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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LUGG (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 藤倉コンポジット株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループは、環境に係る規制が強化される中、基盤技術のゴム加工製品はもとより。金属、樹脂、布、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)等、多様な製品の複合化技術を推進してまいりました。更に解析力、分析力を向上させ、お客様の需要にマッチする製品開発に注力しております。
また、海外子会社を含むグループ会社全体の生産技術力を集約し、自動化、省人化の生産ライン構築を推進する為、生産技術部を新設し新しい生産方式の確立に取り組んでおります。
当連結会計年度の研究開発費の総額は1,261百万円であります。

当連結会計年度におけるセグメント別の主な研究開発活動は次のとおりであります。
(1) 産業用資材
自動車部門では、カーボンニュートラルの動きに呼応して、ハイブリッド車をはじめ燃料電池自動車や電気自動車に搭載される、電池、流体制御機器、軽量化部品に対応した製品開発に注力しております。
住宅設備機器部門では、永く安定して機能部品を供給している実績を背景に、環境への負荷が少ない燃焼効率向上を目指したガス用バルブの開発を促進しております。更に災害に備える製品にも着目し、火災被害を抑制する熱膨張ゴム、非常用のマグネシウム空気電池などを上市しており、改良を続けております。
制御機器部門では、精密流体制御を必要とする半導体製造工程や医療機器向け製品の拡充に取り組んでおります。医療分野では特殊な医療用シリコーンを使用したゴム弁や逆止弁など、ディスポーザブルの医療機器製品の部品開発を行っており、専用のクリーンルームを新設拡大しました。従来製品であるエアベアリングシリンダや各種ダイヤフラムシリンダ等の低摩擦アクチュエータ等、それらを制御するための精密な圧力制御機器だけでなく、医療機器用に使用される各種ガスや液体を精密制御するための流体制御機器の開発も行っております。併せてこれら要素機器を組み合わせたユニット品や装置化にも視野を広げ、お客様の利便性に寄与する製品開発を進めております。
当セグメントにかかる研究開発費は902百万円であります。


(2) 引布加工品
引布部門では、当社の基盤技術であるカレンダー加工技術を主軸に高機能ゴムシート及びナイロン、ポリエステル、アラミド、ガラス繊維などとゴムを複合化した高機能ゴム布の開発を行っております。特に厚さ0.1~0.3mmの極薄ゴムシート、耐熱材料を用いたゴム布は、医療、自動車、半導体分野にて様々な形状に加工され使用されております。配合、加工技術をベースにした新しい高機能ゴムシート、ゴム布の開発も進んでおります。
加工品部門では、基盤技術であるゴム引布加工技術を展開し、世界市場に向けて救命いかだをはじめとする救命関連製品の開発を行っており、2021年度には新型式の救命いかだを上市する予定でおります。産業資材関連分野では、発電所などのエネルギー関連や物流、その他様々な分野においてニーズにマッチした商品開発に取り組んでおります。
印刷機材部門では、世界のオフセット印刷市場に向け、顧客志向に合わせた対応をさらに充実させるために、世界規模で、パッケージ市場のみならず、薄紙印刷市場でも導入が進んでいる省エネ・省電力対応のUV印刷機用製品を主体に、開発及び改良し提案をしております。さらにプリンテッドエレクトロニクス分野では、ブランケット基盤技術から生まれたシリコーン製ブランケットを開発し、高い評価を受けております。
当セグメントにかかる研究開発費は176百万円であります。

(3) スポーツ用品
ゴルフ用カーボンシャフト部門では、特に国内ツアーで高い使用率を誇るシリーズ『Speeder EVOLUTION Ⅶ』を昨秋に発売し、さらに米PGAツアーで多く有名プロも使用する人気シリーズ『VENTUS』を昨年から日米で投入することにより前年を上回る販売実績を達成し、多くのアマチュアゴルファーからご好評を頂いております。また、今春は性能に特化したJEWEL LINEから超高弾性カーボンの圧倒的なハジキが異次元の飛距離を生む『PLATINUM SPEEDER』をリニューアル、スコアメイクに欠かせないパターシャフトには金属複合化特許技術(MCT)とゴム複合技術(RCT)を採用し究極の安定性を実現した『MC PUTTER』を投入し、特にリシャフト市場で高い人気を得ております。これら製品開発の基軸である「三次元評価システムenso」によりシャフト挙動がスイングに与える影響を理論的に捉え、魅力的な商品作りを進めております。
また、ゴルフシャフト技術を応用したCFRP製ドライブシャフトをはじめとする各種CFRP製品の自動車用機能部品及び各種産業分野への展開を進めております。CFRPは鉄に比べて高強度・高剛性と軽量化が大きな特徴であり、近年ではドローンなど無人航空機用部品や産業用ロボット部品の開発にも着手しております。
当セグメントにかかる研究開発費は183百万円であります。

(4) その他
該当事項はありません。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01094] S100LUGG)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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