シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100286Y

有価証券報告書抜粋 美津濃株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当社グループは、当連結会計年度において、グローバルビジネスの拡大を通した海外市場での一層の拡販、プロダクション機能強化による安定的な商品供給、及び国内事業基盤の再構築を最重要課題と位置づけ事業経営に取り組んでまいりました。
このような状況のもと、当連結会計年度(2013年4月1日~2014年3月31日)における当社グループの経営成績は次のとおりとなりました。
すべてのセグメント(グローバルでの地域別)において、ランニングシューズをはじめとするライフスタイルスポーツ品の販売が堅調に推移したことや、米州でのゴルフ品事業が盛り返したことなどにより、売上高は195億5千4百万円増収(11.9%増)の1,832億4百万円となりました。売上総利益率は、海外製造コストの上昇や円安の定着などによって1.5ポイント低下したものの、売上増と経費の計画的コントロールに努めたことによって、営業利益は20億8千7百万円増益(57.9%増)の56億9千2百万円となりました。経常利益は営業増益を主因としながらも、営業外収益において為替差益が減少したことなどから、17億2千万円増益(42.0%増)の58億1千6百万円となりました。当期純利益は経常増益により6億9千3百万円増益(35.6%増)の26億4千万円を計上いたしました。

セグメント(地域別)の業績は以下のとおりであります。

①日本
前連結会計年度より引き続き、ランニングシューズやウォーキングシューズ、さらにトレーニングアパレルなど、ライフスタイルスポーツ品の販売が堅調に推移いたしました。オフィシャルスポンサーをつとめる「大阪マラソン2013」のプロモーション効果は大きく、主力のランニングシューズに加え、タイツをはじめとする高機能トレーニングアパレル「バイオギア」シリーズの売上が伸張しました。また、スポーツを含め、さまざまなライフシーンで動きやすさや着心地などの快適さを追求した吸湿発熱素材などにおいてラインアップを充実させ拡販へとつなげました。
一方で、ベースボール品やコンペティション(競技)スポーツ品は、斬新で効果的な宣伝やプロモーションで訴求を図り、評価を得た商品や種目もあったものの、全般的に苦戦いたしました。ゴルフ品はカスタムフィッティングのクラブやシューズで善戦しましたが、反転への足掛かりをつかみきれず依然厳しい状況となりました。
この結果、売上高は36億2千7百万円増収(3.0%増)の1,252億8千6百万円となりました。営業利益は販売費及び一般管理費の低減も寄与し5億7千万円増益(22.3%増)の31億2千8百万円となりました。

②欧州
欧州では、伝統あるアムステルダムマラソンのスポンサーを継続してつとめるなど、ランニングビジネスに力を入れ、商品の高い機能性を訴求いたしました。それによって、ランニングシューズやランニング用アパレルは、各国・各地域のランナーより評価を受け堅調に推移いたしました。なかでも、草の根マーケティングを継続して実行しているフランスで販売を大きく伸ばしました。加えて、バレーボールやハンドボールなどのインドアスポーツの種目でも、ユーザーの根強いニーズに応えて売上を伸ばしました。また、現地法人を設立し、独自展開に切り替えたイタリアやスペインにおいては、ブランドの一層の浸透を図り、期待したとおりの成果を上げました。
しかしながら、ゴルフ品は、各国・各地域で需要の回復が望めない状況が一様に続き、カスタムフィッティングを除き苦戦いたしました。
この結果、売上高は39億9千8百万円増収(38.3%増)の144億2千3百万円となりました。営業利益は4千9百万円増益(16.3%増)の3億5千3百万円となりました。
なお、当連結会計年度における欧州各通貨の換算レートは以下のとおりであります。
英ポンド:159.16円(前期:131.36円)、ユーロ(欧州支店):133.97円(前期:107.55円)、
ユーロ(子会社イタリア):129.30円(前期:―)、ユーロ(子会社スペイン):134.32円(前期:―)

③米州
米州では、着実にシェアアップが進んでいるランニングビジネスが引き続き好調に推移いたしました。特にランニングシューズの販売は、専門店チャネルに加えて、大型量販チェーンにおいても順調に推移し、成長エンジンとして業績を牽引いたしました。
ゴルフ品は、高い技術力とクオリティーで定評のあるアイアンでラインアップを拡充し、実戦派ゴルファーのニーズに応えるなど、市場での地位を一層高めて販売額を伸ばしました。
また、バレーボールなどのチームスポーツでは、新製品の投入によって需要を喚起することに努めた結果、市場において比較的優位のポジションを維持いたしました。
この結果、売上高は75億7千1百万円増収(32.9%増)の305億8千2百万円、営業利益は7億8千2百万円増益(86.6%増)の16億8千4百万円となりました。
なお、当連結会計年度における米州各通貨の換算レートは以下のとおりであります。
米ドル:97.09円(前期:79.93円)、カナダドル:94.01円(前期:79.81円)

④アジア・オセアニア
アジア・オセアニアにおいては、台湾と豪州において、引き続き安定的な成長を示し、連結業績に寄与いたしました。また、ASEAN地域へのブランド力の浸透が進み、スポーツ大会への協賛はじめ各種マーケティング活動が拡販を後押しいたしました。それにより、ランニングシューズに加え、ライフスタイルの領域でスポーツアパレルの販売が堅調に推移いたしました。一方で、中国は、収支改善に向けて種々の施策を実施、反転を目指したものの、営業費用を吸収するまでには売上が回復せず、依然厳しい状況となりました。なお、韓国に現地法人を設立し独自展開に切り替えたことにより、このセグメントにおける収益増の要因となっております(前期は日本セグメントに包含)。
この結果、売上高は43億5千6百万円増収(50.9%増)の129億1千1百万円となり、営業損益は4億3千3百万円改善し3億8千万円の黒字(前期は5千3百万円の赤字)となりました。
なお、当連結会計年度におけるアジア・オセアニア各通貨の換算レートは以下のとおりであります。
台湾ドル:3.27円(前期:2.71円)、香港ドル:12.52円(前期:10.31円)、中国元:15.71円(前期:12.67円)、豪ドル:93.45円(前期:82.72円)、韓国ウォン(100ウォンあたり):9.18円(前期:―)

(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ29億1千3百万円増加し、144億4千2百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ8億3千9百万円増加し、26億4千1百万円の収入となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益の計上54億2千9百万円、減価償却費の計上28億9千4百万円であり、支出の主な内訳は、売上債権の増加額30億1千7百万円、仕入債務の減少額19億2千4百万円であります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ43億2千万円支出額が減少し、47億2千9百万円の支出となりました。支出の主な内訳は、事業譲受による支出21億7千万円、有形固定資産の取得による支出14億1千3百万円であります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ17億4千9百万円収入額が減少し、40億2千5百万円の収入となりました。収入の主な内訳は長期借入れによる収入75億9千6百万円であります。支出の主な内訳は長期借入金の返済による支出32億4千2百万円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03036] S100286Y)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。