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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001ICL

有価証券報告書抜粋 GCA株式会社 業績等の概要 (2013年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における日本のM&A市場は、大規模な金融緩和や米国の景気回復の影響を受けた企業が本業の収益及び財務体質の改善を優先するといった動きもあり、M&A市場としては通期の取引金額(完了案件)はほぼ横ばい(2.5%減少)となりました。特に、当社が注力する日本企業によるクロスボーダー案件は取引金額(公表案件)で前年比33%減少いたしました。米国のM&A市場に関しましては、2012年末の「財政の崖」の影響により2013年上期の投資活動は低調であり、下期にかけて回復したものの通期の取引金額(完了案件)で4.9%減少いたしました(以上、トムソンロイター調べ)。
このような環境下、日米クロスボーダー市場規模縮小の影響により、当社の得意とする日米クロスボーダー案件が前年から大幅に減少しました。一方で、日本企業によるASEAN地域での成長投資加速により、当社のアジア案件は前年比で3倍強となり今後も増加するものと予想しております。さらに、投資ファンドによるEXIT案件の受注増で収益を確保いたしました。以上により、アドバイザリーの売上は前年から5.2%減少しましたが、日本M&A市場の2013年のランキングでは件数ベースで第7位(マージャーマーケット調べ)と健闘しております。
さらに、企業の収益改善により、日本企業の手元資金は過去最高の70兆円近くにまで膨らんでおり、このように積み上がった資金を成長投資へと振り向ける動きも活発になってきています。当社グループは、クライアントにとって最善のM&A案件を提案・実行する機能をさらに強化するため、日米それぞれの地域で新たに4名のマネージングディレクターを採用しました。また、日本リージョンにおいてはセルマネジメントという新しい組織体制を整備することにより、案件の提案・実行機能の強化のみならず、より一層人材育成にもコミットする体制を整えました。また、インドにおきましては、民間最大手であるICICI銀行傘下のICICI証券と業務提携を締結いたしました。圧倒的情報量を有するICICI証券と協業することにより、より多くのインドの案件情報提供が可能となります。同時に、今後益々増加が予想されるクロスボーダー案件に対応するため、欧州やアジアなどその他の地域においても現地のM&Aブティックファームとの更なる連携強化を図ってまいります。
以上により、当連結会計年度の業績につきましては、売上高22,381百万円(前連結会計年度比107.0%増)、営業利益4,187百万円(前連結会計年度比52.5%増)、経常利益4,306百万円(前連結会計年度比54.1%増)、当期純利益1,125百万円(前連結会計年度比10.6%減)となりました。報告セグメント別の連結消去前売上は、アドバイザリー事業8,346百万円(前連結会計年度比5.2%減)、アセットマネジメント事業1,226百万円(前連結会計年度比63.7%増)、ファンド14,035百万円(前連結会計年度比603.1%増)となっております。
売上が大幅に増加したのは、当社子会社である株式会社メザニンが運営する投資事業有限責任組合(ファンド)において、4件の優先株式投資の回収があったことによります。また、投資回収が進んだ結果、株式会社メザニンにおいて成功報酬が発生しております。
なお、当社グループの出資割合がそれぞれ1%である3つのファンドを除いた業績(ファンド非連結ベース)は、以下「ファンド非連結経営成績」のとおりとなっております。当期純利益に関しましては、前連結会計年度に計上された税効果380百万円を除いた純利益868百万円に対して、当連結会計年度は1,122百万円となり実質29%増加しております。


ファンド非連結経営成績(累計)(%表示は、対前連結会計年度増減率)

売上高営業利益経常利益当期純利益
百万円%百万円%百万円%百万円%
2013年12月期9,5720.21,7379.41,85513.31,122△10.1
2012年12月期9,55519.91,58862.21,63767.41,248150.1

当連結会計年度におけるセグメント別の業績の概況は、以下のとおりであります。


アドバイザリー事業におきましては、主に当社の得意とするクロスボーダー案件の減少により、売上高は8,346百万円(前連結会計年度比5.2%減)となりました。所在地別に見ると、日本においては日本企業によるクロスボーダーM&A市場が33%減少した中、売上高は4,431百万円となり減少幅は前連結会計年度比で6.5%にとどまりました。米国においてはM&A市場が前年から4.9%縮小(完了案件金額)した影響もあり、売上高は3,909百万円と前連結会計年度比で3.7%減少しました。これら売上の減少に伴い、営業利益は1,146百万円(前連結会計年度比18.7%減)となりました。



アセットマネジメント事業におきましては、第1号ファンドからの成功報酬により、売上高は1,226百万円(前連結会計年度比63.7%増)、営業利益は591百万円(前連結会計年度比232.5%増)となりました。


ファンドにおきましては、4件の優先株式投資の回収により、売上高は14,035百万円となり、前連結会計年度の1,996百万円から大幅増となりました。これにより、営業利益は2,450百万円(前連結会計年度比111.6%増)となりましたが、その99%が外部投資家に帰属するため、当社グループの当期純利益への影響は1%であります。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は7,147百万円(前連結会計年度末は5,556百万円)となりました。各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は23,349百万円(前連結会計年度は978百万円の収入)となりました。これは、税金等調整前当期純利益4,276百万円を計上したこと及びメザニンファンド連結による営業投資有価証券及び営業貸付金の回収額がそれぞれ10,218百万円、9,580百万円あったことによるものです。なお、メザニンファンドによる営業投資有価証券及び営業貸付金の増減額の影響を除外すると、営業活動によるキャッシュ・フローは3,549百万円の収入となります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果支出した資金は130百万円(前連結会計年度は63百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が82百万円あったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果支出した資金は21,951百万円(前連結会計年度は4,347百万円の支出)となりました。これは、メザニンファンドの投資家からの出資受入額が1,031百万円あったものの、メザニンファンドの投資家への分配金の支払及び出資払い戻しによる支出がそれぞれ19,019百万円、3,453百万円あったこと及び配当金の支払額が540百万円あったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05733] S1001ICL)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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