有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10081J8
瀧上工業株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2016年3月期)
(1)財政状態
当連結会計年度の連結貸借対照表における前連結会計年度比較
当連結会計年度の連結財政状態は、資産合計は418億6千万円(前年同期比23億2千万円減・5.3%減)、負債合計は79億8千万円(前年同期比17億円減・17.6%減)となりました。
流動資産は、受取手形・完成工事未収入金等の増加(前年同期比32億4千万円増・39.9%増)はありましたが、投資有価証券の購入や未成工事受入金などの減少により、現金預金が減少(前年同期比54億6千万円減・34.0%減)したことなどから、流動資産合計は232億8千万円(前年同期比30億9千万円減・11.7%減)となりました。
固定資産は、投資その他の資産が増加(前年同期比9億9千万円増・9.9%増)し、固定資産合計は185億7千万円(前年同期比7億6千万円増・4.3%増)となりました。
流動負債は、支払手形・工事未払金等の減少(前年同期比1億5千万円減・5.5%減)及び未成工事受入金の減少(前年同期比13億6千万円減・70.2%減)などにより、流動負債合計は45億6千万円(前年同期比12億4千万円減・21.4%減)となりました。
固定負債は、金融商品会計の時価評価に係る繰延税金負債の減少(前年同期比4億7千万円減・18.1%減)などにより、固定負債合計は34億1千万円(前年同期比4億5千万円減・11.8%減)となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上はありましたが、自己株式の取得及びその他有価証券評価差額金の減少により、純資産合計は、338億7千万円(前年同期比6億2千万円減・1.8%減)となりました。
(2)経営成績
当連結会計年度の連結損益計算書における前連結会計年度比較
当連結会計年度の連結経営成績は、前連結会計年度の子会社6社の損益を前連結会計年度の第3四半期連結会計期間より連結損益計算書に含めておりますので、前年同期比較は大幅に増加しております。
完成工事高については、鋼構造物製造事業では168億9千万円(前年同期比41億2千万円増・32.3%増)、不動産賃貸事業では4億5千万円(前年同期比7百万円増・1.6%増)、材料販売事業では16億3千万円(前年同期比7億8千万円増・92.0%増)、運送事業では1億2千万円(前年同期比6千万円増・95.5%増)となり、その他を含め全体で191億3千万円(前年同期比49億7千万円増・35.1%増)を計上いたしました。
完成工事総利益については、鋼構造物製造事業では、当社の受注実績が2期に亘り堅調であることで、工場稼動・現場施工も順調に推移しました。また、子会社では鉄道関連の保全工事において設計変更の獲得があったことにより、27億5千万円の完成工事総利益(前年同期比11億7千万円増・74.5%増)となりました。不動産賃貸事業においては概ね前期並みの2億7千万円(前年同期比5百万円増・1.9%増)、材料販売事業は2億7千万円(前年同期比1億7千万円増・179.9%増)、運送事業は8千万円(前年同期比3千万円増・87.5%増)となり、その他を含めまして、33億9千万円の完成工事総利益(前年同期比13億9千万円増・69.7%増)となりました。また、完成工事総利益率は17.7%(前年同期は14.1%)に改善しております。
営業損益は、販売費及び一般管理費が当社の増加と子会社6社分の増加により、15億円(前年同期比3億1千万円増・26.3%増)となり、営業利益は18億8千万円(前年同期比10億7千万円増・133.8%増)となりました。
経常損益は、子会社の賃貸収入等による増加はありましたが、前連結会計年度の持分法投資利益の解消により微増となり、経常利益は21億2千万円(前年同期比10億7千万円増・102.9%増)となりました。
特別損益は、前連結会計年度に計上された「負ののれん発生益」等による影響から、税金等調整前当期純利益は21億2千万円(前年同期比64億9千万円減・75.4%減)となりました。
上記の要因により、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は17億2千万円(前年同期比69億6千万円減・80.2%減)となりました。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書における前連結会計年度比較
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当連結会計年度の連結貸借対照表における前連結会計年度比較
前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | ||
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | 比率(%) | |
流動資産 | 26,378 | 23,284 | △3,093 | △11.7 |
固定資産 | 17,811 | 18,576 | 765 | 4.3 |
資産合計 | 44,189 | 41,860 | △2,328 | △5.3 |
流動負債 | 5,814 | 4,569 | △1,244 | △21.4 |
固定負債 | 3,875 | 3,419 | △456 | △11.8 |
負債合計 | 9,689 | 7,989 | △1,700 | △17.6 |
純資産合計 | 34,499 | 33,871 | △627 | △1.8 |
当連結会計年度の連結財政状態は、資産合計は418億6千万円(前年同期比23億2千万円減・5.3%減)、負債合計は79億8千万円(前年同期比17億円減・17.6%減)となりました。
流動資産は、受取手形・完成工事未収入金等の増加(前年同期比32億4千万円増・39.9%増)はありましたが、投資有価証券の購入や未成工事受入金などの減少により、現金預金が減少(前年同期比54億6千万円減・34.0%減)したことなどから、流動資産合計は232億8千万円(前年同期比30億9千万円減・11.7%減)となりました。
固定資産は、投資その他の資産が増加(前年同期比9億9千万円増・9.9%増)し、固定資産合計は185億7千万円(前年同期比7億6千万円増・4.3%増)となりました。
流動負債は、支払手形・工事未払金等の減少(前年同期比1億5千万円減・5.5%減)及び未成工事受入金の減少(前年同期比13億6千万円減・70.2%減)などにより、流動負債合計は45億6千万円(前年同期比12億4千万円減・21.4%減)となりました。
固定負債は、金融商品会計の時価評価に係る繰延税金負債の減少(前年同期比4億7千万円減・18.1%減)などにより、固定負債合計は34億1千万円(前年同期比4億5千万円減・11.8%減)となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上はありましたが、自己株式の取得及びその他有価証券評価差額金の減少により、純資産合計は、338億7千万円(前年同期比6億2千万円減・1.8%減)となりました。
(2)経営成績
当連結会計年度の連結損益計算書における前連結会計年度比較
前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | ||
金額(百万円) | 金額(百万円) | 金額(百万円) | 比率(%) | |
完成工事高 | 14,156 | 19,131 | 4,974 | 35.1 |
完成工事総利益 | 1,999 | 3,393 | 1,393 | 69.7 |
販売費及び一般管理費 | 1,192 | 1,506 | 313 | 26.3 |
営業利益 | 807 | 1,887 | 1,079 | 133.8 |
経常利益 | 1,046 | 2,123 | 1,076 | 102.9 |
税金等調整前当期純利益 | 8,619 | 2,124 | △6,495 | △75.4 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 8,683 | 1,720 | △6,962 | △80.2 |
当連結会計年度の連結経営成績は、前連結会計年度の子会社6社の損益を前連結会計年度の第3四半期連結会計期間より連結損益計算書に含めておりますので、前年同期比較は大幅に増加しております。
完成工事高については、鋼構造物製造事業では168億9千万円(前年同期比41億2千万円増・32.3%増)、不動産賃貸事業では4億5千万円(前年同期比7百万円増・1.6%増)、材料販売事業では16億3千万円(前年同期比7億8千万円増・92.0%増)、運送事業では1億2千万円(前年同期比6千万円増・95.5%増)となり、その他を含め全体で191億3千万円(前年同期比49億7千万円増・35.1%増)を計上いたしました。
完成工事総利益については、鋼構造物製造事業では、当社の受注実績が2期に亘り堅調であることで、工場稼動・現場施工も順調に推移しました。また、子会社では鉄道関連の保全工事において設計変更の獲得があったことにより、27億5千万円の完成工事総利益(前年同期比11億7千万円増・74.5%増)となりました。不動産賃貸事業においては概ね前期並みの2億7千万円(前年同期比5百万円増・1.9%増)、材料販売事業は2億7千万円(前年同期比1億7千万円増・179.9%増)、運送事業は8千万円(前年同期比3千万円増・87.5%増)となり、その他を含めまして、33億9千万円の完成工事総利益(前年同期比13億9千万円増・69.7%増)となりました。また、完成工事総利益率は17.7%(前年同期は14.1%)に改善しております。
営業損益は、販売費及び一般管理費が当社の増加と子会社6社分の増加により、15億円(前年同期比3億1千万円増・26.3%増)となり、営業利益は18億8千万円(前年同期比10億7千万円増・133.8%増)となりました。
経常損益は、子会社の賃貸収入等による増加はありましたが、前連結会計年度の持分法投資利益の解消により微増となり、経常利益は21億2千万円(前年同期比10億7千万円増・102.9%増)となりました。
特別損益は、前連結会計年度に計上された「負ののれん発生益」等による影響から、税金等調整前当期純利益は21億2千万円(前年同期比64億9千万円減・75.4%減)となりました。
上記の要因により、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は17億2千万円(前年同期比69億6千万円減・80.2%減)となりました。
(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書における前連結会計年度比較
前連結会計年度 | 当連結会計年度 | |
金額(百万円) | 金額(百万円) | |
営業活動によるキャッシュ・フロー | △353 | △1,832 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | 940 | 47 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | △161 | △1,520 |
現金及び現金同等物の期末残高 | 12,761 | 9,454 |
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
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