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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005J1N

有価証券報告書抜粋 Hamee株式会社 事業の内容 (2015年4月期)


沿革メニュー関係会社の状況

当社グループは、当社及び連結子会社2社の計3社で構成されており、Philosophy(経営理念)「We Create the Best“e”for the Better“e”World.(より“e”世界につながるもっと“e”を創造する。)」のもと、ビジョン「happy mobile, easy e-commerce」(下線部分をつなげて当社の社名としております)を掲げ、「happy mobile」を実現するためのモバイル(スマートフォン及び携帯電話)アクセサリーの企画・デザイン、インターネット販売及び卸販売事業(コマース事業)、「easy e-commerce」を実現するためのEC事業者向けクラウド型業務マネジメントプラットフォームの開発・提供事業(プラットフォーム事業)の2事業を行っております。それぞれの事業の内容は以下のとおりであります。
なお、以下に示す区分は「第5 経理の状況 1.(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。

(1)コマース事業
当事業においては、モバイル(スマートフォン及び携帯電話)アクセサリーを主とした雑貨等の商品企画、仕入を行い、それら商品につき、主に一般消費者へのインターネット通信販売並びに大手雑貨量販店、大手家電量販店等への卸販売を行っております。インターネット通信販売においては国内だけでなく、海外一般消費者向けに英語での販売サイトの運営や、AmazonUS等の海外ECショッピングモール等への出店も行っております。

① 国内インターネット通信販売について
インターネット通信販売においては、自社ドメインサイト1店舗、楽天市場で4店舗、Yahoo!ショッピングモールで3店舗、Amazon.co.jpで1店舗、DeNAショッピングモールで1店舗、その他小規模店舗を含め日本国内で14店舗のEC店舗を運営し、一般消費者に向けてモバイルアクセサリー等を販売しております。自社サイト及びショッピングモールごとに対応するチーム編成を行っており、各ショッピングモールの特色や動向に対応できる組織体制をとっております。さらに店舗運営に当たっては、UX(注1)を重視し、専門チームがUXの向上に努め様々な施策を行っております。またコールセンター業務についても外部に依存することなく、全て自社で行っており、顧客満足度の向上、業務の効率化に努めております。

② 卸販売について
大手雑貨量販店、大手家電量販店向けに、モバイルアクセサリーの卸販売を行っているほか、EC事業者向けにインターネット卸販売サイトの運営を行っております。小田原本社のほか、東京、大阪に拠点を設け、ラウンダーと呼ばれる実店舗の売場構築支援を行う人員を配置し、顧客満足度向上に努めております。

③ 海外向け販売について
海外一般顧客向けに自社ドメインサイトの英語版1店舗のほか、Hamee US,Corp.(米国連結子会社、以下「Hamee US」という。)により海外各Amazon及びアメリカeBayで8店舗の合計9店舗を運営し、海外向けインターネット通信販売を展開しております。ネクストエンジンは各海外インターネットショッピングモールとも連携しており、少人数でシステムを利用した効率的な業務運営を行っております。また、Hamee Korea Co.,Ltd.(韓国連結子会社、以下「Hamee Korea」という。)においては、韓国国内のECショッピングモールに複数出店し、韓国一般消費者向けにインターネット販売を展開しております。

④ 商品仕入・企画について
商品仕入については、500社を超える仕入先との取引により、モバイルアクセサリー関連の情報網を確保しており、時代のニーズに合わせた多種多様な商品展開が可能な体制を構築しております。また、社内にて商品デザイナーを中心とした商品企画・デザイン専門チームを設置し、自社企画商品として、海外を含む外部メーカーと協力しオリジナル商品を制作しております。自社企画商品においては、ディズニー等の人気キャラクターの商品化権を取得して、キャラクター商品の制作も積極的に行っております。これらに加え、玩具や実用品等も一部取り扱っており、10,000種類以上の商品について、国内外含め計23のEC店舗における販売状況を分析することで、売れ筋商品をリアルタイムに把握し、商品仕入・企画に活用することが可能な体制となっております。

(2)プラットフォーム事業
当事業においては、自社サイトやインターネットショッピングモール等でインターネット通販を展開するEC事業者向けに、ネットショップ運営に必要なバックオフィス業務を一元管理できるクラウド・ASPサービス「ネクストエンジン」を開発・提供しております。このサービスは、「(1)コマース事業」にて記載した当社自身によるEC商品販売事業のために開発・改良したシステムを社外に提供しているものです。


① ネクストエンジンについて
ネクストエンジンは、EC事業者に対して、メール自動対応、受注伝票一括管理、在庫自動連携、商品ページ一括アップロード等の機能を提供し、ネットショップ運営の業務プロセスの自動化を進め、EC事業者の経営効率向上を支援するクラウド型のシステムであります。異なるインターネットショッピングモールに出店した複数のネットショップの管理を一元化したり、複数のネットショップの在庫数表示を同期させたりする機能を持つことから、特に複数のネットショップを運営するEC事業者には利点があります。
ネクストエンジンには、メイン機能(標準仕様)とアプリケーション(拡張機能、以下「アプリ」といいます。)があり、ユーザーはニーズに合わせて機能を使い分けることが可能となっております。メイン機能はEC事業者の利便性に資する標準的な機能がワンパッケージで搭載されており、アプリはそれ以上の特殊なニーズに対応するためのオプションと位置付けられています。
また、ネクストエンジンのサービスは、一部、他社へOEM提供しております。下記の企業が、ネクストエンジンのメイン機能を、別のサービス名にてそれぞれの顧客にサービス提供しております。
OEM提供先企業名サービス名
GMOソリューションパートナー㈱ストックマネージャー
GMOコマース㈱すごい!ネットショップ管理
2015年4月期末時点におけるネクストエンジンの契約社数は1,816社(OEM除く、前連結会計年度末比320社増)で、利用店舗数は13,472店、利用店舗の取引総額は2,441億円(自社調べ)となっております。ネクストエンジンは当社グループがECを運営している中で開発されたECのバックオフィスシステムであり、現在も当社グループのコマース事業において使用している基幹システムであります。

② サービス価格・営業活動について
ネクストエンジンの基本料金は、ユーザーであるEC事業者の受注件数に応じた従量課金制をとっており、ユーザーの事業規模に応じた料金体系となっております。また、専用サーバープランや、カスタマイズ等については顧客ごとに個別料金を適用しております。ネクストエンジン上の各種アプリにつきましては、アプリごとの定額料金制(一部従量課金制)としております。
営業活動につきましては、EC事業者向けのイベント・セミナー等へ出展・参加し、当サービスを紹介して、興味を持って頂いたEC事業者のみに、詳細を提案するというプル型の営業体制をとっております。また、協力事業者(ユーザー及び代理店として「パートナー制度に関する利用規約」を締結している事業者等)に代理で営業活動を行って頂き、当サービスを紹介して頂く「パートナー制度」も設けております。

③ サポート体制について
ネクストエンジンのユーザーへのサポート業務は内製化し、外部に依存しない体制を構築しております。ユーザーごとに担当チームを割当て、導入時の負荷や運用上の悩み、トラブル等に専門スタッフが対応しております。

④ 開発について
ネクストエンジンの開発は全て自社のプラットフォーム事業部で行っております。ユーザーと同じ目線で、ユーザーの利便性を重視したシステムにしていくため、当社が運営するインターネット店舗においてネクストエンジンを業務ツールとして使用する、当社コマース事業部と密に連携しております。また、ECショッピングモール側のシステム変更等にも迅速に対応できる開発体制を構築しております。

⑤ プラットフォーム化について
2013年12月よりネクストエンジンのAPI(注2)を公開したことにより、ネクストエンジン上で自社及び外部ディベロッパーが開発した各種アプリの展開が可能となるなど、いわゆるプラットフォーム化が実現いたしました。これにより、顧客のニーズに合わせたネクストエンジンのカスタマイズが容易となり、小規模EC事業者から、大規模EC事業者まで、広範なユーザーのニーズに対応したサービス提供が可能となっております。
また、既存のアプリとネクストエンジンを連携させることにより、ユーザー企業の環境に合わせた効率的なシステム運用も可能となります。
加えて、ユーザーが独自に開発したアプリを、ネクストエンジン上で販売することも可能になります。


⑥ 海外展開について
現在、ネクストエンジンの海外展開に向けた準備を行っております。Hamee Korea及びHamee USでは、本社とは別にシステム開発部門を設け、現在のネクストエンジンを基本として、各国のECショッピングモールとの連携等を行うなど、海外版ネクストエンジンの開発に注力しております。

(注)1.UX(=User Experience)とは、ある製品やサービスを利用したり、消費した時に得られる体験の総体。個別の機能や使いやすさのみならず、ユーザー(ここでは当社のECサイトを訪問する一般消費者)が真にやりたいことを楽しく、心地よく実現できるかどうかを重視した概念。
2.API(=Application Programming Interface)とは、あるコンピュータプログラム(ソフトウェア)の機能や管理するデータなどを、外部の他のプログラムから簡単に呼び出して利用できるようにするインターフェースのこと。ここで言うインターフェースとは、機能の呼び出し手順や記述方法などを定めた仕様を指す。APIが提供されている機能は独自にゼロから開発する必要がないため、プログラムの開発を効率的に行うことが可能になる。


[事業系統図]

(コマース事業)

0101010_001.png



(プラットフォーム事業)

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沿革関係会社の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31386] S1005J1N)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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