高圧ガス工業株式会社 対処すべき課題 (2016年3月期)

2016年度(第84期)を初年度とする当社グループの中期経営計画「チェンジ&チャレンジ'20」をスタートさせ、最終年度の2020年度(第88期)には、売上高1,000億円、営業利益65億円をめざします。この中期経営計画の経営目標を達成するため、積極的に戦略投資を行ない、コア事業の拡大ならびに収益を生む新規事業にチャレンジしてまいります。
ガス事業は、溶解アセチレンをはじめとして各種工業ガスの国内需要の低迷が続いておりますが、安全確保、安定供給、事業拡大のため、工場の新設、改修、新規設備の導入及び容器事業の展開などに積極的な投資を行なってまいります。また、新規ガスの開発や新しい用途の提案などを行ない、新たな市場の創造をめざしてまいります。
化成品事業は、在庫の最適化、物流の合理化、安定供給の確保に努め、環境にやさしい製品の研究開発を推進してまいります。
国内接着剤市場においては、生活に密着した住宅設備資材、家庭用品、化粧品等の業界をはじめ多種多様な分野への拡販を推進してまいります。
塗料市場においては、省エネを目的とした遮熱塗料の差別化を進めるとともに、既存住宅の改修需要に対応し、外壁サイディングボード用の新製品を投入し拡販してまいります。
海外市場においては、ベトナム工場を軌道に乗せることにより中国・東南アジアへの市場開拓を進めてまいります。
その他事業においては、情報システム事業部門では、従来のLSIカード事業に加え、衛星測位システム、RFID及びその他新商材の開発により、第3の柱となる新展開をはかってまいります。
海外営業推進室では、グループの海外進出の牽引役としての機能強化と、新商材発掘による事業の拡大をはかってまいります。