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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10080DC

有価証券報告書抜粋 石原ケミカル株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当期におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善など緩やかな回復基調で推移いたしましたが、中国をはじめとした新興国経済の減速や原油価格の下落などに加え、年初から急速に円高や株安が進むなど、依然として先行き不透明な状況にあります。
このような状況下、当社といたしましては、販売強化や研究開発の促進に努めましたが、金属表面処理剤及び機器等セグメントにおける先端電子部品用ウエハーバンプめっき液の落ち込みが大きく、自動車用化学製品等セグメントは好調に推移したものの、当期の業績は、売上高14,585百万円(前年比7.1%減)、営業利益701百万円(前年比17.0%減)、経常利益754百万円(前年比22.6%減)、当期純利益542百万円(前年比20.8%減)となりました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

当セグメントが対応する電子部品業界は、国内においては、大手メーカーの半導体製造事業の売却や工場の閉鎖により半導体製造事業が縮小し、国内生産が大幅に減少しております。また、海外においては、スマートフォン関連の電子部品の需要は底堅いものの、日系企業半導体メーカーがシェアーを落とす中、低価格帯のスマートフォンの台頭に伴い価格競争が激化しております。
このような状況の中、金属表面処理剤は、国内市場においては、ユーザーの生産減に伴い、めっき液の需要が低迷いたしました。また、海外市場においては、当社の主要ユーザーである台湾、韓国のファンドリーやメーカー各社において、めっき液の使用量削減や大幅な値引要請などコストダウン要求が引き続き、スマートフォン、タブレットに搭載される先端電子部品用ウエハーバンプめっき液を中心に前年を大きく下回る結果となりました。
一方、化成処理液自動管理装置等は、スマートフォン、タブレット向けプリント基板、タッチパネル関連ユーザーへの管理装置、試薬の拡販に努め、海外のプリント基板市場及びタッチパネル関連市場で管理装置の需要が伸びたことにより、前年を上回る結果となりました。
これらの結果、金属表面処理剤及び機器等の売上高は、7,233百万円(前年比14.4%減)となりました。


電子材料のニッケル超微粉は、ユーザーのセラミックコンデンサの生産状況により、前年を若干下回る結果となりました。また、機能材料加工品は、上期は半導体製造装置や検査機器向けの部品の需要が好調に推移したものの、下期以降、中国経済の減速やハイエンド・スマートフォンの減産の影響により、部品の需要が低迷しました。
これらの結果、電子材料の売上高は、841百万円(前年比3.0%減)となりました。


当セグメントが対応するカーアフターマーケットは、車体構造の変化による部品やケミカル品の交換間隔の長期化、交通事故での補修減少などにより市場規模の縮小傾向が続いており、カーディーラーは車販以外の新たな収益源をもとめ、サービス売上に力を入れてきております。
このような状況の中、エアコンフィルター交換作業に合わせエアコン洗浄を同時に施工するビジネスを継続して提案し、取り組むカーディーラーをさらに増加させることができました。この結果、エアコン洗浄剤は好調に推移いたしました。また、昨年発売した補修用コンパウンドの新製品を中心に再拡販を徹底して実施したことにより、コンパウンドも好調に推移いたしました。
これらの結果、自動車用化学製品等の売上高は、2,206百万円(前年比6.8%増)となりました。


当セグメントが対応する鉄鋼業界は、中国の過剰生産による市況悪化は底を打った感はあるものの、在庫調整が終了し生産回復までには至っておりません。
このような状況の中、高級鋼板向け特殊薬剤は好調に推移しましたが、鉄鋼向けの基礎薬剤の苛性ソーダが、販売単価の下落及び納入数量の減少により前年を下回る結果となりました。
これらの結果、工業薬品の売上高は、4,303百万円(前年比0.3%減)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当期末における現金及び現金同等物は、前期末より184百万円減少し2,075百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税引前当期純利益が前年同期に比べ223百万円減少し750百万円となり、減価償却費433百万円、売上債権の減少214百万円、たな卸資産の増加71百万円、仕入債務の減少229百万円及び法人税等の支払い209百万円等により営業活動によるキャッシュ・フローは、1,148百万円(前年同期414百万円)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有価証券の取得による支出1,252百万円、有価証券の売却及び償還による収入750百万円及び有形固定資産の取得による支出456百万円等により投資活動によるキャッシュ・フローは、△1,026百万円(前年同期410百万円)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
ファイナンス・リース債務の返済による支出44百万円及び配当金の支払い231百万円等により財務活動によるキャッシュ・フローは、△299百万円(前年同期△247百万円)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00804] S10080DC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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