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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CNNU

有価証券報告書抜粋 AppBank株式会社 業績等の概要 (2017年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当社グループは、メディア事業とストア事業の2種のセグメントを軸にビジネス展開しております。
当連結会計年度における当社グループを取りまく経営環境におきまして、当社メディア事業の主たる事業内容であるインターネット広告市場は、スマートフォン広告を中心に拡大を続けております(注1)。ストア事業の主たる商材に影響のあるスマートフォン端末につきましても、総出荷台数の増加が見込まれるなど堅調に推移(注2)する一方で、スマートフォンアクセサリー販売は、市場の成熟化に伴う製品のコモディティー化とともに、キャリアショップでの取り扱いなど流通チャネルが多様化し、専門店の優位性が希薄化するなど厳しい市場環境となっております。
このような環境の下、当社は当事業年度を構造改革の年と位置づけ、本社移転、ストア事業における不採算店舗閉鎖などの経費削減施策を実行するとともに、トラフィック増加を通じたメディア事業の業績回復などにより企業体質の強化に努めております。
そうした施策により、第1、第2四半期連結会計期間ではメディア事業、ストア事業ともに前年と比べ大幅な減益となったものの、第4四半期連結会計期間においては、メディア事業は営業損失が圧縮するなど回復傾向を示すとともに、ストア事業は営業損失から営業利益に転じました。また、投資有価証券評価損等による特別損失を計上しております。
以上の結果、当連結会計年度における業績は、売上高1,829,228千円(前年同期比21.6%減)、営業損失269,427千円(前年同期は営業損失107,122千円)、経常損失275,236千円(前年同期は経常損失145,964千円)、親会社株主に帰属する当期純損失459,228千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失80,477千円)となりました。

(注1) 出所:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」(2017年11月確報版)
(注2) 出所:株式会社MM総研「2017年度上期国内携帯電話端末出荷概況」

セグメント毎の業績は、次のとおりであります。
各セグメントの業績数値にはセグメント間の内部取引高を含んでおります。

(メディア事業)
メディア事業におきましては、多くの閲覧者を有するサイト「AppBank.net」、攻略アプリの「パズドラ攻略」、「モンスト攻略」などを運営しております。8月にリリースいたしましたネットマーブルジャパン株式会社公認「リネージュ2 レボリューション 公式攻略サイト(アプリを含む)」は好評を博しております。一方で、漫画を中心とした電子書籍に関する情報を配信する「Denesy-デネシィ-」につきましては、6月にビジネスモデルを変更したものの、成果が見込めないことから2018年2月にサイトを閉鎖いたしました。また、アプリ事業では、3月にゲームアプリ「麻雀ツモツモ」、6月にゲームアプリ「ココソリティア」、12月にスマートフォンアプリ「占いコンパス」をリリースいたしました。
動画配信の分野では、「YouTube」及び「niconico」においてゲーム実況、ロケ動画、情報・商品紹介など様々な動画コンテンツを提供・公開しております。niconicoのチャンネル『マックスむらい部』開設3周年を記念したニコニコ生放送を6月に配信、12月に開催した「AppBankゲーム祭りVol.7」のYouTubeライブ配信では、50万以上の再生数を記録するなど多くのファンにお楽しみいただきました。人気チャンネルのひとつ「マックスむらい」チャンネルは、視聴者数が回復傾向にあり、10月にはチャンネル登録者数150万人突破の記念イベントを実施しました。ゴルフに特化した新感覚メディア「ringolf」につきましても、視聴者数が堅調に推移するなど事業収益性を確立しつつあります。
営業面では、純広告収入が微増となったものの、広告プラットフォーム事業につきましては、市場環境の停滞等により減収となりました。また、動画事業におけるYouTube売上は、クライアントの出稿先多様化・分散化の影響で伸び悩みました。
以上の結果、セグメント売上高851,656千円(前年同期比7.4%減)、セグメント損失214,533千円(前年同期はセグメント損失120,037千円)の減収減益となりました。
なお、メディア事業につきましては、経営資源の有効活用、管理コストの削減を目的に、2018年2月1日付で株式会社apprimeを当社が吸収合併しております。

(ストア事業)
ストア事業におきましては、「AppBank Store」のEコマースサイト及び店舗においてスマートフォンアクセサリーをはじめとするグッズの販売を行っております。需要の一巡に伴う市場の飽和状況、競争が激化する環境下、当社メディアとの連動強化、顧客ニーズに合致した商材選定、及びモバイル保険やiPhone修理事業などスマホユーザーのライフスタイルをより豊かにするサービスの提供などにより競合他社との差別化に努めております。
店舗事業では、事業採算性改善のため、不採算店舗の閉鎖を実施しており、レストラン「PRIVATE KITCHENヒソカ」につきましても2018年3月の閉店を決定しております。当連結会計年度に閉鎖した常設店舗は、5月に「イオンモール与野」、7月に「ららぽーと新三郷」、「ららぽーと立川立飛」、「池袋PARCO」、9月に「イオンモール堺鉄砲町」、「イオンモール四條畷」の6店舗となり、12月末現在の「AppBank Store」常設店舗数は7店舗となっております。iPhone修理店「Sma-cle」につきましては、常設店4店舗にインショップ展開の3店舗を加えた7店舗でサービスを提供しております。なお、「AppBank Store」常設店舗である「うめだ」につきましては、賃借契約満了に伴い、2018年3月に閉店することとなりました。
営業面では、各種企画・セール施策を実施したものの購買増に結び付けるには至らず、実店舗、Eコマースともに減収減益となりました。第3四半期会計期間以降は、不採算店舗の整理による経費の削減を実施いたしました。第4四半期連結会計期間においてはスマートフォン端末の新機種発売に伴う需要を取り込めたことにより営業利益を確保したものの、第3四半期連結累計期間までの損失を回復するには至りませんでした。
以上の結果、セグメント売上高は1,008,802千円(前年同期比30.4%減)、セグメント損失は66,901千円(前年同期はセグメント損失4,765千円)の減収減益となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末から301,658千円減少し、864,886千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果使用した資金は157,522千円(前年同期は404,121千円の支出)となりました。主な要因は、「税金等調整前当期純損失」439,380千円の計上があったものの、「売上債権の減少額」48,650千円、「法人税等の還付額」133,767千円があったことによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果獲得した資金は146,479千円(前年同期は341,222千円の支出)となりました。主な要因は、「定期預金の払戻による収入」258,200千円があったものの、「投資有価証券の取得による支出」50,112千円、「資産除去債務の履行による支出」30,155千円、「無形固定資産の取得による支出」29,458千円があったことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は290,616千円(前年同期は49,046千円の支出)となりました。主な要因は、「長期借入金の返済による支出」305,016千円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31817] S100CNNU)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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