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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100RA1N (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 興和株式会社 研究開発活動 (2023年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループは、独創技術の開発を基本理念として、新素材の開発から製品の開発、さらに生産技術の開発に至るまで積極的な研究開発活動を行っております。医薬事業においては当社を中心に、その他の事業においては当社及び連結子会社が連携、協力し先進技術の研究開発を進めております。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は267億4百万円であります。
[医薬事業]
当社グループは、「医療用医薬品」、「OTC医薬品(一般用医薬品)・ヘルスケア品」を中心とした医薬品、医療機器、衛生雑貨など健康・医療に関わるさまざまな事業に幅広く取り組んでおり、各事業が相互に連携して研究開発を進めております。
(医療用医薬品)
医療用医薬品では、「生活習慣病領域」、「免疫・炎症領域」及び「感覚器領域」に焦点を当てて研究開発に取り組んでいます。さらに世界の人々の健康に貢献すべく、海外事業所を拠点として研究開発品目のグローバル展開を推進しております。
医療用医薬品の研究開発状況は以下のとおりです。
開発番号・一般名薬理作用適応開発段階
ピタバスタチンHMG-CoA還元酵素阻害脂質異常症承認申請中(ベトナム)
リパスジルRhoキナーゼ阻害緑内障・高眼圧症承認申請中(ベトナム)
フックス角膜内皮変性症第Ⅲ相
ペマフィブラート選択的PPARαモジュレーター脂質異常症第Ⅲ相
承認申請中(マレーシア)
原発性胆汁性胆管炎第Ⅰ相
ペマフィブラート
/トホグリフロジン
選択的PPARαモジュレーター
/SGLT2阻害
非アルコール性脂肪肝炎第Ⅱ相
K-161-ドライアイ第Ⅲ相

・上記は臨床開発段階にある品目のみを掲載しており、それ以前のステージにある品目は掲載しておりません。全てのパイプラインを掲載している訳ではありません。
・臨床開発段階にある品目とは、最初の臨床試験に係る試験開始に関する薬事手続き(米国:IND、欧州:CTA、日本:治験計画届書、又は他地域での類似手続き)を行った後、承認取得を意図する全ての地域で承認取得を完了していない、又は臨床開発活動の中止/中断が決定されていない品目と定義しております。
・国際一般名(INN)が決定している品目は一般名、それ以前の品目は開発コードを記載しております。
・国及び地域により開発段階が異なる品目では、最も進んだ開発段階のみを掲載しております(承認申請中の国名は併記いたします)。
・承認取得済の品目であっても、新適応取得を目的とした臨床開発段階にある品目は上記に掲載しております。
これらに続く新医薬品候補化合物の創製のため、当社東京創薬研究所及び富士研究所での創薬・創剤活動に加えて、当社とハーバード大学関連病院Brigham and Women's Hospital (BWH) との米国共同研究施設 Center for Interdisciplinary Cardiovascular Sciences (CICS)での最先端研究を進めています。BWHとのコラボレーションにより、当社の技術基盤の拡充と研究促進及び最先端医学研究ネットワークとの連携を図っています。また、学校法人北里研究所との共同研究を通じて、感染症治療薬の研究を進めています。

(OTC医薬品(一般用医薬品)・ヘルスケア品)
一般用医薬品については、ウナコーワクールジェル、コルゲンコーワAA、リザレックコーワα5、ケラチナミンコーワクロザラエイド、新リビメックスコーワ軟膏/クリーム/ローションを発売しました。
ヘルスケア品については、バンテリンコーワリカバリーアームスリーブを2022年9月に、バンテリンコーワ腰椎コルセット3Lを2022年9月に、バンテリンコーワリカバリーカーフスリーブを2023年3月に上市いたしました。また、2024年3月にはバンテリンコーワサポーター スタンダード品のベージュ色追加を予定しており、新規部位として太ももサポーター、肩サポーター、親指加圧サポーター、アシストスーツ、姿勢矯正サポーターの開発をしており、ラインナップの拡充に努めております。
また、そのほかのヘルスケア品として、バンテリンコーワアイシングシート、三次元ダイヤモンドマスク、三次元ダイヤモンドマスク プラチナシリーズ、三次元マスク スタンダード(サイズ追加)、清涼飲料水としてカンゾコーワドリンク1000、ペットサプリメントとしてドッグエイドKM-10を発売しました。
2023年度上期には、医薬部外品のキューピーコーワヒーリング錠、キューピーコーワヒーリングドリンク等の上市を予定しています。
海外においては、中国、韓国、台湾、シンガポール及びチリでバンテリンコーワサポーター 親指用、フィリピンでバンテリンコーワサポーター リニューアル品、台湾でバンテリンコーワ加圧サポーター 腰用、インドネシア、シンガポール、フィリピン及びチリで三次元マスク、中国で三次元ダイヤモンドマスクを発売しました。
(医療機器)
医療機器分野の眼内レンズ(IOL)においては、引き続きアバンシィシリーズの研究開発を行っております。国内1PトーリックIOL(乱視用眼内レンズ)は2021年8月に臨床試験が終了し、12月末に承認申請、その後書面調査、照会事項対応を経て、2022年9月20日付で承認され、2023年3月に国内で先行発売し、同7月の全国発売に向け、準備を進めています。これに合わせて上期から進めてきた1PトーリックIOL(乱視矯正用レンズ)の情報を提供するカリュキュレーターの機能向上を目指したソフトウェアの改良は2023年2月末で完了しました。また、現行品の改良としては、引き続き1ピース(1P)インジェクターの操作性向上を目指した形状改良及び新たに3ピース(3P)の度数範囲を拡大させることを目的としたインジェクターの形状改良を進めております。1P、3P IOLの中国臨床試験は、新型コロナ禍の影響を受けて大幅に遅れておりましたが、2022年11月に全患者の1年間の観察期間が終了し、現在、申請資料を作成中で、2023年7月に承認申請、2024年7月に承認取得、2025年初めに発売予定です。中国でのトーリックIOL開発は臨床試験前に必要な登録検査の開始に向け準備中です。中東・アジア諸国展開については、更に各国で1P、3P及びトーリックIOLの申請対応を順次進めており、インドネシアで1P IOL、マレーシアでトーリックIOL、パキスタンで1P IOLが新たに承認されました。パキスタン(3P、トーリック)、スリランカ(1P)、香港(1P、3P及びトーリック)は申請中、韓国、UAE、バーレーン(1P、3P)並びに台湾(1P、3P及びトーリック)は申請準備中です。他のアジア諸国においても順次登録手続きを進めていきます。
医療機器分野の眼科検査機器においては、引き続き前房蛋白測定装置、自動視野計、前眼部検査機器、ドライアイ観察装置にテーマを集中させ研究開発を進めています。2022年3月に日本にて販売を開始した前眼部検査機器「コーワ SL-19」は軽量化や使いやすさの改善が評価され、同8月にグッドデザイン賞を受賞しました。海外については米国及び欧州の薬事手続き進め、2022年12月より製品の出荷を開始しました。さらに、2023年3月にワイヤレスカメラ一体型のモデル「コーワ SL-19 plus」を日本にて上市し製品ラインナップの拡充を進めました。自動視野計は2023年1月に他社の製品や電子カルテとの連携強化、新規の検査プログラムを搭載したソフトウェアバージョンアップを行い商品力向上を続けています。引き続き、これらのテーマについて製品の研究開発、および、国内外の医療機関と研究開発を進めて行きます。
以上の結果、当事業に係る研究開発費は、264億3千9百万円となりました。
[環境・省エネ事業]
レンズ関係では、高精度小型Sマウントレンズのラインナップの拡充開発を進めるとともに、新たなチャレンジとして紫外線レンズ及び耐放射線レンズの開発を進めています。
眼鏡関係では、新型スポッティングスコープのフラッグシップモデルTSN-99の技術要素を搭載したTSN-88のフルモデルチェンジ版を開発し、販売を開始しました。あわせて、フラッグシップモデルの技術要素を汎用モデルに反映した開発を進めています。
産業用カメラ関係では、耐環境性能対応Gig-Eカメラに引き続き、標準GigEカメラ(1.3M,5M,8M)の開発を行いました。引き続き、GigEカメラの3M,12M,16M,20Mpixelの開発を進めています。また、3Dステレオカメラ及びそのアプリケーション開発を行い、ロボットの目となるロボットビジョンシステムを開発しました。
以上の結果、当事業に係る研究開発費は、2億4千8百万円となりました。
[その他の事業]
(植物工場野菜)
持続可能な食糧供給を可能とする閉鎖型植物工場での生産、商品開発に取組んでまいりましたが、今後は低コストで高品質な医薬品原料の開発を進めてまいります。
以上の結果、当事業に係る研究開発費は、1千6百万円となりました。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02819] S100RA1N)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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