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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007UIQ

有価証券報告書抜粋 第一生命ホールディングス株式会社 対処すべき課題 (2016年3月期)


業績等の概要メニュー事業等のリスク



当社グループは、中期経営計画「D-Ambitious」の下、企業価値を創造していく独自の枠組み「DSR経営」を一層進化させ、中期経営計画の基本戦略である4つの柱に基づき、ステークホルダーの期待に応える持続的価値創造の実現に取り組んでまいります。
成長戦略の一層の進化と持株会社体制への移行を契機として、2017年3月期を株式会社化・上場に続く“新創業第2ステージ”のスタート年度と位置付け、更なる成長加速に取り組んでまいります。

(1) Dynamism:ステークホルダーの期待に応える持続的成長の実現
内外の金融経済環境が大きく変動しており、マイナス金利導入に伴う影響が懸念される中、「3つの成長エンジン(国内生命保険事業、海外生命保険事業、資産運用・アセットマネジメント事業)」を更に強靭かつ柔軟なものとするべく、国内外におけるグループ各社の果敢な挑戦の継続に加え、株式会社かんぽ生命保険等の新たなビジネスパートナーとのアライアンス等を戦略に組み込み、持続的な成長の実現に向けた確固たる基盤を築いてまいります。

1) 国内生命保険事業
国内成長戦略「一生涯のパートナー With You プロジェクト」の下、「確かな安心」と「充実した健康サポート」をお客さまに提供してまいります。
当社におきましては、お客さま接点の更なる強化に向けて、生涯設計デザイナーのコンサルティング力の向上に資する育成体制の強化や、総合営業職やカスタマーコンサルタントの拡充等に一層取り組んでまいります。また、主力商品や成長分野である第三分野商品の販売拡大を目指してまいります。
第一フロンティア生命保険株式会社におきましては、国内の低金利環境下、外貨建商品等の優位性を活かした販売戦略や商品ラインアップの充実に取り組むとともに、引き続き商品の特性に応じてリスク管理を強化してまいります。また、金融機関代理店への一層のサポート充実と代理店との関係強化に取り組んでまいります。
ネオファースト生命保険株式会社におきましては、『「あったらいいな」をいちばんに。』というコーポレートスローガンに基づき、健康増進をキーワードとした商品提供等お客さまのニーズにいち早くお応えし満足いただける商品・サービスを充実させてまいります。また、委託代理店を順次拡大するとともに、代理店サポート体制の充実に取り組んでまいります。

2) 海外生命保険事業
プロテクティブ社やTAL社が展開する先進国市場では安定的な利益貢献を目指す一方で、アジア新興国地域ではグループ各社の成長加速を目指してまいります。また、プロテクティブ社を通じた北米地域における買収案件や、新興国市場等における新規投資等の検討を推進してまいります。

3) 資産運用・アセットマネジメント事業
国内の低金利環境下、デリバティブ等により資産運用リスクのコントロールを強化しつつ、為替ヘッジ付き外国債券やインフラ関連案件等、成長分野・新規分野への投融資等に積極的に取り組み、運用収益の拡大を目指してまいります。
アセットマネジメント事業におきましては、国内外市場における受託残高の拡大を目指してまいります。また、2016年10月に当社と株式会社みずほフィナンシャルグループで共同出資する新たな資産運用会社「アセットマネジメントOne株式会社」を発足させ、アセットマネジメント事業を更に強化してまいります。

4) 新たなビジネスパートナーとのアライアンス
株式会社かんぽ生命保険との業務提携を通じ、海外生命保険事業、資産運用事業、国内生命保険事業の3つの成長エンジンにおいて両社の強みを活かし、事業基盤の強化と新たな成長機会の創出を目指してまいります。


(2) Discipline:規律ある資本配賦を通じた資本水準の確保・資本効率の向上
ステークホルダーの期待に応えるべく、個々の事業の収益性向上と最適な事業ポートフォリオを構築し、連結利益の拡大や企業価値の向上を目指してまいります。
また、国内の低金利環境下、不透明な金融経済環境が継続していることを踏まえ、ERMの枠組みに基づく取組みをより一層強化し、グローバルに活動する保険会社に将来的に求められる規制も見据え、引き続き資本健全性の維持、更なる向上に取り組んでまいります。
株主還元につきましては、中期経営計画「D-Ambitious」の目標としている「中期経営計画期間中に連結修正純利益(注1)に対する総還元性向(注2)40%」の達成を目指してまいります。

(3) Dimension:持株会社体制でのグループ経営の更なる進化
グループ経営本部と地域統括会社を通じたグループ運営態勢の更なる強化を図るとともに、持株会社体制への移行を完遂し、そのメリットを最大限に活用してグループ全体の経営資源の最適配分や成長分野への事業展開等を行ってまいります。併せて、持株会社について監査等委員会設置会社とし、コーポレートガバナンス基本方針の下、上場会社として業界の範となるコーポレートガバナンス体制の構築を目指してまいります。加えて、引き続きグループコンプライアンス態勢、グループ内部監査態勢の強化等に取り組んでまいります。

(4) Diversity:グループ・グローバルベースでのダイバーシティ&インクルージョンの確立
国籍、性別、障がいの有無、ライフスタイル等に関わらず多様な人財が活躍する環境の整備を更に進めるとともに、グローバルな事業展開を支える人財の育成を推進してまいります。

当社グループは、上場10周年である2020年、さらには創業120周年である2022年に向け、事業を展開するすべての国、すべての地域社会において、最もお客さまのお役に立てる保険会社として価値を提供し続けるという思いを込め、「安心の最高峰を、地域へ、世界へ」を中長期ビジョンとして掲げて取り組んでまいります。この中長期ビジョンを実現していくために、今後も総力を挙げて、お客さま、株主・投資家の皆さま並びに当社グループに関わる全てのステークホルダーの期待に応えるべく持続的な成長の実現を目指してまいります。

(注1)連結修正純利益
実質的な収益力を示す当社独自の指標であり、負債性内部留保(危険準備金、価格変動準備金)繰入額のうち、法定繰入額を超過して繰り入れた額(税引後)を親会社株主に帰属する当期純利益に加算する等して算出しております。

(注2)総還元性向
総還元性向=(株主配当総額+自己株式取得総額)/連結修正純利益

業績等の概要事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E06141] S1007UIQ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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