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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100GJVT

有価証券報告書抜粋 藤倉コンポジット株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループは、岩槻工場内のエンジニアリングセンターに技術者を集約し、マーケティング手法を取り入れお客様のニーズを的確に捉えた新たな複合化技術の開発に取り組んでいます。また、要素技術として化学分析やコンピュータシミュレーションなどの基盤技術にも力を入れて製品開発を進めています。近年では特に環境規制強化に対する技術的対応にも力を入れています。
当連結会計年度の研究開発費の総額は1,457百万円であります。

当連結会計年度におけるセグメント別の主な研究開発活動は次のとおりであります。
(1) 産業用資材
工業用品部門では、多様な用途、環境に対応する各種ゴム材料の開発をはじめ、これらゴム材料を活用した製品設計、及び当社の特徴である複合化技術を用いて繊維、樹脂、金属など各種材料と接着・一体化した高機能製品の開発を行っています。また、新たな表面処理、表面改質技術の開発にも取り組んでいます。一方、材料・製品評価技術として新たに高圧ガス燃料中での挙動を可視化できる材料暴露試験機を開発し、実際の使用条件での製品評価に生かしています。材料・製品開発と併せて生産技術開発にも力を入れQCD改善を常に心がけています。変動する市場動向への取り組みとして、電気自動車やハイブリッド車、CNG、燃料電池車など新燃料に対応した新たな製品も手掛けています。また、医療用逆止弁などゴムと樹脂のアッセンブリ品の開発も行っており、自動車に限らず今後もさらなる高機能化と用途拡大を目指して開発を進めていきます。
制御機器部門では、精密流体制御を必要とする医療分野や半導体製造工程等の精密制御向け製品の拡充に取り組んでいます。製品群としてはエアベアリングシリンダや各種ダイヤフラムシリンダ等の低摩擦アクチュエータ、それらを制御するための精密圧力制御機器、各種ガスや液体を精密制御するための流体制御機器関係が挙げられます。今後はこれら要素開発と並行して機器を組み合わせたユニット品や装置等、お客様の利便性に寄与する製品開発を進めていきます。
電気材料部門では、情報通信及び電力市場向けに、超低硬度材料や導電~絶縁材料などを用いた高機能複合品の開発を行っています。また風力発電用ブレード関連分野に向けた製品の開発を進めています。
その他として、スチール製に比べて軽量化したCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製ドライブシャフトをはじめとする各種CFRP製品については、自動車用機能部品及び各種産業分野への展開を進めています。近年ではドローン用筐体部品の開発も進めています。また2016年9月に販売しましたマグネシウム空気電池「WattSatt(ワットサット)」は企業や団体の皆様に災害用備蓄品としてご好評頂いております。本年5月には第二弾として「ご家庭用にも安心を届けたい」との思いを込めご家庭でも利用できる非常用モバイル充電器「AQUACharge(アクアチャージ)」を発売しました。他にもゴム材料を応用展開した新しいセンサ製品の開発も進めています。
当セグメントにかかる研究開発費は1,080百万円であります。

(2) 引布加工品
引布部門では、当社の基盤技術である高機能ゴムシート及びゴムと布などを複合化した高機能ゴムシートの開発を行っています。特に厚さ0.1~0.3mmの極薄ゴムシートはさまざまな分野にて、いろいろな形状に加工され使用されています。配合、加工技術をベースにした新しい高機能ゴムシートの検討も進んでいます。
印刷機材部門では、市場を全世界に広げ、顧客志向に合わせた対応をさらに充実させるために、従来のFITシリーズをベースとして、世界規模で導入実績の目覚ましいUV枚葉印刷向け製品、省エネ・省電力対応の新聞輪転機向け製品を主体に、開発及び改良し提案をしています。さらにプリンテッドエレクトロニクス分野では、ブランケット基盤技術から生まれたシリコーン製ブランケットを開発し、高い評価を受けています。
加工品部門では、基盤技術であるゴム引布加工技術により、世界市場に向けて救命いかだをはじめとする救命関連製品の開発を行っています。産業資材関連分野では発電所関連、流通分野向けに新しい用途のゴム布加工製品の開発が進んでいます。
当セグメントにかかる研究開発費は224百万円であります。

(3) スポーツ用品
ゴルフ用カーボンシャフト部門では、最新の材料技術を複合した『Speeder EVOLUTION Ⅴ』を昨秋に発売し、同シリーズの五代目として前作に匹敵するプロ使用率を獲得し、多くのアマチュアゴルファーからご好評をいただいております。さらに今春は性能に特化した製品として、超高弾性カーボンやボロン繊維など高機能繊維を多数複合化した超高速シャフトの集大成『DAYTONA SPEEDER』や金属複合化特許技術を採用し究極の安定性を実現した『Speeder SLK』を発売し、特にリシャフト市場で高い人気を得ております。
これら製品技術の基軸となっている「三次元評価システム」のブラッシュアップを進め、魅力的な商品づくりを進めています。
当セグメントにかかる研究開発費は153百万円であります。

(4) その他
該当事項はありません。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01094] S100GJVT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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