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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100BEFG

有価証券報告書抜粋 石垣島製糖株式会社 業績等の概要 (2017年6月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当期の収穫面積は前期と比較して365ha少ない1,101haとなりました。主な原因は、前期の大幅な株出の増加から今期の株出の多くが次年産への更新に変わったことと前期製糖終了が長雨の影響から5月下旬まで遅れたため春植及び株出が減少し次期の夏植になったことによるものです。
生産概況として、梅雨明けから8月上旬は少雨だったものの、それ以降は適度な降雨が続き、9月に台風が2個襲来しましたが、軽微な被害にとどまりました。今期は気象条件に恵まれ、各作型ともに単収が増加し豊作の年となり、買入甘しゃ量は前期を上回る77,012tとなりました。
甘しゃの品質面につきましては、登熟も順調に進み、今期甘しゃ取引糖度は14.43度(前期12.38度)となり、過去10年平均値14.14度を超える良い結果となりました。
原料集荷につきましては、生産農家の高齢化が進む中、機械刈取希望者が多くなっており、刈取機械稼働状況が集荷計画に大きく影響しています。
今期は台風被害による乱倒伏が少なく、人力による刈取は前期を僅かに上回りましたが、今後はますます機械刈取希望者が多くなると思われるため、刈取機械の効率的な稼働に努め、関係機関と連携をとり、地域の収穫形態の変化に対応できるような体制づくりが必要となります。
機械刈取原料78.3% 無脱葉刈取原料18.5% 手刈刈取原料3.2%
(前期78.5%) (前期18.0%) (前期3.5%)
今期製糖は12月操業開始を計画していましたが、工場設備の最終確認で不具合を発見し、操業期間中でのトラブル発生リスク回避を優先し、修理を実施したため、年明け操業となりました。
また、降雨による収穫作業への影響や工場整備に要する運転休止も考慮した上で、4月上旬に終了することを計画し操業を開始しましたが、単収増加によって甘しゃ生産量が予測を大幅に上回り、4月下旬まで操業を継続しました。
なお、設備の不具合が操業開始時期に影響した反省から、操業中での設備の状態把握と早期対応を強化した結果、設備故障に起因する操業計画への影響を最小限に抑えることができました。
設備投資につきましては、安定操業を優先とし進めてまいりますが、設備更新に代わる延命のための修繕も慎重に検討を進めることで、現在計画している新工場建設が実施された際の多額の未償却残高が及ぼす経営への影響の軽減を図ってまいります。
安全衛生面につきましては、安全衛生委員会を毎月開催し、労働災害事前防止と快適な職場形成に向け日々取り組んでおり、今期無災害を実現することができました。また、メンタルヘルス対策の一環としてストレスチェックを実施しており、来期はリスクアセスメントの拡充によってさらなる向上を図ります。
販売面につきましては、粗糖及び糖蜜は大日本明治製糖株式会社並びに三菱商事株式会社のご配慮により、粗糖は全量販売することができました。
損益面につきましては、粗糖の販売数量の増加に加え、輸入糖売戻価格、交付金単価の上昇により売上高が増加致しました。
費用面につきましては、甘しゃ取引糖度の上昇に伴う原料買収費の増加があったものの、前期に比べて製糖日数が短縮したことと、経費の削減により労務費及び修繕費等は減少致しました。その結果、売上高1,486百万円(前期1,131百万円)、売上原価1,227百万円(前期1,205百万円)、経常利益44百万円(前期285百万円の経常損失)となりました。特別利益として、気象災害等影響緩和対策補填金並びにさとうきび自然災害被害対策事業助成金を受けまして当期純利益132百万円(前期255百万円の当期純損失)となりました。
これも偏に株主の皆様をはじめ多くの関係者の方々のご支援・ご協力の賜物であり、深く感謝申し上げます。

(2)キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下[資金]という。)の残高は1,145百万円(対前期末比25.7%増)となり、前事業年度末より234百万円増加いたしました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度は、主に税引前当期純利益158百万円と減価償却費129百万円等により322百万円のプラス(前期は169百万円のマイナス)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度は、主に貸付金の回収による収入24百万円、貸付による支出21百万円、固定資産の取得による支出55百万円により49百万円のマイナスとなりました。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度は、主に長期借入金の返済による支出37百万円等により39百万円のマイナスとなりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00368] S100BEFG)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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