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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10057FT

有価証券報告書抜粋 石原ケミカル株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当期におけるわが国経済は、政府による経済政策や金融政策によって、企業収益や雇用情勢の改善など緩やかな景気回復が見られますが、消費税の引き上げや円安に伴う物価上昇など、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況下、当社といたしましては、販売強化や研究開発の促進に努めましたが、金属表面処理剤及び機器等セグメントにおける一部海外大口ユーザーの販売不振の影響が大きく、電子材料、自動車用化学製品等および工業薬品セグメントは前年を上回ったものの、当期の業績は、売上高15,702百万円(前年比4.1%減)、営業利益846百万円(前年比2.8%増)、経常利益974百万円(前年比1.9%減)、当期純利益685百万円(前年比2.4%増)となりました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

当セグメントが対応する電子部品業界は、国内においては、大手メーカーの半導体製造事業の売却や工場の閉鎖により半導体製造事業が縮小し、国内生産が激減しております。また、海外においては、日系企業半導体メーカーが外資ローカル企業の台頭、価格競争の激化によりシェアーを落としております。
このような状況の中、金属表面処理剤は、国内市場においては、ユーザーの生産減に伴い、めっき液の需要が低迷いたしました。また、海外市場においては、スマートフォン、タブレットに搭載される先端電子部品用ウエハーバンプめっき液を中心に海外ユーザーへの拡販および他社介入防止に努めましたが、一部大口ユーザーの販売不振の影響が大きく、前年を下回る結果となりました。
また、化成処理液自動管理装置等は、スマートフォン、タブレット向けプリント基板、タッチパネル関連ユーザーへの管理装置、試薬の拡販に努めた結果、前年を上回る結果となりました。
これらの結果、金属表面処理剤及び機器等の売上高は、8,449百万円(前年比9.7%減)となりました。


電子材料のニッケル超微粉は、ユーザーのセラミックコンデンサの生産状況が回復してきたことにより、前年を上回る結果となりました。一方、機能材料加工品は、半導体製造装置関連の大口ユーザーを中心に順調に推移し、前年を上回る結果となりました。
これらの結果、電子材料の売上高は、867百万円(前年比12.3%増)となりました。


当セグメントが対応するカーアフターマーケットは、自動車用エアコンフィルター装着が標準装備となり、車検時等におけるフィルター交換需要が増加してきております。エアコンフィルター交換作業に合わせエアコン洗浄を同時施工するビジネスを継続して提案しカーディーラーの獲得および拡販により、エアコン洗浄剤が大幅な伸びを示しました。また、補修用コンパウンドは、新製品「FMCマイスターコンパウンドシステム」を投入した結果、順調に推移いたしました。
これらの結果、自動車用化学製品等の売上高は、2,065百万円(前年比4.4%増)となりました。


当セグメントが対応する鉄鋼業界は、引き続き回復基調が鮮明となっておりますが、中国の過剰生産、労働および資材不足による建設工事の遅れや電力をはじめとするコストアップなど、先行き不透明な要因を抱えた状態が続いております
このような状況の中、工業薬品は、高級鋼板向け特殊薬剤の需要先の使用量削減の影響があったものの、下期にかけて苛性ソーダのシェアーアップ、円安による化学メーカー向け触媒の受注および浴用剤向け原料の市場拡大などがあり、概ね順調に推移いたしました。
これらの結果、工業薬品の売上高は、4,318百万円(前年比1.4%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当期末における現金及び現金同等物は、前期末より586百万円増加し2,259百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税引前当期純利益が前年同期に比べ9百万円増加し974百万円となり、減価償却費409百万円、売上債権の増加404百万円、たな卸資産の増加31百万円、仕入債務の増加97百万円及び法人税等の支払い363百万円等により営業活動によるキャッシュ・フローは、414百万円(前年同期1,122百万円)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有価証券の取得による支出630百万円、有価証券の売却及び償還による収入1,103百万円及び有形固定資産の取得による支出570百万円等により投資活動によるキャッシュ・フローは、410百万円(前年同期△1,470百万円)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
ファイナンス・リース債務の返済による支出46百万円及び配当金の支払い223百万円等により財務活動によるキャッシュ・フローは、△247百万円(前年同期△316百万円)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00804] S10057FT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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