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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AJSR

有価証券報告書抜粋 EIZO株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度の世界経済は、欧州では景気は緩やかな回復状態にありましたが、英国のEU離脱問題等、先行き不透明な状況が続きました。米国では雇用環境の底堅さを背景に、個人消費を中心に景気は緩やかに拡大しました。日本では堅調な雇用環境や所得情勢を背景に個人消費は持ち直しつつあり、また企業収益や設備投資にも改善が見られ、景気は緩やかながらも回復基調で推移しました。
このような状況の下、当社グループは、「Visual Technology Company」への展開を進めてまいりました。主な取組みとして、ビジネス用途向け(Business & Plus:B&P)では、徹底したスリム化と使う人に配慮したデザインや性能を追求した商品の開発を推進し、画面の額縁全辺を超狭額縁化することで機能及び美しさを兼ね備えたフレームレス・フルフラット液晶モニターを発売しました。重点市場であるヘルスケア、クリエイティブワーク、インダストリーを総称したV&S(Vertical & Specific)市場向けでは、事業拡大のための研究開発や最適な映像環境ソリューションの提供、販売体制の強化に取り組みました。
2016年2月に竣工した新工場では、生産効率の大幅な向上を実現した生産ラインの操業を開始し、モニターの販売増加へ対応を推進しました。
またM&Aにつきましては、パナソニック ヘルスケア㈱より手術室及び内視鏡用モニター事業を2016年7月に買収し、ヘルスケア市場向けの事業基盤を更に強化いたしました。
このほか、V&S市場向けモニタービジネスの拡大に向けて、MIL規格に対応した信頼性の高い映像表示システムの開発・生産を推進するため、当該規格に対応した試験評価棟を建設し、2017年4月より稼働を開始しました。
※MIL規格:米国国防総省が調達する物資の規格/評価ガイドライン

当連結会計年度における全体の売上高は、78,284百万円(前期比4.5%増)となりました。品目別の売上高は、次のとおりであります。
[映像表示システム]
売上高は、55,347百万円(前期比1.3%増)となりました。
B&Pは、海外においてフレームレスモニターの販売が好調に推移し、台数を伸ばしましたが、円高による為替の影響を受けたことから、売上高は前期を下回るものとなりました。
V&Sは、ヘルスケア市場向けにおいて、国内及び海外共に前期と比較して売上高は増加しました。特に、海外では手術室及び内視鏡用モニター事業において、国内ではインテグレーション事業において売上高が伸張しました。またインダストリー市場向けにおいては、欧州での航空管制(Air Traffic Control:ATC)用モニターが好調に推移しました。

[アミューズメント用モニター]
売上高は、18,408百万円(前期比20.5%増)となりました。
当上期において、検定時と性能が異なる可能性がある遊技機の撤去による入替需要に対し、資材調達や生産面において柔軟な供給対応ができたことで、売上高は前期に比べ増加しました。

[その他]
売上高は、4,527百万円(前期比9.0%減)となりました。
これは主に、アミューズメント用ソフトウェア受託開発の売上高が減少したことによります。

売上総利益は、円高による利益のマイナス影響があるものの、ヘルスケア市場向けやアミューズメント用モニター及び当期に買収した内視鏡用モニター事業の増収効果に加え、原価低減努力等により前期に比べ2,367百万円増加し、売上総利益率は1.7ポイント上昇しました。販売費及び一般管理費は、V&S市場向けの研究開発活動の強化により、前期に比べ415百万円増加しました。

以上の結果、営業利益は7,033百万円(前期比38.4%増)、経常利益は7,105百万円(同24.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,661百万円(同34.7%増)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べ4,573百万円増加し、24,794百万円となりました。
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動で獲得した資金は、10,533百万円(前連結会計年度は6,772百万円の獲得)となりました。これは主に、税引前・減価償却等前当期純利益を9,473百万円計上(税金等調整前当期純利益+減価償却費+のれん償却額)したことによります。
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動で使用した資金は、4,157百万円(前連結会計年度は3,033百万円の使用)となりました。これは主に、建物などの固定資産を取得したことや、事業譲受による支出があったことによります。
営業活動及び投資活動によるキャッシュ・フローを合算したフリー・キャッシュ・フローは、6,376百万円の獲得(同3,739百万円の獲得)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動で使用した資金は、1,598百万円(前連結会計年度は1,386百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支出が1,598百万円あったことによります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02069] S100AJSR)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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