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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007WF1

有価証券報告書抜粋 芦森工業株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループ(当社及び連結子会社)における研究開発活動は、自動車安全部品事業、機能製品事業各関連において、より安全、安心、快適な複合材や製品、技術を生み出す事を目的としております。
大半の研究開発活動については、当社(芦森工業(株))が母体となっておりますが、工事を主体とする『パルテム』に関わる工事関連の研究開発については、子会社(芦森エンジニアリング(株))と共同開発を行っております。
当社では創業140年(2018年)のあるべき姿「Ashimori 2018 Vision」を具現化、達成することを目指し(1)ATP(Ashimori Technology Platform:当社のコア技術プラットフォーム)の構築、(2)LT(Launched Technology:ATPからの発進技術)の企画化及びその実行の仕組みづくりの構築を推進しております。
具体的には、この活動を通じ、当社が関連する市場の中から伸びる市場を洗い出し、そこに「コア技術」を強化・進化させた新技術・新商品を発進する活動であります。
当連結会計年度におけるセグメント別の研究目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は次のとおりであり、研究開発費の総額は9億39百万円であります。
(1)自動車安全部品事業
シートベルトは、各国法規・アセスメントに対応するための新デバイス開発、並びに信頼性向上とグローバル生産に適したデバイスの開発、商品化を進めております。
エアバッグは、欧米新アセスメント対応に向け、新衝突モード対応モジュール開発、信頼性向上、並びにグローバル生産に適した開発、商品化を進めております。
内装部品は、各種シェード、トノカバー、並びにカーゴネット類の高機能製品開発、新素材開発、デザイン性向上などに取り組み、海外市場展開・顧客拡大に向けた商品化を進めております。
当連結会計年度における自動車安全部品事業の研究開発費は4億71百万円であります。
(2)機能製品事業
パルテム関連では、パルテムフローリング工法は、電力洞道への展開を推進し、適用範囲拡大に努めてまいりました。パルテムSZ工法は、下水分野での販売支援を行ってまいりました。大口径ベースホースの拡充により、品質向上を推進いたします。スーパーHL工法は、ガラスクロスを使用した高耐圧ライナーで上水・農水分野をターゲットとして、施工性を向上させ、施工評価システムを確立してまいりました。耐震性理論構築を行い、分岐部処理方法の開発を進め、上水分野でのシェア向上に注力してまいります。また、繊維補強した熱可塑性樹脂ライナーを用いるパルテムフレップ工法は、下水道小口径への展開のため薄肉化を進め、本格的に市場導入を行ってまいります。
産業資材関連では、タイにおけるゴム資材用広幅織物のタイでの生産は量産に移行し生産を開始しております。また、国内における新規高機能帆布については量産準備段階に入っており、今後の量産体制を整えております。合成繊維ロープでは、新構造のロープについて検証継続しており、船舶用については実地モニターを行い、良好な結果を得ております。また、海洋構造物等の係留に関しては、適用評価試験を継続しており、継続してその用途開発を行ってまいります。新構造のロープストランドの応用として、各種テンションメンバーや、構造材等への展開についても検討を開始しており、これら用途展開のマーケット調査と検証作業を行っております。トラック物流機器用機材については、輸送品質向上につながるような製品を目標に様々なニーズを得ており、結露対策やドライバー不足に備えた省力化機器の開発に注力しております。
防災関連では、通水時の圧力損失の低い消防ホースとしてドルフィンエースα65Aの量産化が、完了しております。40A、50Aのラインナップを進め、シェア向上に注力いたします。消防団の操法大会用ホースについては、2016年モデルとして操作性と通水性の更なる改良を施したものを開発し、市場に導入してまいります。大口径ホースについては、原子力発電所向けとして、口径150A~300Aの量産化が完了し、市場導入を行っております。また、大規模火災やテロ対策として、自動放水システムの開発を推進しております。水ビジネスでは、災害復旧支援として、緊急給排水システム、資機材を開発・拡充してまいります。
当連結会計年度における機能製品事業の研究開発費は3億44百万円であります。
(3)その他
当社の研究開発活動において、新商品の開発を管轄している技術企画部があり、長期の視点に立ち各事業の将来の市場性を睨みながらあるべき姿を定め、将来の戦略要素技術の研究開発を進めております。とくに当社の強みを、ATPとして「織る」「被覆する」「固定する」「膨らませる」を定めております。さらに、その強みを最大限に発揮できかつ、大きな変化をもたらす「もの」と「場」を見出し、多角化発進技術(LT)の創造、新規ビジネスモデルを構築することで事業拡大や新規事業の創出、強み伝えによるリスク軽減活動を進めております。
① 次の世代を担う管路更生材料(第二世代パルテム)の開発
年々増加する「管路更生市場」が要求する環境負荷が少なく高品質で安価な新しい更生材料(繊維強化熱可塑性樹脂コンポジット)の開発を進めております。

② 円筒織物活用製品、システムの開発
当社の保有する革新織機や押出成形の加工技術を最大限に活かした、「長尺」「大口径」かつ「高耐圧」な織物構造を具備した新ホース、新システム化に取組んでおります。具体的には「水輸送システム」「防災資材システム」等であります。
当連結会計年度におけるその他の研究開発費は1億23百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00577] S1007WF1)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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