ＫＯＮＯＩＫＥ　Ｃｏ．株式会社 対処すべき課題 (2016年9月期)

今後、当社が安定経営を確立していくためには、引き続き賃貸マンション事業に経営資源を集中させていくことが必要であると考えています。
賃貸住宅建設需要については、2015年1月の相続税法の改正を背景に、土地所有者の資産活用や資産継承ニーズによる有効な節税対策として底堅く推移しており、賃貸住宅の入居者需要についても少子化、高齢化及び晩婚化の進行により一人住まいの総世帯数が2020年まで増加するものと予測され、こちらも引き続き堅調に推移するものと見込まれております。
このような中、当社は賃貸マンションの建設から入居者募集・管理に至る賃貸経営に必要なワン・ストップサービスをGSS(グランストークシステム)として提供し、単なる節税対策ではなく、総合的な資産の運用サポートを通じて、毎年安定した新築受注を獲得できる体制を構築していきます。
当社の主力事業である建設事業においては、価格競争力のある新商品の開発、品質の確保及び施工体制の一層の強化を図るとともに生産性の向上にも注力していきます。
同じく不動産賃貸事業においては、管理業務の効率化及び収益力の改善を図るとともに、地域の仲介業者や他の協力先との連携を密にし、積極的な情報収集活動を行っていきます。