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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007XG2

有価証券報告書抜粋 石油資源開発株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度における我が国経済は、年度当初は消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動により、個人消費には弱い動きがみられましたが、前連結会計年度に引き続き、企業業績及び雇用情勢が概ね改善傾向にあり、緩やかな回復基調が続いています。
原油CIF価格は、夏場にかけて1バレル 110 ドル近辺で推移していましたが、米国におけるシェールオイル増産による供給増等の影響により秋口から急落し、年度末時点では 50 ドル前後で低迷しています。
為替相場は、前連結会計年度における円安傾向が当連結会計年度においても進行し、年度当初の 100 円台前半から、年度末にかけては 110 円台後半で推移しました。この結果、当社グループの原油販売価格は、秋冬季の原油CIF価格の低迷が影響し、前連結会計年度に比べて下落しました。
一方、天然ガスについては、東日本大震災後、依然として需要が高止まりを見せておりますが、液化天然ガス(LNG)の調達及びその気化ガス等の販売において厳しい競争が続き、加えて供給インフラ整備を巡る動きも進行していることから、市場環境は当社グループにとって予断を許さない状況にありました。
このような状況のもとで、当社グループは、社会生活に不可欠なエネルギーの長期安定供給を目指して、生産、輸送の安全操業に努めるほか、国内外における効率的な探鉱開発に全力を注いでまいりました。


当連結会計年度の売上高は240,302百万円と前連結会計年度に比べ64,609百万円の減収(△21.2%)となり、売上総利益は、47,279百万円と前連結会計年度に比べ22,982百万円の減益(△32.7%)となりました。前連結会計年度に比べ減収減益となった主な要因は、国産及び海外の原油並びに天然ガスの販売価格が下落したことに加え、国産原油の販売数量の減少によるものであります。
探鉱費は、海外での支出が大きく増加したことにより、6,516百万円と前連結会計年度に比べ2,026百万円増加(+45.1%)し、販売費及び一般管理費は32,426百万円と前連結会計年度に比べ1,198百万円減少(△3.6%)した結果、営業利益は8,336百万円と前連結会計年度に比べ23,810百万円の減益(△74.1%)となりました。
経常利益は、主に持分法による投資利益が減少したことに加え、前連結会計年度における為替差益が為替差損に転じたこと等により4,652百万円と前連結会計年度に比べ50,187百万円の減益(△91.5%)となりました。
税金等調整前当期純利益は、減損損失が減少したこと等に伴い特別損失が1,282百万円減少し、1,508百万円と前連結会計年度に比べ48,864百万円の減益(△97.0%)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は2,090百万円と前連結会計年度に比べ27,477百万円の減益(△92.9%)となりました。

なお、売上高の内訳は次のとおりであります。
(イ)原油・天然ガス
原油・天然ガス(液化天然ガス(LNG)及びビチューメンを含む)の売上高は、主に販売価格が下落したことに加え、国産原油の販売数量が減少したことに伴い、189,103百万円と前連結会計年度に比べ56,528百万円の減収(△23.0%)となりました。
(ロ)請負
請負(掘さく工事及び地質調査の受注等)の売上高は、9,797百万円と前連結会計年度に比べ690百万円の減収(△6.6%)となりました。
(ハ)その他
液化石油ガス(LPG)・重油等の石油製品等の販売、天然ガス等の受託輸送及びその他業務受託等の売上高は、41,401百万円と前連結会計年度に比べ7,390百万円の減収(△15.1%)となりました。

主なセグメントごとの業績(セグメント間の内部取引消去前)は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、「欧州」を報告セグメントとして開示しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
① 日本
日本セグメントの売上高は主に原油・天然ガス(LNG含む)、請負、石油製品等により構成されております。当連結会計年度における売上高は、販売価格が下落したことに加え、販売数量が減少したことに伴い、228,373百万円と前連結会計年度に比べ52,346百万円の減収(△18.6%)となりました。セグメント利益は、販売費及び一般管理費は減少したものの、前述の売上高の減収に伴い24,970百万円と前連結会計年度に比べ10,234百万円の減益(△29.1%)となりました。
② 北米
北米セグメントの売上高は主に原油・天然ガス(ビチューメン含む)により構成されております。当連結会計年度における売上高は、主に販売価格が下落したことにより10,008百万円と前連結会計年度に比べ12,720百万円の減収(△56.0%)となりました。セグメント損益は、探鉱費は減少したものの、前述の売上高の減収に伴い6,812百万円のセグメント損失(前連結会計年度は3,223百万円のセグメント利益)となりました。
③ 欧州
欧州セグメントにおいては、英領北海アバディーン沖合に位置する海上鉱区での探鉱活動を実施しております。当連結会計年度におけるセグメント損失は探鉱費の増加により3,905百万円(前連結会計年度は381百万円のセグメント損失)となりました。
④ 中東
中東セグメントの売上高は主に原油により構成されております。当連結会計年度における売上高は、販売価格が下落したものの、販売数量が増加したことに伴い46,516百万円と前連結会計年度に比べ7,001百万円の増収(+17.7%)となりましたが、売上原価も同様に増加したことに伴い、セグメント利益は4,486百万円と前連結会計年度に比べ755百万円の減益(△14.4%)となりました。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ16,086百万円減少し、126,570百万円となりました。
営業活動の結果得られた資金は前連結会計年度に比べ21,007百万円減少し、57,659百万円となりました。
投資活動の結果使用した資金は前連結会計年度に比べ62,739百万円増加し、125,771百万円となりました。
財務活動の結果得られた資金は前連結会計年度に比べ36,340百万円増加し、54,816百万円となりました。

なお、キャッシュ・フローの詳細は「7財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3) 財政状態及びキャッシュ・フローの状況の分析 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00041] S1007XG2)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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