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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AKAV

有価証券報告書抜粋 芦森工業株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループ(当社及び連結子会社)における研究開発活動は、自動車安全部品事業、機能製品事業各関連において、より安全、安心、快適な複合材や製品、技術を生み出す事を目的としております。
大半の研究開発活動については、当社(芦森工業(株))が母体となっておりますが、工事を主体とする『パルテム』に関わる工事関連の研究開発については、子会社(芦森エンジニアリング(株))と共同開発を行っております。
当社では創業140年(2018年)のあるべき姿「Ashimori 2018 Vision」を具現化、達成することを目指し(1)ATP(Ashimori Technology Platform:当社のコア技術プラットフォーム)の構築、(2)LT(Launched Technology:ATPからの発進技術)の企画化及びその実行の仕組みづくりの構築を推進しております。
具体的には、この活動を通じ、当社が関連する市場の中から伸びる市場を洗い出し、そこに「コア技術」を強化・進化させた新技術・新商品を発進する活動であります。
当連結会計年度におけるセグメント別の研究目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は次のとおりであり、研究開発費の総額は8億68百万円であります。
(1)自動車安全部品事業
シートベルトは、各国法規・アセスメントに対応するための新デバイス開発、並びに信頼性向上と自動組立に適したデバイスの開発、商品化を進めております。
エアバッグは、欧米新アセスメント対応に向け、新衝突モード対応モジュール開発、信頼性向上、並びにグローバル生産に適した開発、商品化を進めております。
内装部品は、各種シェード、トノカバー、並びにカーゴネット類の高機能製品開発、新素材開発、デザイン性向上などに取り組み、海外市場展開・顧客拡大に向けた商品化を進めております。
当連結会計年度における自動車安全部品事業の研究開発費は4億34百万円であります。
(2)機能製品事業
パルテム関連では、パルテムフローリング工法は、日本下水道協会の工場認定制度Ⅱ類資器材登録および工場認定を取得し、下水道分野における適用性を高めました。また、電力洞道の補強工事を完工し、同工法の応用展開による適用範囲の拡大に努めてまいりました。パルテムSZ工法は、φ150mmへの適用範囲拡大および耐薬品性能を追加した日本下水道新技術機構の建設技術審査証明を更新取得し、適用範囲の拡大等に努めてまいりました。パルテムHL工法は、上水道分野の更生管について、耐震性能に関する学会発表等を展開し、工法の普及に注力してまいりました。
産業資材関連では、ゴム資材用広幅織物では、エンジン内のオイルに浸漬されるという過酷な使用環境に晒される高機能ベルト用帆布については、それらを克服し量産段階に移行することができました。また、更なる高負荷にも耐えうる次世代の高機能ベルト用帆布の開発にも着手しました。合成繊維ロープでは、新構造のロープについて日本海事協会の認証を取得し係船索用途の販売を開始しました。海洋構造物等の係留に関しては、引き続き各機関と適用評価試験を継続しており、その用途開発を継続しております。トラック物流機器については、輸送品質向上のための定温輸送のニーズの高まりを受け、庫内断熱間仕切りパネルを上市しておりますが、庫内外の温度差による結露滴下を防止するための吸排湿機能を備えたトラック庫内結露防止シートを上市し更なる輸送品質向上のニーズに応えてまいりました。
防災関連では、通水時の圧力損失が低い消防ホースドルフィンシリーズのラインナップ拡充および生産体制の確立を推進しており、同ホースによるシェアアップに努めてまいります。消防団の操法大会用ホースについては、2017年モデルとして操作性と通水性の更なる改良・改善を目指してホースを開発し、市場導入してまいります。大口径ホースは、400Aタイプを追加ラインナップし、商品の充実化を図ります。また、大規模火災やテロ対策として、自動放水システムの開発に注力していくとともに、緊急排水システム等の防災資器材関連の開発を推進しまいいります。
当連結会計年度における機能製品事業の研究開発費は3億10百万円であります。
(3)その他
当社の研究開発活動において、新商品の開発を管轄している技術企画部があり、長期の視点に立ち各事業の将来の市場性を睨みながらあるべき姿を定め、将来の戦略要素技術の研究開発を進めております。とくに当社の強みを、ATPとして「織る」「被覆する」「固定する」「膨らませる」を定めました。さらに、その強みを最大限に発揮できかつ、大きな変化をもたらす「もの」と「場」を見出し、新規ビジネスモデルを構築することで事業拡大や新規事業の創出、強み伝えによるリスク軽減活動を進めております。
① 次の世代を担う管路更生材料(第二世代パルテム)の開発
年々増加する「管路更生市場」が要求する環境負荷が少なく高品質で安価な新しい更生材料(繊維強化熱可塑性樹脂コンポジット)の開発、材料の自社生産化を進めております。

② 円筒織物活用製品、システムの開発
当社の保有する革新織機や押出成形の加工技術を最大限に活かした、「長尺」「大口径」かつ「高耐圧」な織物構造を具備した新ホース、新システム化に取組んでおります。具体的には「自動放水システム」「エアーアクチュエーター」等であります。
当連結会計年度におけるその他の研究開発費は1億23百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00577] S100AKAV)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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