有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100288V
王子ホールディングス株式会社 コーポレートガバナンス状況 (2014年3月期)
当社は、経営の効率性、健全性及び透明性を確保し、企業価値の継続的な向上と社会から信頼される会社を実現するため、コーポレート・ガバナンスの強化を経営上の最重要課題の一つと位置付けています。
(1) 企業統治の体制
① 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由
当社では、取締役会(原則、月1回開催)において重要な業務執行の決定を行っており、取締役会は、提出日現在において取締役12名(うち社外取締役2名)で構成されています。2007年6月には、より透明で効率性の高い企業経営を図り、また経営監視強化のため、社外取締役を導入しました。また、1999年には、意思決定の迅速化、業務執行体制の強化及び執行責任の明確化を図るために執行役員(2012年10月1日付持株会社制への移行に伴い、「執行役員」を「グループ経営委員」に名称変更)制度を導入しました。グループ経営委員は24名(うち10名は取締役が兼務)です。また、社外監査役を含む監査役制度を採用しており、監査役は5名(うち3名は社外監査役)です。
② 内部統制システムの整備の状況
当社グループ経営に係る重要事項については、ホールディングス経営会議・グループ経営会議での審議を経て、取締役会において執行決定を行っています。取締役会等での決定に基づく業務執行は、グループ経営委員や各カンパニープレジデントらが迅速に遂行しており、併せて組織規程・グループ経営規程・職務権限規程においてそれぞれの組織権限や責任の明確化を定め、内部牽制機能の確立を図っています。さらに、グループCEO決定規程・カンパニープレジデント承認規程等稟議に関する規程を定め、これらに基づく業務手続きの適正な運用を実施しています。
財務面については、社内会計規程等に則った各部門長の自律的かつ厳正な管理の徹底を基本としつつ、統制機能の有効性、財務報告の信頼性を確認するため、内部統制評価部門が定期的に各部門の取引についてモニタリングを実施しています。
さらに、内部統制強化の観点から、当社グループの内部統制に関する監査を実施する「内部監査部」を設置しています。
会社法及び会社法施行規則の定める「株式会社の業務の適正を確保するための体制の整備に関する事項(いわゆる内部統制システム構築の基本方針)」は以下のとおりです。
1.取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
・代表取締役社長は、王子グループ企業行動憲章及び王子グループ行動規範を制定し、取締役及び使用人が企業市民の一員としての自覚と社会の信頼に応える高い倫理観をもって企業活動を推進することを改めて確認し、継続を約束します。
・代表取締役社長は、法令遵守教育や企業倫理ヘルプライン制度を含むグループ横断的なコンプライアンス体制の整備を行い、問題点の把握、改善に努めます。
・代表取締役社長は、反社会的勢力との関係を一切遮断することを目的として社内窓口部署を設置して社内体制を整備しており、反社会的勢力には毅然と対応します。
・内部監査部は、コンプライアンスの状況を監査し、その結果を経営会議規程に定める会議体に報告します。
2.取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
・グループCEO決定規程に基づく稟議を経て文書取扱規程の制定、改廃を行い、この規程に基づいて文書(電磁的方法によるものを含む)の保存、管理を行います。文書は、取締役又は監査役の要請があった場合は常時閲覧できるものとします。
3.損失の危険の管理に関する規程その他の体制
・経営会議規程に定める会議体において、グループ全体のリスク管理及び内部統制システムに関する重要事項の審議及び報告、内部統制システム構築の基本方針改訂案の審議を行います。
・代表取締役社長は、取締役会の承認を経てグループリスク管理基本規程の制定、改廃を行い、リスク管理体制を明確化するとともに、グループ全体のリスクを網羅的、総括的に管理し、リスクの類型に対応した体制の整備を行います。
・内部監査部は、リスク管理の状況を監査し、その結果を経営会議規程に定める会議体に報告します。
4.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
・代表取締役社長は、経営会議規程に定める会議体の審議を経てグループ全体の企業理念、経営基本方針、中期経営計画、年次綜合計画を定めることにより、取締役、使用人が共有すべき目標、課題を明確化します。
・各取締役は、これらの理念、基本方針、計画に基づき担当業務に関する具体的な施策を実行し、情報技術を駆使したシステム等を活用することにより進捗状況を的確かつ迅速に把握し、取締役会に報告します。効率化を阻害する要因が見つかればこれを排除、低減する等の改善を促すことにより、目標、課題の達成度を高める体制を整備します。
・グループCEO決定規程に基づく稟議を経て職務権限規程(別表)の制定、改廃を行い、使用人の権限と責任を明確にし、職務の組織的かつ効率的な運営を図ります。
5.当該株式会社及びその子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
・代表取締役社長は、王子グループ企業行動憲章及び王子グループ行動規範を制定し、グループ全体が一体となって企業市民の一員としての自覚と社会の信頼に応える高い倫理観をもって企業活動を推進することを改めて確認し、継続を約束します。
・代表取締役社長は、経営会議規程に定める会議体の審議を経てグループ全体の企業理念、経営基本方針、中期経営計画、年次綜合計画を定めることにより、グループ各社の取締役、使用人が共有すべき目標、課題を明確化します。
・グループ経営規程においてグループ内承認手続きを統一的に定め、グループ内牽制の機能を担保します。
・経営会議規程に定める会議体において、グループ全体のリスク管理及び内部統制システムに関する重要事項の審議及び報告、内部統制システム構築の基本方針改訂案の審議を行います。
・内部監査部は、内部統制の状況を監査し、その結果を経営会議規程に定める会議体に報告します。
6.監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する
事項及び当該使用人の取締役からの独立性に関する事項
・監査役の職務を補助する体制として監査役室を設置し、会社の業務を十分検証できる専任の使用人数名を置きます。
・監査役室は監査役会に直属するものとし、監査役室に所属する使用人の人事異動、人事評価、懲戒処分については監査役の同意を得るものとします。
7.取締役及び使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関する体制
・取締役又は使用人は、監査役会に対して、法定の事項に加え、監査役が必要と認めて特に報告を求めた事項等については随時報告します。報告の方法については取締役と監査役会との協議により決定します。
8.その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
・代表取締役社長は、監査役が代表取締役や会計監査人と定期的に意見交換する場を設けます。
③ リスク管理体制の整備の状況
当社は、大きく変化する経営環境のなか、長期継続的に企業価値を向上させるため、当社を取り巻くさまざまなリスクに適切に対応することが重要であると認識し、以下のようなリスク管理の強化を推進しています。
・当社グループのリスク管理に関する重要事項及び内部統制システムに関する重要事項については、ホールディングス経営会議・グループ経営会議で審議し、内部統制の取り組みの充実を図っています。
・事業計画については、短期・中期経営計画を推進するにあたり、経営戦略の意思決定を阻む恐れのある重要な経営リスクについて、ホールディングス経営会議・グループ経営会議等で充分に討議し、対策を行っています。
・災害・事故等不測の事態発生に備えては、グループ全体の防災管理の基本方針や重要事項を審議する防災委員会を設置し、連携を密にして状況に即応する体制を整備しています。
・品質・環境等に関するリスクについては、各担当部門が職能横断的な検討及び対策を実施しています。
・情報開示面については、情報の適時・適切な開示による経営の透明性の確保に努めています。
・法令遵守及び企業倫理に基づく行動のさらなる徹底を図るため、コンプライアンス部を設置し、創業以来受け継いできた企業としての基本的な価値観及び行動理念をもとに「王子グループ企業行動憲章」を制定し、グループ全体で企業市民としての自覚と高い倫理観をもって企業活動を推進することを改めて確認し、継続を約束しています。
④ 責任限定契約の内容の概要
当社は、定款の規定に基づき、社外取締役及び社外監査役全員との間で、会社法第427条第1項の規定により、同法第423条第1項の賠償責任を限定する責任限定契約を締結しています。当該契約に基づく賠償責任限度額は、法令が規定する額としています。
(2) 内部監査及び監査役監査、会計監査の状況
・内部監査の状況
内部監査については、内部監査部が当社グループの内部統制に関する監査を実施しています。なお内部監査部は18名で構成しています。
・監査役監査の状況
当社の監査役会は5名(うち3名は社外監査役)で構成し、透明性を確保し経営に対する監視・監査機能を果たしています。監査役は監査役会にて定めた監査計画に基づき、取締役会はもとより、その他の重要な会議に出席し、取締役の職務執行について監査を行っています。
なお、監査役 緒方元一は、当社入社以来財務経理部門を長く経験し、また当社子会社の新タック化成株式会社の財務経理部門の担当取締役を経験しており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しています。
・会計監査の状況
会計監査については、新日本有限責任監査法人を選任しています。当社の会計監査業務を執行した公認会計士は、村山憲二、長坂隆及び島村哲の3名であり、会計監査業務に係る補助者は、公認会計士18名、その他24名です。
監査役は会計監査人と定期的に会合を持ち、監査計画、監査実施状況及び計算書類監査結果等について説明を受け、意見交換を行っています。
監査役、内部監査部は月1回程度会合を持ち、監査計画及び監査結果について情報を交換する等の連携を図っています。
これらの監査についてはグループ経営会議等を通じて内部統制部門の責任者に対し適宜報告がなされています。社外取締役及び社外監査役に対しては、ホールディングス経営会議・グループ経営会議の内容を原則月2回報告しており、その機会を通じて適宜報告及び意見交換を行い連携をとっています。
(3) 社外取締役及び社外監査役
当社の社外取締役は2名、社外監査役は3名です。
社外取締役及び社外監査役は、豊富で幅広い経験に基づく経営の監視強化と、より透明で効率性の高い企業経営のための役割を担っています。
選任にあたっては、高度な専門性と幅広い見識を持って業務執行の是非について適切な意見を述べていただける人材を招聘しています。
なお、社外取締役2名及び社外監査役3名との特別な利害関係はないことから、一般株主と利益相反の生じるおそれがないと判断し、証券取引所の定めに基づく独立役員に指定しています。
(4) 役員報酬等の内容
イ 提出会社の役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
(注)当期末現在の人員は取締役(社外取締役を除く)10名、監査役(社外監査役を除く)2名、社外役員5名(社外取締役2名、社外監査役3名)です。
ロ 提出会社の役員ごとの連結報酬等の総額等
連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載していません。
ハ 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針の内容及び決定方法
取締役の報酬額は、基本報酬、賞与及び割当てられる新株予約権を含めた報酬等の額を年額9億円以内とし(2006年6月29日開催の第82回定時株主総会決議)、各取締役の報酬等の額は、取締役会の授権を受けた代表取締役が当社の定める一定の基準に従い決定しています。
監査役の報酬額は、基本報酬及び賞与を含めた報酬等の額を年額97百万円以内とし(2006年6月29日開催の第82回定時株主総会決議)、各監査役の報酬等の額は、監査役の協議により決定します。
監査役退職慰労金制度は、2013年6月27日開催の第89回定時株主総会終結の時をもって制度を廃止しました。
(5) 株式の保有状況
イ 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
銘柄数 180銘柄
貸借対照表計上額の合計額 72,153百万円
ロ 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有区分、銘柄、株式数、貸借対照表計上額及び保有目的
前事業年度
特定投資株式
みなし保有株式
記載事項はありません。
当事業年度
特定投資株式
(注)1 ㈱角川グループホールディングスは、2013年6月22日に㈱KADOKAWAに商号変更しています。
みなし保有株式
記載事項はありません。
(6) 当社における会社の機関・内部統制等の関係
(7) 剰余金の配当等の決定機関
当社は「剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項については、法令に別段の定めがある場合を除き、取締役会の決議により定めることができる。」旨を定款に定めています。これは剰余金の配当等を取締役会の権限とすることにより、資本政策及び配当政策の機動性を確保することを目的とするものです。
(8)取締役の選任の決議要件
当社は「取締役を選任する株主総会には、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主の出席を要する。」旨、「取締役の選任決議は、累積投票によらない。」旨、及び「株主総会の決議は、法令又は本定款に別段の定めがある場合を除き、出席した議決権を行使することができる株主の議決権の過半数をもって行う。」旨を定款に定めています。
(9)株主総会の特別決議要件
当社は「会社法第309条第2項に定める決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う。」旨を定款に定めています。これは株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものです。
(1) 企業統治の体制
① 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由
当社では、取締役会(原則、月1回開催)において重要な業務執行の決定を行っており、取締役会は、提出日現在において取締役12名(うち社外取締役2名)で構成されています。2007年6月には、より透明で効率性の高い企業経営を図り、また経営監視強化のため、社外取締役を導入しました。また、1999年には、意思決定の迅速化、業務執行体制の強化及び執行責任の明確化を図るために執行役員(2012年10月1日付持株会社制への移行に伴い、「執行役員」を「グループ経営委員」に名称変更)制度を導入しました。グループ経営委員は24名(うち10名は取締役が兼務)です。また、社外監査役を含む監査役制度を採用しており、監査役は5名(うち3名は社外監査役)です。
② 内部統制システムの整備の状況
当社グループ経営に係る重要事項については、ホールディングス経営会議・グループ経営会議での審議を経て、取締役会において執行決定を行っています。取締役会等での決定に基づく業務執行は、グループ経営委員や各カンパニープレジデントらが迅速に遂行しており、併せて組織規程・グループ経営規程・職務権限規程においてそれぞれの組織権限や責任の明確化を定め、内部牽制機能の確立を図っています。さらに、グループCEO決定規程・カンパニープレジデント承認規程等稟議に関する規程を定め、これらに基づく業務手続きの適正な運用を実施しています。
財務面については、社内会計規程等に則った各部門長の自律的かつ厳正な管理の徹底を基本としつつ、統制機能の有効性、財務報告の信頼性を確認するため、内部統制評価部門が定期的に各部門の取引についてモニタリングを実施しています。
さらに、内部統制強化の観点から、当社グループの内部統制に関する監査を実施する「内部監査部」を設置しています。
会社法及び会社法施行規則の定める「株式会社の業務の適正を確保するための体制の整備に関する事項(いわゆる内部統制システム構築の基本方針)」は以下のとおりです。
1.取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
・代表取締役社長は、王子グループ企業行動憲章及び王子グループ行動規範を制定し、取締役及び使用人が企業市民の一員としての自覚と社会の信頼に応える高い倫理観をもって企業活動を推進することを改めて確認し、継続を約束します。
・代表取締役社長は、法令遵守教育や企業倫理ヘルプライン制度を含むグループ横断的なコンプライアンス体制の整備を行い、問題点の把握、改善に努めます。
・代表取締役社長は、反社会的勢力との関係を一切遮断することを目的として社内窓口部署を設置して社内体制を整備しており、反社会的勢力には毅然と対応します。
・内部監査部は、コンプライアンスの状況を監査し、その結果を経営会議規程に定める会議体に報告します。
2.取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
・グループCEO決定規程に基づく稟議を経て文書取扱規程の制定、改廃を行い、この規程に基づいて文書(電磁的方法によるものを含む)の保存、管理を行います。文書は、取締役又は監査役の要請があった場合は常時閲覧できるものとします。
3.損失の危険の管理に関する規程その他の体制
・経営会議規程に定める会議体において、グループ全体のリスク管理及び内部統制システムに関する重要事項の審議及び報告、内部統制システム構築の基本方針改訂案の審議を行います。
・代表取締役社長は、取締役会の承認を経てグループリスク管理基本規程の制定、改廃を行い、リスク管理体制を明確化するとともに、グループ全体のリスクを網羅的、総括的に管理し、リスクの類型に対応した体制の整備を行います。
・内部監査部は、リスク管理の状況を監査し、その結果を経営会議規程に定める会議体に報告します。
4.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
・代表取締役社長は、経営会議規程に定める会議体の審議を経てグループ全体の企業理念、経営基本方針、中期経営計画、年次綜合計画を定めることにより、取締役、使用人が共有すべき目標、課題を明確化します。
・各取締役は、これらの理念、基本方針、計画に基づき担当業務に関する具体的な施策を実行し、情報技術を駆使したシステム等を活用することにより進捗状況を的確かつ迅速に把握し、取締役会に報告します。効率化を阻害する要因が見つかればこれを排除、低減する等の改善を促すことにより、目標、課題の達成度を高める体制を整備します。
・グループCEO決定規程に基づく稟議を経て職務権限規程(別表)の制定、改廃を行い、使用人の権限と責任を明確にし、職務の組織的かつ効率的な運営を図ります。
5.当該株式会社及びその子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
・代表取締役社長は、王子グループ企業行動憲章及び王子グループ行動規範を制定し、グループ全体が一体となって企業市民の一員としての自覚と社会の信頼に応える高い倫理観をもって企業活動を推進することを改めて確認し、継続を約束します。
・代表取締役社長は、経営会議規程に定める会議体の審議を経てグループ全体の企業理念、経営基本方針、中期経営計画、年次綜合計画を定めることにより、グループ各社の取締役、使用人が共有すべき目標、課題を明確化します。
・グループ経営規程においてグループ内承認手続きを統一的に定め、グループ内牽制の機能を担保します。
・経営会議規程に定める会議体において、グループ全体のリスク管理及び内部統制システムに関する重要事項の審議及び報告、内部統制システム構築の基本方針改訂案の審議を行います。
・内部監査部は、内部統制の状況を監査し、その結果を経営会議規程に定める会議体に報告します。
6.監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する
事項及び当該使用人の取締役からの独立性に関する事項
・監査役の職務を補助する体制として監査役室を設置し、会社の業務を十分検証できる専任の使用人数名を置きます。
・監査役室は監査役会に直属するものとし、監査役室に所属する使用人の人事異動、人事評価、懲戒処分については監査役の同意を得るものとします。
7.取締役及び使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関する体制
・取締役又は使用人は、監査役会に対して、法定の事項に加え、監査役が必要と認めて特に報告を求めた事項等については随時報告します。報告の方法については取締役と監査役会との協議により決定します。
8.その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
・代表取締役社長は、監査役が代表取締役や会計監査人と定期的に意見交換する場を設けます。
③ リスク管理体制の整備の状況
当社は、大きく変化する経営環境のなか、長期継続的に企業価値を向上させるため、当社を取り巻くさまざまなリスクに適切に対応することが重要であると認識し、以下のようなリスク管理の強化を推進しています。
・当社グループのリスク管理に関する重要事項及び内部統制システムに関する重要事項については、ホールディングス経営会議・グループ経営会議で審議し、内部統制の取り組みの充実を図っています。
・事業計画については、短期・中期経営計画を推進するにあたり、経営戦略の意思決定を阻む恐れのある重要な経営リスクについて、ホールディングス経営会議・グループ経営会議等で充分に討議し、対策を行っています。
・災害・事故等不測の事態発生に備えては、グループ全体の防災管理の基本方針や重要事項を審議する防災委員会を設置し、連携を密にして状況に即応する体制を整備しています。
・品質・環境等に関するリスクについては、各担当部門が職能横断的な検討及び対策を実施しています。
・情報開示面については、情報の適時・適切な開示による経営の透明性の確保に努めています。
・法令遵守及び企業倫理に基づく行動のさらなる徹底を図るため、コンプライアンス部を設置し、創業以来受け継いできた企業としての基本的な価値観及び行動理念をもとに「王子グループ企業行動憲章」を制定し、グループ全体で企業市民としての自覚と高い倫理観をもって企業活動を推進することを改めて確認し、継続を約束しています。
④ 責任限定契約の内容の概要
当社は、定款の規定に基づき、社外取締役及び社外監査役全員との間で、会社法第427条第1項の規定により、同法第423条第1項の賠償責任を限定する責任限定契約を締結しています。当該契約に基づく賠償責任限度額は、法令が規定する額としています。
(2) 内部監査及び監査役監査、会計監査の状況
・内部監査の状況
内部監査については、内部監査部が当社グループの内部統制に関する監査を実施しています。なお内部監査部は18名で構成しています。
・監査役監査の状況
当社の監査役会は5名(うち3名は社外監査役)で構成し、透明性を確保し経営に対する監視・監査機能を果たしています。監査役は監査役会にて定めた監査計画に基づき、取締役会はもとより、その他の重要な会議に出席し、取締役の職務執行について監査を行っています。
なお、監査役 緒方元一は、当社入社以来財務経理部門を長く経験し、また当社子会社の新タック化成株式会社の財務経理部門の担当取締役を経験しており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しています。
・会計監査の状況
会計監査については、新日本有限責任監査法人を選任しています。当社の会計監査業務を執行した公認会計士は、村山憲二、長坂隆及び島村哲の3名であり、会計監査業務に係る補助者は、公認会計士18名、その他24名です。
監査役は会計監査人と定期的に会合を持ち、監査計画、監査実施状況及び計算書類監査結果等について説明を受け、意見交換を行っています。
監査役、内部監査部は月1回程度会合を持ち、監査計画及び監査結果について情報を交換する等の連携を図っています。
これらの監査についてはグループ経営会議等を通じて内部統制部門の責任者に対し適宜報告がなされています。社外取締役及び社外監査役に対しては、ホールディングス経営会議・グループ経営会議の内容を原則月2回報告しており、その機会を通じて適宜報告及び意見交換を行い連携をとっています。
(3) 社外取締役及び社外監査役
当社の社外取締役は2名、社外監査役は3名です。
社外取締役及び社外監査役は、豊富で幅広い経験に基づく経営の監視強化と、より透明で効率性の高い企業経営のための役割を担っています。
選任にあたっては、高度な専門性と幅広い見識を持って業務執行の是非について適切な意見を述べていただける人材を招聘しています。
なお、社外取締役2名及び社外監査役3名との特別な利害関係はないことから、一般株主と利益相反の生じるおそれがないと判断し、証券取引所の定めに基づく独立役員に指定しています。
(4) 役員報酬等の内容
イ 提出会社の役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
区分 | 報酬等の総額 (百万円) | 報酬等の種類別の総額(百万円) | 対象となる 役員の員数 (名) | |||
基本報酬 | ストック・ オプション | 賞与 | 退職慰労金 | |||
取締役 (社外取締役を除く) | 590 | 397 | 68 | 125 | ― | 14 |
監査役 (社外監査役を除く) | 63 | 50 | ― | 11 | 2 | 4 |
社外役員 | 59 | 57 | ― | ― | 2 | 5 |
(注)当期末現在の人員は取締役(社外取締役を除く)10名、監査役(社外監査役を除く)2名、社外役員5名(社外取締役2名、社外監査役3名)です。
ロ 提出会社の役員ごとの連結報酬等の総額等
連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載していません。
ハ 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針の内容及び決定方法
取締役の報酬額は、基本報酬、賞与及び割当てられる新株予約権を含めた報酬等の額を年額9億円以内とし(2006年6月29日開催の第82回定時株主総会決議)、各取締役の報酬等の額は、取締役会の授権を受けた代表取締役が当社の定める一定の基準に従い決定しています。
監査役の報酬額は、基本報酬及び賞与を含めた報酬等の額を年額97百万円以内とし(2006年6月29日開催の第82回定時株主総会決議)、各監査役の報酬等の額は、監査役の協議により決定します。
監査役退職慰労金制度は、2013年6月27日開催の第89回定時株主総会終結の時をもって制度を廃止しました。
(5) 株式の保有状況
イ 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
銘柄数 180銘柄
貸借対照表計上額の合計額 72,153百万円
ロ 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有区分、銘柄、株式数、貸借対照表計上額及び保有目的
前事業年度
特定投資株式
銘柄 | 株式数(株) | 貸借対照表 計上額 (百万円) | 保有目的 |
㈱三井住友フィナンシャルグループ | 1,838,712.00 | 6,941 | 財務関連業務を円滑に進める為 |
三井住友トラスト・ホールディングス㈱ | 12,439,378.00 | 5,510 | 財務関連業務を円滑に進める為 |
日本紙パルプ商事㈱ | 16,389,722.00 | 4,916 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
㈱みずほフィナンシャルグループ | 20,076,380.00 | 3,995 | 財務関連業務を円滑に進める為 |
凸版印刷㈱ | 5,528,719.00 | 3,737 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
JXホールディングス㈱ | 4,356,965.00 | 2,269 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
大日本印刷㈱ | 2,263,012.00 | 2,005 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ | 3,495,910.00 | 1,950 | 財務関連業務を円滑に進める為 |
日本テレビホールディングス㈱ | 1,219,000.00 | 1,717 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
東レ㈱ | 2,671,000.00 | 1,698 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
第一三共㈱ | 895,000.00 | 1,624 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
中越パルプ工業㈱ | 10,539,140.00 | 1,517 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
㈱十六銀行 | 3,853,000.00 | 1,487 | 財務関連業務を円滑に進める為 |
日本写真印刷㈱ | 894,321.00 | 1,487 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
レンゴー㈱ | 3,066,880.00 | 1,462 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
日本たばこ産業㈱ | 400,000.00 | 1,200 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
MS&ADインシュアランスグループホールディングス㈱ | 552,019.00 | 1,140 | 財務関連業務を円滑に進める為 |
㈱静岡銀行 | 979,220.00 | 1,037 | 財務関連業務を円滑に進める為 |
日本フイルコン㈱ | 2,700,183.00 | 1,012 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
㈱東京放送ホールディングス | 652,275.00 | 919 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
ライオン㈱ | 1,767,095.00 | 915 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
㈱角川グループホールディングス | 313,800.00 | 810 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
三菱製紙㈱ | 8,000,000.00 | 744 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
日本フエルト㈱ | 1,674,240.00 | 711 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
日本パーカライジング㈱ | 420,217.00 | 694 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
イヌイ倉庫㈱ | 780,000.00 | 644 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
特種東海製紙㈱ | 3,000,000.00 | 642 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
銘柄 | 株式数(株) | 貸借対照表 計上額 (百万円) | 保有目的 |
㈱フジ・メディア・ホールディングス | 3,595.00 | 586 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
ザ・パック㈱ | 291,500.00 | 534 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
三井不動産㈱ | 200,000.00 | 527 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
みなし保有株式
記載事項はありません。
当事業年度
特定投資株式
銘柄 | 株式数(株) | 貸借対照表 計上額 (百万円) | 保有目的 |
㈱三井住友フィナンシャルグループ | 1,838,712.00 | 8,106 | 財務関連業務を円滑に進める為 |
三井住友トラスト・ホールディングス㈱ | 12,439,378.00 | 5,796 | 財務関連業務を円滑に進める為 |
日本紙パルプ商事㈱ | 16,389,722.00 | 5,736 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
㈱みずほフィナンシャルグループ | 20,087,610.00 | 4,097 | 財務関連業務を円滑に進める為 |
凸版印刷㈱ | 5,528,719.00 | 4,085 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
中越パルプ工業㈱ | 10,539,140.00 | 2,244 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
大日本印刷㈱ | 2,263,012.00 | 2,238 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
JXホールディングス㈱ | 4,356,965.00 | 2,165 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
日本テレビホールディングス㈱ | 1,219,000.00 | 2,055 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ | 3,499,850.00 | 1,984 | 財務関連業務を円滑に進める為 |
東レ㈱ | 2,671,000.00 | 1,821 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
レンゴー㈱ | 3,066,880.00 | 1,699 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
第一三共㈱ | 895,000.00 | 1,555 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
㈱十六銀行 | 3,853,000.00 | 1,387 | 財務関連業務を円滑に進める為 |
MS&ADインシュアランスグループホールディングス㈱ | 552,019.00 | 1,304 | 財務関連業務を円滑に進める為 |
日本たばこ産業㈱ | 400,000.00 | 1,296 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
日本写真印刷㈱ | 894,321.00 | 1,215 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
日本フイルコン㈱ | 2,700,183.00 | 1,206 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
ライオン㈱ | 1,767,095.00 | 1,079 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
㈱KADOKAWA | 313,800.00 | 1,037 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
日本パーカライジング㈱ | 420,217.00 | 1,003 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
㈱静岡銀行 | 979,220.00 | 986 | 財務関連業務を円滑に進める為 |
イチカワ㈱ | 2,970,685.00 | 813 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
㈱東京放送ホールディングス | 652,275.00 | 778 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
日本フエルト㈱ | 1,674,240.00 | 760 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
イヌイ倉庫㈱ | 780,000.00 | 736 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
三菱製紙㈱ | 8,000,000.00 | 736 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
特種東海製紙㈱ | 3,000,000.00 | 690 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
㈱フジ・メディア・ホールディングス | 359,500.00 | 681 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
三井不動産㈱ | 200,000.00 | 629 | 取引先との関係を強化・維持する為 |
(注)1 ㈱角川グループホールディングスは、2013年6月22日に㈱KADOKAWAに商号変更しています。
みなし保有株式
記載事項はありません。
(6) 当社における会社の機関・内部統制等の関係
(7) 剰余金の配当等の決定機関
当社は「剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項については、法令に別段の定めがある場合を除き、取締役会の決議により定めることができる。」旨を定款に定めています。これは剰余金の配当等を取締役会の権限とすることにより、資本政策及び配当政策の機動性を確保することを目的とするものです。
(8)取締役の選任の決議要件
当社は「取締役を選任する株主総会には、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主の出席を要する。」旨、「取締役の選任決議は、累積投票によらない。」旨、及び「株主総会の決議は、法令又は本定款に別段の定めがある場合を除き、出席した議決権を行使することができる株主の議決権の過半数をもって行う。」旨を定款に定めています。
(9)株主総会の特別決議要件
当社は「会社法第309条第2項に定める決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う。」旨を定款に定めています。これは株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものです。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00642] S100288V)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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