シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005ZY7

有価証券報告書抜粋 KeePer技研株式会社 業績等の概要 (2015年6月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況


(1) 当期の経営成績

当事業年度の我が国の経済は、消費税率引き上げの駆け込み需要の反動減の影響が和らぎ、企業収益は政府の経済対策及び金融対策ならびに円安を背景に企業収益や雇用・所得環境も改善傾向を維持する等、景気は緩やかな回復基調となりました。
自動車アフターマーケットを取り巻く環境において、国内の新車販売台数が一つのメルクマールとなります。新車販売台数は、政府施策(エコカー補助金等)や税制改正(消費税率の引き上げ)で乱高下しつつも、自動車保有台数は増加推移しています。(矢野経済研究所・2015年版 自動車アフターマーケット総覧より)
このような状況の中、「自動車を長くキレイに乗りたい」というニーズが、社会全体のECO志向と相まって、着々と育ちつつあります。
そんな車文化の変化の中で、カーコーティングにおいては、「新車を買った時に施工するもの」という性格が強かったものが、今では、ある程度の年月を乗ってから、カーコーティングを施工して「キレイに長く乗る」ニーズも高まっております。
当社は、全国へのテレビコマーシャルや日本最高峰のレースへのスポンサード等の宣伝広告活動が、KeePerのブランディングに寄与し、従来からの確かな技術力(=お客様の高く確かな満足度から生まれるリピート)に加えて、「新車にも安心」のイメージが高まり、新しいコンセプトを取り入れた「3年間 ノーメンテナンスのダイヤモンドキーパー」を中心に新車への施工台数が増加しました。
また、キーパー製品等関連事業では「コーティング技術1級資格者が在籍するキーパープロショップ」の施工技術力の更なる向上に努めた結果、広くユーザーに満足を与え、高いリピートを実現している事に加えて、当社のKeePerブランドの認知度がまた一段と増した結果、業績も堅調に推移しました。
この結果、当事業年度の売上高は、57億92百万円(前事業年度比10.8%増加)、営業利益は6億47百万円(前事業年度比43.8%増加)、経常利益は6億24百万円(前事業年度比38.3%増加)、当期純利益は3億57百万円(前事業年度比36.4%増加)となりました。
報告セグメントごとの業績は次のとおりであります。
① キーパー製品等関連事業
顧客の主力であるコーティング技術1級資格者在籍の技術認定店「キーパープロショップ」は、2015年6月期末には、4,465店舗にまで増加(前事業年度末比+513店)しました。それぞれの店舗においての技術レベルの向上と共に商品の品質が向上して、リピートのお客様が増加しております。その結果、主力商品であるダイヤモンドキーパーケミカル類の本数は、前事業年度比27.2%増加しました。
また同時に、キーパーコーティング施工店向けにコーティング知識及び施工技術の習得のためのサポート事業に注力をし、当事業年度も3万3千人以上の研修生を迎え入れ、技術力の向上に努めてまいりました。
加えて、前事業年度に初開催をした「キーパー技術コンテスト」を当事業年度も開催しました。キーパーコーティングの施工技術を競い、高め合うコンテスト(大会)には、1,000名を超える全国のキーパーコーティング施工技術者が参加され、技術力向上の一環として、高い評価をいただいており、全国で企業ごとにこのようなコンテスト(大会)を企画、実施される先が増加してきております。
新商品としては、2014年10月に、「コーティング ケア」を発売開始しました。「コーティング ケア」は、すでにコーティングが施された車に対して、『今あるコーティングをそのままに、新車のような美しさに戻す』商品コンセプトであり、洗車時に提案できる商品のため、洗車を得意とするガソリンスタンドに合い、今後、定番の商品になりうる可能性を十分に持っております。

しかし、手洗い洗車機『快洗Wing』が、新機種の『快洗WingⅡ』にモデルチェンジした際の販売価格の大幅な上昇により、販売数が著しく減少したことが、売上高の伸びの不足の大きな要因となりました。一方で、この製品については、もともと原価率が高く、売上総利益への貢献度が低いため、営業利益にはほとんど影響を与えておりません。なお、『快洗WingⅡ』については、販売価格を低減させた次期機種を鋭意開発中であり、販売台数、金額ともに、改善を図っていく予定であります。
この結果、売上高は38億75百万円(前事業年度比8.9%増加)、セグメント利益は6億29百万円(前事業年度比66.6%増加)となりました。
② キーパーLABO運営事業
キーパーLABO運営事業におきましては、東日本事業本部管轄にて、2015年3月に「野田店」、6月に「仙台長町店」を新規出店し、西日本事業本部管轄は、2014年9月に「東郷店」、2015年3月に「大垣店」、4月に「津店」、「名張街道店」を新規出店しました。当事業年度末では、東日本事業本部管轄で直営店16店舗、FC店4店舗、西日本事業本部管轄においては直営店21店舗、FC店6店舗となり、全体で直営37店舗、FC店10店舗の47店舗体制となりました。
当事業年度の新規出店の特徴として、単独店ではなく、カーショップ(ジェームス)、ショッピングセンター(イオンタウン)との併設店が半数を占めております。これらは、2015年2月の東証マザーズ市場への上場を機に、急速に加速したものであり、前事業年度に課題として掲げておりました「キーパーLABO新店用地の確保」を克服する大きな足がかかりとなっております。
キーパーコーティング商品では、6年以上続いているクリスタルキーパーのリピーターの安定した増加によって、クリスタルキーパーの施工台数が前事業年度比で16.1%増加しました。また、KeePerのブランドが高品質と認知されたことで、新車への施工が増加している傾向があり、より高品質・高価なダイヤモンドキーパー類の販売増加により、専門店舗としての付加価値が向上しております。
この結果、売上高は19億16百万円(前事業年度比14.7%増加)、セグメント利益は、当事業年度の最終四半期に新規出店が集中し、初期コスト負担の影響により、1億58百万円(前事業年度比27.5%減少)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前事業年度末に比べ9億79百万円増加し13億96百万円(前事業年度末比234.7%増加)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は5億47百万円(前事業年度比3億42百万円増加)となりました。収入の主な内訳は税引前当期純利益6億8百万円、たな卸資産の減少1億76百万円、減価償却費1億39百万円であり、支出の主な内訳は、法人税等の支払額2億44百万円、仕入債務の減少1億20百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は4億55百万円(前事業年度比3億61百万円増加)となりました。収入の主な内訳は、有形固定資産売却による収入7百万円であり、支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出3億93百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は8億80百万円(前事業年度比9億87百万円増加)となりました。収入の主な内訳は、株式の発行による収入14億4百万円であり、支出の主な内訳は、長期借入金の返済による支出3億3百万円、短期借入金の純減少額2億円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31216] S1005ZY7)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。