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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LPEK (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 積水化成品工業株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社では、生活分野、工業分野において、基礎研究から生産技術に至るまで幅広い研究開発を行っております。研究開発センターでは、新製品の研究開発の迅速化をはかるために開発部内に4つの開発グループを設置するとともに、基礎研究所を設置して新技術・新素材に関する研究開発や当社コア技術を進化させる基礎研究を行なっております。また、生産技術センター及び各事業本部においては、担当する分野での新製品・新商品の開発や、品質改良・生産技術の革新などの役割を担っております。
なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は、2,655百万円であります。また、セグメント別の研究開発を進めており、生活分野と工業分野それぞれにおいては、重合含浸技術・押出技術・発泡技術・微粒子化技術・ゲル化技術をベースとして市場ニーズに適合した機能性素材の開発、土木・住環境システム商品に関する技術開発を行っております。当連結会計年度の主な成果は次のとおりであります。

(1) 生活分野
当社のコア技術である押出発泡、発泡シート成形、懸濁重合、含浸発泡、型物成形技術をベースに、多様化す
るニーズに基づいた製品改良や新たな機能付与を進めています。需要が拡大している中食市場に向けた電子レンジ
容器対応の耐熱性発泡シート、食品トレーや納豆容器など広く使用されている一般の発泡ポリスチレンシート、即
席麺容器などに使用されているラミネートシートにおいては、最終商品に求められる素材物性や機能性を向上させ
る開発や省資源化に貢献する更なる軽量化に対応する開発に加え、石油由来のプラスチックスから再生可能資源で
あるバイオプラスチックスを活用した製品開発などを進めています。また、海洋生分解性バイオマスプラスチック(MBBP:Marine-Biodegradable Biomass Plastics)の開発・普及に向けて、大阪大学大学院工学研究科の宇山浩教授と徐于懿助教らが設立した「MBBP開発プラットフォーム」に、新たに参画しました。本プラットフォームは、海洋プラスチックごみ問題の解決に向けた産官学連携の取組みであり、民間企業、公的研究機関、大学などが参画しています。2025年までに製品の開発から実用化・社会普及までを目標としています。
これら生活分野に係る研究開発費は、388百万円であります。


(2) 工業分野
美容分野のスキンケア用ゲルにおいて、多様化するお客様の要望に迅速に応えるため、処方開発のAI化に取り組み、新しい開発スタイルを基にしたゲル製品「AI-FIT」の提供を開始しました。官能評価の定量化に注力するとともに、富士通のAI技術「Zinrai」を活用して化粧品マスク処方提案システムを開発しました。
環境面では、「バイオセルラー」という製品カテゴリーブランドを作り環境貢献製品開発の取組みを強化してい
ます。「バイオセルラー」は、生分解性またはバイオマス由来のプラスチックスを活用した環境貢献製品群の総称
で、ランニングシューズのミッドソールとして採用された「エラスティルBIO」や自動車部材用途を想定した高耐熱発泡体の「ST-Eleveat BIO」など、既に複数の製品を上市しています。「エラスティルBIO」では、バイオマスマーク認証を取得しています。これは、「SKG-5R」活動のReplaceにあたる開発です。
これら工業分野に係る研究開発費は、2,266百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00845] S100LPEK)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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