活動の結果使用した資金は3億3千9百万円(前期に使用した資金は9千2百万円)となりました。
これは主に有形固定資産の取得による支出3億3千7百万円、無形固定資産の取得による支出2百万円等があったことによるものであります。

〈財務活動によるキャッシュ・フロー〉
財務活動の結果得られた資金は5千万円(前期に使用した資金は2億3千1百万円)となりました。
これは長期借入れによる収入2億円があった一方で、長期借入金の返済による支出1億3千万円、リース債務の返済による支出1千8百万円等があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04591] S100APVK)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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