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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ALMS

有価証券報告書抜粋 NTN株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

2015年4月から来年3月までの3年間にわたり中期経営計画「NTN100」の重点施策「攻める経営」として、新事業の創出に取組んでいます。昨年4月に電動モジュール商品事業部、自然エネルギー商品事業部を設立し事業化を進めています。
当連結会計年度における研究開発活動費はグループ全体で19,196百万円であり、グループ全体の研究開発費の研究目的、主要課題及び研究成果は以下のとおりです。
(1)基盤事業
自動車事業では、転がり軸受やドライブシャフトの「低トルク化」、「小型・軽量化」とともに、モジュール商品の開発を推進しています。回転トルクを80%低減できる「トランスミッション用超低フリクションシール付玉軸受」、高負荷容量、長寿命の「自動車用ULTAGE円すいころ軸受」などの商品を発表しました。新商品をグローバルに展開し、自動車の低燃費化や乗り心地の向上に貢献しています。
産業機械用軸受は、さらなる「長寿命」、「高負荷容量」及び「高速性」などが求められています。世界最高水準の新世代軸受「ULTAGEシリーズ」の商品化を拡大し、高い評価を得ています。同シリーズに「ULTAGE鉱山コンベヤ用薄型シール付自動調心ころ軸受」や「ULTAGE工作機主軸用小径高速アンギュラ玉軸受」を新たに加えました。
また、当社は転がり軸受に加え、樹脂材料、焼結材料からなるすべり軸受も開発・製造・販売しています。自動車用トランスミッション向けに、トルクを当社従来品比60%低減した「低トルクシールリング」の量産を開始し、日刊工業新聞社主催の「2016年“超”モノづくり部品大賞 環境関連部品賞」を受賞しました。
(2)新事業展開
「NTN100」では「エネルギー事業」、「EV事業」、「ロボット関連事業」、「サービス・ソリューション事業」を新たな事業領域と定めています。「エネルギー事業」では、風力と太陽光の2つの自然エネルギーを活用した静粛性の高いハイブリッド街路灯を昨年、販売開始しました。また、農業用水路などの流水エネルギーを高効率で電力へ変換できる小水力発電装置「NTNマイクロ水車」を販売開始します。「EV事業」では、自動車の電動化、さらに自動運転に向かって、ボールねじ、モータ、制御装置からなる「電動モータ・アクチュエータ」シリーズを開発しました。今後、適用部位を広げて事業化を推進します。また、省人化や協働型ロボットで普及が進む「ロボット関連事業」では、当社独自のパラレルリンク機構を有した角度制御装置をコア部材として、省スペースで超小型部品を高精度で組み立てるロボットを開発しています。

当社では、海外販売の拡大に対応するため、研究開発体制のグローバル化をさらに推進しています。日本での最先端技術研究を産学官の連携を活用しながら進め、海外研究開発拠点とのグローバルな新技術・新商品の開発網を構築するとともに、米州、欧州、アジア他の各地域において拡販に即応した技術サービス、認定評価、調査、分析等、顧客対応の加速化を図っています。
来年3月に迎える創業100周年を機に、基盤事業及び新たな事業領域のさらなる拡大、成長を目指して、NTNの次の100年を支える研究開発を進めてまいります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01601] S100ALMS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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