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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008PL6

有価証券報告書抜粋 石垣島製糖株式会社 業績等の概要 (2016年6月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当期の収穫面積は、前期より140ha多い1,466haとなりました。主な要因は夏植え面積が685haと平年に比べ微増、株出面積も株出萌芽性に効率的な土壌農薬の普及拡大により188ha増加したことによるものです。
生産概況として、さとうきびの成長期に入る5月から10月までの生育旺盛期の間に5個の台風の接近と直撃に遭い、8月に襲来した台風15号においては、最大瞬間風速71m/sの暴風に見舞われました。その結果、春植および株出の折損、乱倒伏さらに降雨が台風の影響により数日に偏ったことにより、青葉の回復が遅れ、春植、株出の茎長低迷を招き、買入甘しゃ量は前期を3,540t下回る76,623tとなりました。
甘しゃの品質面については、登熟に影響を及ぼす青葉枚数は11月以降回復基調が見られたものの、10月から1月にかけて気温が平年を上回ったことと成熟期における長雨による日照不足等により、前期の取引糖度平均値14.48度を大きく下回り、12.38度となりました。
原料集荷については、生産農家の高齢化が進む中、年々原料集荷体制は深刻な状況下にあります。今期はさとうきびが乱倒伏の状態にあり、機械刈取原料が著しく増加し、無脱葉刈取原料、手刈刈取原料が減少しました。
機械刈取原料78.5% 無脱葉刈取原料18.0% 手刈刈取原料3.5%
(前期65.1%) (前期28.8%) (前期6.1%)
今後、高齢化及び担い手の労働力不足の影響により、機械刈取原料が増えると予想され、雨天時の原料確保が課題になることから収穫機械の機種選定などを見直し、栽培体系および圃場条件に即した収穫機械化体系の構築を図ります。
設備投資等については、製糖期間中に故障等が生じて生産活動に支障をきたすことが無いように、効率的な設備投資計画を策定し実施しました。
工場運転を支えるバガスボイラーは近年ストーカー周りの故障により製糖運転に支障をきたすケースがありましたが、故障要因となり得る部位を調査し自営にて部品取替えを行うことで解決することができました。
工場の歩留り向上については、清浄工程内での糖度ロスに着目し、沈殿槽マッド引抜の効率化のために、4連ダイヤフラムポンプの単独化とラインミキサー導入による石灰乳の混合効率改善を実施しました。
「安全はすべてに優先する」の考えのもと、安全活動を最優先事項として取り組んでまいりましたが、今期製糖期間中に従業員が可搬式送風機の金属ファン接触によって左手指を負傷したことは誠に遺憾であります。深い反省のもと今一度基本に立ち返り、一つ一つの安全活動を確実に継続実施することで職場の安全レベルの着実な向上を図ります。
損益面については、国内産糖交付金単価が若干上がったものの、粗糖の販売数量の減少により売上高が著しく減少致しました。
費用面については、製糖期の長期化による労務費の増加と収穫体系の変化による変動費の増加がありました。結果、売上高1,131百万円(前期1,495百万円)売上原価1,205百万円(前期1,271百万円)経常損失285百万円(前期5百万円の利益)となりました。特別利益として、分蜜糖製造合理化対策事業補助金並びに気象災害等影響緩和対策補填金を計上しましたが、当期純損失255百万円(前期95百万円の利益)となり、大幅な赤字決算となりましたことは誠に遺憾であり、株主の皆様には大変申し訳なく深くお詫び申し上げます。
引き続き、地域社会に貢献できるコンプライアンス優先の会社を目指すとともに、技術・業務継承のための人材確保およびIT部門の充実化による業務改善を推進しながら、更なる経営資源(人・モノ・金・情報)の有効活用に努めてまいります。

(2)キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下[資金]という。)の残高は911百万円(対前期末比25.9%減)となり、前事業年度末より319百万円減少いたしました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度は、主に税引前当期純損失259百万円と減価償却費154百万円等により169百万円のマイナス(前期は249百万円のプラス)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度は、主に貸付金の回収による収入31百万円、貸付による支出31百万円、固定資産の取得による支出110百万円により110百万円のマイナス(対前期比68.6%支出増)となりました。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度は、主に長期借入金の返済による支出36百万円等により39百万円のマイナス(対前期比0.0%)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00368] S1008PL6)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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