ＭＲＫホールディングス株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)

(1)業績
当事業年度におけるわが国の経済は、政府による積極的な金融・経済政策を背景とした円安・株高効果により、輸出企業を中心とした企業業績の改善や、雇用情勢の改善が見られ緩やかな回復基調にありましたが、輸入物価の上昇や、2014年4月に実施された消費税増税、夏季の天候不順の影響で個人消費の低迷が予想以上に続いております。
このような状況のなか、当社は新規顧客拡大のため、関東地区で開催したMMPC(MARUKO MAKING PROPORTION CONTEST)全国大会を日本各地の会場で同時中継し、関東地区以外のお客様の集客を図りました。
また、関西コレクション(KANSAI COLLECTION)への出展や当社で独自開発した三次元ボディグラフィカ(人体計測装置)を利用しての体型測定イベントなどを実施いたしました。6月は「Decorte Lumiès(デコルテ リュミエス)」の追加カラー2色を新たに発売し、10月は冬用タイツ「LEGMAKING WARBLE '14(レッグメイキング ウォーブル '14)」、12月は基幹商品「Carille(カリーユ)」の追加カラー商品を発売いたしました。また、第4四半期に販売促進キャンペーンを実施いたしましたが、消費税増税の影響が長引いていることで、消費が大きく改善することはありませんでした。
当事業年度末現在の店舗数は、前事業年度末に比べ、新規出店4店、統廃合4店を行った結果、239店(ミドルエイジ層専門店13店を含む)となっております。
これらの結果、通期では売上高155億78百万円(前年同期比8.5%減)、営業損失4億70百万円(前年同期は6億70百万円の営業利益)、経常損失4億3百万円(前年同期は7億33百万円の経常利益)、当期純損失は4億89百万円(前年同期は2億91百万円の当期純利益)となりました。
なお、当社は体型補整を目的とした婦人下着及びその関連事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ、13億58百万円減少し、21億5百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、減少した資金は8億50百万円(前年同期は10億14百万円の増加)となりました。これは主に、未払消費税等の増加1億49百万円等による資金の増加、法人税等の支払額4億40百万円、税引前当期純損失4億30百万円、たな卸資産の増加1億68百万円及び前受金の減少1億48百万円等による資金の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は2億46百万円(前年同期は2億64百万円の減少)となりました。これは主に、差入保証金の回収による収入46百万円による資金の増加、定期預金の預入による支出1億50百万円及び新規出店・移転改装等に伴う有形固定資産の取得による支出及び差入保証金の差入による支出80百万円等による資金の減少によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、減少した資金は2億61百万円(前年同期は3億55百万円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払い2億42百万円及びファイナンス・リース債務の返済による支出18百万円等による資金の減少によるものであります。